ログイン | 無料ユーザー登録


法正特集
三国志の死因


はじめての三国志

menu

はじめての変

孫権が帝を称した時なぜ蜀で孫呉との同盟破棄の言論が巻き起こったの?

呉魏に臣従したり抜けたりを繰り返す孫権


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

 

孔明は第一次北伐戦である街亭の戦い(がいていのたたかい)で敗北。

彼は自らの作戦能力に不備があったと責任を感じて爵位を降格させました。

その後、魏の武都(ぶと)・陰平(いんぺい)の両都市を制圧することに成功した功績によって、

再び丞相のくらいに返り咲くことになります。

しかしこの時呉の孫権が突然帝の位を称することになります。

 

 

蜀の群臣達は呉の孫権が帝の位を称したことに激怒し同盟を破棄せよとの言論が、

盛んに行われておりました。

なぜ蜀で孫呉との同盟破棄の言論が盛んに行われることになったのでしょうか。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:関羽のワガママ死は孫権の無節操が原因だった?


孫権が帝になる

 

蜀の諸葛孔明丞相の位に返り咲いた時、呉の孫権はある重大な決断を行います。

それは帝の位を称したことです。

孫権はなぜ皇帝の位に就任することになったのでしょうか。

彼は以前蜀・呉同盟が復活した時、帝になればいいじゃないですかと

配下達から推挙されたことがありましたが「まだ早いから無理」と言って断っております。

この時断った原因は蜀との同盟が安定していなかったからです。

今回皇帝になった最大の理由は蜀との同盟が安定していると判断したことが

最大のきっかけです。

彼は自らも帝号を称して王朝を開くことによって魏・蜀と張り合うことのできる国であることを

国内外へ証明するために帝の位を名乗ることにしたと考えられるでしょう。

しかし蜀では孫権が皇帝となったことに群臣達が激怒してしまいます。


孫権が帝になることに蜀の群臣達は激怒して・・・・

 

孫権が帝の位に就任したことを知ると蜀の群臣達は激怒します。

その原因は一体なぜなのでしょうか。

蜀の群臣達が激怒した理由は蜀の王朝が後漢王朝の継承者であることに関係があります。

蜀は劉備が建国した国ですが、彼は中山靖王(ちゅうざんせいおう)である

劉勝(りゅうしょう)の末裔であるとされております。

そのため後漢王朝の最後の皇帝である劉協(りゅうきょう)が、

曹丕に殺害されて皇帝の位を剥奪されたと知ると(蜀でばらまかれた噂であり、

本当は曹丕が劉協から皇帝の位を譲られた)劉備

漢王朝を継承して皇帝の位を称することになります。

魏は後漢王朝から皇帝の位を奪ったため討伐対象としているのですが、

呉が皇帝の位を称したとなれば呉も敵であり魏と同様に討伐するべきであると群臣達が、

考えたため孫呉との同盟を破棄して攻撃を仕掛けるべしと唱え始めます。


孔明の対応

 

孔明は孫権が皇帝の位を称したことを聞くと共に蜀の群臣達が呉と同盟を破棄して

戦うべしと息巻いていることを知ります。

彼は会議の席で群臣と劉禅(りゅうぜん)

「孫呉は従来から反逆する心を持っていたのにも関わらず我が国が長年同盟を結んでいるのは、

孫呉と同盟することによって受ける利益が多大だからです。

孫呉と同盟をすることによって我が国が受ける利益を考えてみてください。

まず孫呉と連動して魏へ攻撃を仕掛けることができます。

また孫呉と同盟していることによって孫呉からの攻撃を受けることなく、

魏討伐に専念することができます。

いま孫呉と同盟を破棄してしまえば孫呉と魏両方を相手にしなくてはならなくなり、

蜀の国力では両方を相手にすることは不可能で、

両国から攻撃を受けることになれば蜀の国の存続すら危うくなるでしょう。

これらの利益と不利益を考えればどちらが得策であるのかすぐにわかると思います。」と

説得します。

この説得を受けた群臣達は渋々納得することになり、

孫呉へ祝いの使者を派遣することになるのです。

 

関連記事:【三国志の矛盾】二帝並尊をなぜ諸葛亮孔明は認めたの?

関連記事:幻の必殺陣形・八卦の陣とは?三国志演義と諸葛亮孔明の八陣図


三国志ライター黒田レンの独り言

 

さすがスーパー丞相諸葛孔明です。

彼の説得のおかげで、孫呉と魏両国と敵対することにならずに済みます。

もし群臣達の言論に合わせて孫呉との同盟を破棄すれば、

蜀の国はかなり危険な状態になったのは間違えありません。

孫権は蜀が孫呉との同盟を破棄することは絶対にないと考えたからこそ、

皇帝の位に就任したのであり、、

彼の状況判断力は並大抵のものではないことが証明されたのではないのでしょうか。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志蜀書 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:曹操の誕生日に孫権から贈られてきたとっても嬉しくない贈り物って何?

関連記事:孫権は名君?それとも暴君だったの?5分で分かる君主の評価

 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 周瑜の魅力 周瑜が長生きしていたら三国志はどうなったの?二国志になっていた可…
  2. 現実主義曹操 根拠のない夢を信じないリアリスト曹操
  3. 劉備にアドバイスをする法正 【意外な事実】劉備は孔明よりも法正を用いてた
  4. 1800年前の古代中国に鉄軌道跡を発見、燃料不足解消か?長安から…
  5. これであなたも角栄になれる!?大物になる6の心得
  6. 簒奪する王莽 王莽(おうもう)ってどんな人?中国史で最初に帝位を譲りうけた人物…
  7. 関帝廟 関羽 横浜関帝廟のご利益のでる参拝の仕方とは?パワースポットにも最適?…
  8. 石川克世 石川克世って、何者?

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 魏の旗をバックに戦争をする郭淮は魏の将軍
  2. はじめての三国志編集長 kawauso
  3. 董卓
  4. 張コウ 張郃
  5. HMR隊長 石川克世
  6. 孔明
  7. 真田丸 武田信玄
  8. 王翦
  9. 親バカな諸葛孔明

おすすめ記事

  1. 試験に出ます!九品官人法(きゅうひんかんじんほう)の理想と弊害 郭嘉を推薦する荀彧
  2. 孔融梨を譲る!いちばん小さな梨を取った孔融の兄弟愛 孔融
  3. 馬超の特徵ある兜は本当に存在するの?徹底調査 馬超の兜にフォーカス
  4. 岡田以蔵とはどんな人?人斬り以蔵から刀まで分かりやすく解説 岡田以蔵(人斬り以蔵)
  5. 【大三国志 攻略3】滅亡も覚悟の8・8青州外交 どうなる同盟・天下乱舞の運命!
  6. 【お知らせ】サイト内検索(検索フォーム)を導入しました

三國志雑学

  1. 魏の旗をバックに戦争をする郭淮は魏の将軍
  2. 徐晃
  3. 疫病が流行った村
  4. 英雄たちの宴(三国志)
  5. 于吉と張角


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “忘年会企画" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム" “はじめての三国志コメント機能" “読者の声"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. キングダム
  2. 魏延と孔明
  3. 郭嘉を推薦する荀彧

おすすめ記事

徐璆 徐璆(じょきゅう)とはどんな人?曹操より丞相を譲ろうとされた男 三国志の時代の防犯はどんな方法があったの?三国志時代の犯罪防止法! 袁紹と曹操 袁紹の攻略方法は!?曹操が使った袁紹の攻略方法を紹介 魏の移民政策のプロ、田豫(でんよ) 田豫(でんよ)とはどんな人?魏の国境付近の平和を勝ち取っていた異民族政策のプロ これはひどい・・関羽は深刻な方向音痴だった?迷走する関羽の千里行 曹操 三国志の時代の鎧は防弾チョッキ感覚だった?周、殷、キングダムまで鎧を徹底紹介! 周瑜 周瑜の戦歴がスゴイ!周瑜の戦歴を考察 キングダム54巻amazon キングダム601話ネタバレ予想「龐煖は完全ポンコツ化?それとも」

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志

ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
架空戦記
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP