朱海会戦は、いまのところ、6:4で王翦(おうせん)率いる秦軍が有利な感じです。
しかし、心配性なkawausoはどうも胸騒ぎがしてなりません。
それは、李牧(りぼく)が口にした謎ワード遼陽城に巣くうモノの正体が不明な事。
この連中が姿を現し一転して秦軍を窮地に陥れるような気がしてならないのです。
そこで、今回のはじ三では、遼陽城に巣くうモノの正体を予想してみます。
前回記事:【キングダム528話】趙峩龍(ちょう・がりゅう)って本当に強いの?
この記事の目次
キングダム529話 予想1 獰猛な騎馬民族
趙という国は、林胡(りんこ)や匈奴(きょうど)、かつては領内にいた
中山国の白狄(はくてき)に悩まされていました。
この中山国の騎馬兵に対抗する策として、武霊王が胡服騎射を採用したのは有名です。
趙の国境には雁門関もありますし、もしかして遼陽城には趙と何らかの取引をして
領内に住む事を許された獰猛な騎馬民族が潜んでいるのではないでしょうか?
そして、彼等が、自分のテリトリーを荒らす秦軍に対して、激しい敵対心を持ち
趙のサイドに立って参戦するとなれば、朱海平原の形勢は一気に逆転して
しまうのではないでしょうか?
キングダム529話 予想2 恵文王に滅ぼされた公子章の一族
現在のオフ王を遡る事2代前の王は恵文(けいぶん)王と言い彼の父が武霊王でした。
元々、武霊王には公子章(しょう)という後継者がいたのですが、
夢の中に出現した美女にそっくりな孟姚(もうちょう)という女性に産ませた
公子成(せい:後の恵文王)に愛情が移ってしまい、嫡子の公子章を廃嫡しました。
しかし、晩年になると、武霊王は公子章に憐れみの気持ちを持ってしまい、
これを北の重要拠点、代の支配者にしようとします。
ですが、これは、最悪、趙を分裂させかねない暴挙、恵文王の側近達は、
独断で兵を起こして公子章の軍勢を撃ち破ります。
ところが、ここでアクシデントが起きます、逃げのびた公子章は、
隠居して主父(しゅほ)と名乗っていた武霊王に助けを求めたのです。
なりゆき上、主父の宮殿を包囲する形になった恵文王の軍勢は戦慄します。
「もし、ここで包囲を解けば、君主の宮殿を囲んだ罪で主父に処罰されるだろう
こうなれば、主父もろともに死んでもらう他はない」
負傷していた公子章は間も無く死去しましたが、それでも恵文王の軍勢は、
宮殿の包囲を解かず、宮殿から出てくるものは斬り捨てると厳命しました。
こうして武霊王は90日近く包囲され、食糧を得られず餓死しました。
このような凄惨な事があった趙ですから、公子章の生き残りを密かに生かし
遼陽城で代々、細々と命脈を保たせていた可能性もあります。
あるいは彼等は勇猛だった公子章の血を引き継ぎ、胡服騎射をマスターした
精強な武人集団になっているのかも・・
―熱き『キングダム』の原点がココに―
キングダム529話 予想3 人外のクリーチャーが大量に
予想の3は、思い切り大胆に、遼陽城には、遥かな昔に周の武王が封印した
人外のクリ―チャーがいるというのはどうでしょう。
彼等は、体は小さいのですが、手足が非常に発達していて長く頑強で
夜行性なので昼間は動く事が出来ませんが、日没と同時に遼陽城を這い出し、
食糧になる人間に襲い掛かるのです。
この連中が、日没と同時に趙と秦の陣営を無差別に襲いだし、
両国は戦争どころではなくなり、ここに王翦と李牧は一時休戦して、
人類を滅ぼしかねない凶悪なクリ―チャーの撃滅を目指し手を組む・・
なんて考えましたが、これはキングダムスピンオフか、
違う漫画でやらないとダメですね。
キングダムウォッチャーkawausoの独り言
予想3は、冗談ですが、考えられる遼陽城に巣くうモノは、1か2でしょう。
1は誰でも予想がつくので、もし2だったら、大あたりですね。
もっとも、結果が出るのは、この調子だと少し先になりそうなので、
後は、キングダム本編で答え合わせという事になりますね。
関連記事:【キングダム】李牧が言った「桓騎の弱点」って何なの?
—熱き『キングダム』の原点がココに—