袁術祭り
まだ漢王朝で消耗してるの?




はじめての三国志

menu

はじめての変

龐統の意外な才能!人を育てて人物評価を得意としていた軍師

この記事の所要時間: 240




 

諸葛孔明と並び称されるほどの才能を持っていた龐統(ほうとう)

彼は益州攻略戦において劉備軍の軍師として活躍しておりましたが、

雒城(らくじょう)攻防戦の時に流矢に当たって亡くなってしまいます。

彼は軍略が得意なイメージを持っている方が多くいらっしゃると思いますが、

実は人を育てることに能力を発揮し、

人物評価をするのが得意であったことをご存知でしたか。

今回は意外な才能を持っていた龐統についてご紹介していきたいと思います。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:意外!龐統は不細工では無かった?蜀志龐統伝には明かされていない龐統の容貌




襄陽郡の役人になる

 

龐統は荊州(けいしゅう)の襄陽郡(じょうようぐん)出身の人物です。

彼は才能に秀でていたのですが、

顔がカッコよくなかっため用いられることがありませんでした。

しかし荊州の名士であった司馬徽(しばき)と会って朝から晩まで昨今の情勢や

色々な人物の評価など多岐に渡って語り合うことを

行ったことにより彼の運命が変化することになります。

司馬徽は兄として敬っていた龐徳公の元へ行き

「あなたの従子はとんでもなく優秀な人物ですな。」と言って褒めたそうです。

この言葉が襄陽中の名士達に広がっていくことになり、

襄陽郡の役人たちの元にもこの話が広まることになります。

そして司馬徽が龐統を褒めてから数日後、襄陽郡の役人に任命されることになります。

当時の名士達の力がどれほど強かったのか分かるエピソードですね。

 

部下を育てることに熱心な龐統

 

龐統は襄陽郡の役人になると部下を育てるために一生懸命努力します。

彼は部下を育てるためのコツとしてその人が持っている能力以上に褒めることで、

いいところを伸ばそうとします。

そんな龐統の人材育成法に不信感を持った同僚は彼に

「どうしてそんなに褒めるんだい」と尋ねます。

すると彼は「部下を褒めまくってやればその人の名誉を満たすことができる。

名誉を満たせばその人にやる気が起きて、

能力以上の力を発揮するかもしれないではないか。

もし例え、今私が10人抜擢して5人が脱落してしまったとしてもだよ、

仕事熱心な人物が5人も育てばそれでいいのではないのかな」と答えたそうです。

こうして龐統に抜擢された人物は彼に褒められてやる気を出したことで、

能力以上の力を示すことになるのです。




人物評価が得意な龐統

 

龐統は江陵を制圧した周瑜(しゅうゆ)が亡くなったと聞くと彼の葬式に参加し、

江東まで彼の遺骸を見送ったそうです。

その後彼は孫呉に仕えていた友人である陸績(りくせき)や全琮(ぜんそう)、

顧邵(こしょう)達から見送られることになりますが、

彼らと別れる前に少し語り合うことにしたそうです。

龐統は得意の人物評価を彼らに行います。

まず彼は陸績に「駑馬だけど早く歩くことのできる能力を持っているといえるでしょう」と述べ、

全琮には「あなたは施しを行い名声を得ることになりますが、

少し知略が足りないのが残念です。」と評価。

最後に顧邵へ「歩く速度はゆっくりですが、遠くまで荷物を運ぶことができるでしょう」と述べます。

彼らは龐統の言葉を胸に刻んで別れ際に彼へ

「天下が平和になったら皆で四海に散らばる人材を評価したりしたいですね」と

言って別れたそうです。

 

関連記事:許劭(きょしょう)とはどんな人?三国志時代のインフルエンサー

関連記事:蜀のブサメン軍師、龐統は魯粛のスパイだった?劉備と龐統、仮面主従の真実

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

龐統の軍略面以外の才能を今回はご紹介しました。

彼が行った人材育成法は、

現在の組織でも応用して使うことができるのではないのでしょうか。

怒られてばかりでは人間はやる気を削がれてしまう人が多いのではないのでしょうか。

そこで龐統のようにいっぱい部下を褒めてやる気を出させれば、

もしかしたら能力以上の力を発揮して、

仕事の能率アップを測ることができるかもしれませんね。

また彼が行った人材評価の点ですが、ちょっと分かりにくいのが残念です。

レンも他の資料等を見てみたのですが、どうしてもイマイチピンとしませんでした。

もし彼が行った顧邵と陸績の人材評価の意味がわかる方がいらっしゃれば、

教えていただければ幸いと思います。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志蜀書 今鷹真・井波律子著など

 

 

関連記事:的盧は名馬なの?凶馬なの?劉備と龐統(ホウ統)の死

関連記事:劉備入蜀の立役者、龐統の全戦歴

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 聶栄(じょうえい)の弟の名を歴史に残すための執念がスゴイ!千里の…
  2. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第23話「盗賊は二度仏を盗…
  3. 張嶷(ちょうぎょく)とはどんな人?異民族討伐のプロフェッショナル…
  4. 黄忠や厳顔のような老兵は実際に戦争では最前線に立っていたの?
  5. これぞジパングの国!武田信玄の金山採掘法と採掘された金の使いみち…
  6. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【8/15〜8/2…
  7. はじめてのプロ野球(三国志風)まだまだいるぞ!日本球界の若きホー…
  8. 世界不思議発見!三国志の時代の日本、西洋、インドの秘密を探る

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 卑弥呼は殺されたのか? 戦死か? 老衰か?自殺か?【卑弥呼殺害説】
  2. 【第2回 幻想少女】我が陣営のエース・関羽雲長を紹介します!
  3. 高漸離(こうぜんり)が始皇帝に復讐を行う、荊軻の親友の始皇帝暗殺計画
  4. 五分でわかる蜀の名将達の現代にまで残る名言・逸話【三国志逸話列伝】
  5. まるで蒟蒻問答?(こんにゃくもんどう) 孔明と張飛の知恵くらべ
  6. 【日中清廉潔白対決】北条泰時VS諸葛亮孔明

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【シミルボン】カルトの手法は変わらない太平道の信者獲得法 【シミルボン】趙雲の記述は盛られていた!イケメン趙雲を生み出した別伝 【神になった名将対決】劉備三兄弟の一人関羽VS救国の英雄・岳飛 Part.2 秦の丞相・李斯が秦を救った!逐客令を認めさせるな 述志の令をもとに曹操の若かりし頃の夢を考察してみる 河了貂や媧燐もハマった?キングダムの時代の占いはテキトーで過激だった! 【陳祇】蜀滅亡の原因は黄皓だけのせいではなかった? 中国三代悪女・西太后(せいたいこう)は実は優秀で素敵な女性だった?

おすすめ記事

  1. 卑弥呼は魏に何を献上したの?また魏国からの下賜品の差の謎に迫る
  2. 27話:良い事が無かった曹操に勝機が訪れる!青州兵誕生秘話
  3. まだまだいた三国志の名外交官たち5選
  4. よくわかる!周の成立から滅亡をざっくり分かりやすく紐解く
  5. キングダム 527話 ネタバレ予想:話槍と鉄槌
  6. 【経営者・人事必見!】諸葛亮孔明から学ぶ7つの人材登用ポイント!
  7. 関羽、曹操に取りあいをされた人妻 杜夫人
  8. その裏切りはちょっと!!三国志の裏切りベスト10

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP