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キングダム 本ネタバレ 537話 お待たせ!「大将軍の景色」

2017年11月8日


 

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大人気春秋戦国時代漫画、キングダム、先週お休みで2週間ぶりの最新作です。

前回、岳嬰(がくえい)軍と趙峩龍(ちょうがりゅう)軍に挟撃され、

絶体絶命の玉鳳隊、そして、どうやら大将軍として覚醒したらしい王賁(おうほん)

一体、今回はどんな話なのでしょうか?

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

前回記事:キングダム 本ネタバレ536話「大将軍の景色」

関連記事:【キングダム】秦の六大将軍は史実でも存在するの?

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム537話 王賁、蒙恬との妄想タイム

 

呆然と戦場の一点見つめている王賁に、

回想シーンの蒙恬(もうてん)が話しかける

 

蒙恬「大将軍の見てる景色ってやつがだよ」

 

 

関常(かんじょう)「ま、巻き返す?何を言ってる、ちゃんと周りをみろ!

とにかく、あんただけは脱出するんだ、俺達で、何とかあんただけは」

 

どさくさに全身傷だらけの番陽(はんよう)が駆け付けてきます。

 

番陽「賁様 ご、ご無事でしたか!」

 

関常「番陽隊長、大丈夫かその傷」

 

番陽「だ、大丈夫だ、それより、今すぐこの場から

脱出せねば、ん?賁様はどうなされたのだ関常」

 

関常「わからん、さっきから、戦いもせずにこんな感じだ」

 

番陽「何っ!?」

 

―――ここで、王賁の回想全開――――

 

王賁「なんだ それは?妄想の話しに興味はないぞ」

 

蒙恬「妄想話じゃないよ王賁・・」

 

――だから、大将軍の見ている景色ってのはーー

 

我に返る王賁、関常に命令を出します。

 

王賁「今すぐ隊をわける! 機を逸するぞ、

いいから、さっさと番陽を呼べ関常!」

 

番陽「・・・賁様、私はすでに、ここに・・」

 

キングダム 537話 二者択一

 

その頃、趙峩龍の陣営

 

趙兵A「玉鳳に動きが、右奥へっ!

我らと岳嬰軍のいない方向へ脱出を始めました」

 

趙兵B「フッ、こちらの想定していた二択のうちの一択だ

逆に我らに向かってきて突破し、

後ろから来ている亜光軍の援軍に逃げ込むという

“剛”の選択はしなかったか」

 

趙兵A「フッ そこまで玉鳳 王賁もバカではあるまい」

 

趙兵B「どちらにしても奴らに生き残る術はない

逃げたら逃げたで」

 

――徐肖(じょしょう)・徐林(じょりん)の長槍が背を貫く――

 

番陽兵A「副長、新手の隊がものすごい勢いでつめて来ます」

 

番陽兵B「なっ、なんだ先頭のあの二騎は・・」

 

番陽「ええい、振り返る暇があったら、一歩でも遠くへ走れ

何が何でも脱出だ」

 

玉鳳隊「ハハッ」

 

キングダム ネタバレ 537話 王賁、もう一つの道

 

再び、趙峩龍軍の本陣、、

趙峩龍が玉鳳隊の動きに不審を察知します。

 

趙峩龍「・・・・・ 王賁があの中にいるのか確認させよ」

 

趙兵「ハッ」

 

王賁「行くぞっ!」

 

※関常を率いて、趙峩龍部隊を突破する王賁

 

趙兵A「急報、王賁は左です

左で少数を率いているのが王賁です!」

 

趙兵B「ぬう?何だァ・・奴ら」

 

どうやら、王賁と関常の部隊は、番陽と分離して、

玉鳳の本隊が逃げているのとは眞逆の趙峩龍軍と

岳嬰軍の境目を抜いて左へ逃げようとしているようです。

しかし、もちろん、それは、両軍の只中に飛び込み、

兵力をすりつぶされる苦肉の策でした。

 

 

関常「幾らなんでもこっちが少なすぎだ

こ、これじゃあ」

 

王賁「速さ重視だ!とにかく一騎でも多く走りぬけろ」

 

関常「もう、とっくに数十騎やられてる」

 

趙兵A「王賁の小隊は千騎もいないぞ」

 

趙兵B「何をやっている」

 

趙兵C「まさか自分を囮にして本隊を救うとでも?」

 

趙峩龍「・・・・・」

 

趙兵「いや、奴らの狙いはあくまで王賁の脱出だ

包囲を抜け切ったら左へ大きく回り亜光の援軍に逃げ込む気だ

左へ回られぬよう壁を作る、急げ、数が少ない分、抜ければ脚は速いぞ」

 

趙兵「ハハッ」

 

玉鳳隊「抜けたっ 抜けたぞォ」

 

玉鳳隊、ついに、趙峩龍と岳嬰軍の隙間を突破しました。

 

キングダム ネタバレ537話 王賁の真の狙い!!

 

趙兵A「速い、奴らもう抜け出たぞ」

 

趙兵B「壁が間にあいませぬ趙峩龍様」

 

趙峩龍「問題ない・・・・

左へ旋回してきたところで横から刺す

たかが六百前後だ、三突きで皆殺しだ」

 

趙峩龍軍「オオオ」

 

しかし、突き進む趙峩龍本隊を無視し、

玉鳳隊は、ひたすら直進していきます。

 

趙兵A「なっ、何ィ!?

やつら旋回しない」

 

趙兵B「そのまま直進していくぞ」

 

側近「将軍これは・・」

 

趙峩龍(馬鹿な・・血迷ったか、王賁

そっちに行っても味方は一人もいない

趙軍の陣営内で孤立無援となって

からめ取られるだけだ)

 

関常「若、岳嬰軍の騎兵がしつこく追ってきます」

 

王賁「構うな、脚で引き離す」

 

関常「くそ、奥にいた趙兵のやつらが集まってきやがった」

 

松琢(しょうたく)「当然っスよ、ここは敵陣のど真ん中」

 

玉鳳隊兵「あっ矢がくるぞ」

 

王賁「左だ、左旋回だっ」

 

王賁と六百騎は、左旋回していないので、

いまだに岳嬰軍のテリトリーで、横隊を守る趙兵に

散々に攻撃を受けています。

 

玉鳳隊A「らっ、落馬するなよ」

 

玉鳳隊B「ここで落ちたら終わりだっ」

 

玉鳳隊C「くそォ、俺の馬、脚をやられて

さっきからガクガク震えてる」

 

玉鳳隊「騎馬隊だ、前から騎馬隊が来たぞ」

 

宮康(きゅうこう)「くっ、くそおっ」

 

松琢「敵陣を突きぬけて安全地帯へって、

感じだったんだろうけど」

 

「完全に裏目に出てしまったな」

 

宮康「も、もう、本当に逃げ場が無い」

 

王賁「逃げ場など必要ない

俺達は攻めに行っているのだ」

 

玉鳳隊「また矢だっ 次は当たるぞ」

 

関常(攻めに行ってる)

 

関常「若、一体、我々は

どこに向かっているのですか!?」

   

キングダム537話 王賁の狙いは馬南慈の横陣の左端

 

王賁「横陣の弱点だ!」

 

「敵騎兵だ 左へかわすぞ」

 

ここで、キングダムお得意のナレーションが入ります。

 

戦いの基本は横陣である、

互いに横陣を敷くために戦いは横陣同士の

正面のぶつかりあいとなる

ここで、警戒しなくてはいけないのは背面である

 

横陣は、背を取られると、その背が前後から

挟撃されるので予備隊を置いてこれを守る

 

そして、もう一つの弱点が端である。

端に隊をつけられると、そこから挟撃となり

次々と粉砕されてしまう。

 

今、王賁隊に群がっているのは、この端を守る予備隊である。

王賁はそれを懸命にかわし全力で走り続けた。

 

ある点を目指していたからだ。

 

遠目にその姿を見て王賁の狙いに気付いた

趙峩龍は、驚嘆せずにはおれなかった

 

そう、王賁が目指したのは

 

最初にいた場所から、対角線上にある

馬南慈軍横陣の弱点、左端だったのである。

 

 

キングダム537話 趙峩龍も驚愕、王賁の覚醒!

 

趙兵A「バカな、あんな場所を狙って走っていたなどと」

 

趙兵B「ちょっと待て、確かにあそこは、横陣の弱点だが

王賁が率いたのは、五六百騎、いくら弱点とはいえ、

そんな数では攻略できるものか」

 

趙峩龍「いや、王賁は自分達だけで討つ気はない」

 

「えっ!」

 

――秦将亜光が優秀ならば、王賁の動きに呼応する――

 

趙峩龍の予測通り、亜光は王賁の動きを見抜いて、

自軍を王賁の援軍に派遣します。

 

亜光「左にいる各隊、持ち場を離れ、

若と共に挟撃し、馬南慈軍を左から食いつぶせ

馬南慈本隊は、俺がここで足止めする、行けェ」

 

亜光兵「ハハッ」

 

亜光「若め、練っていた、対馬南慈軍の戦略が、

すべて消し飛んだぞ」

 

――だが―――

 

王賁「亜光が応えた!行くぞっ!」

 

玉鳳隊「オオオ」

 

亜光「上手く行けば、この二日目で馬南慈軍を

復活できぬ程、叩けるやもしれぬ」

 

趙峩龍「信じられぬ、、岳嬰と共に、私に挟撃包囲され

絶体絶命の最中に、この絵図を描いたとでもいうのか

王賁、貴様は一体・・・」

 

さきほどまで、余裕があった趙峩龍が感嘆しています。

これが覚醒した王賁の、大将軍のマインドという事

なのでしょうか?

 

――――再び蒙恬の回想―――

 

蒙恬「王賁 六将とかの類の大将軍ってのは、

どんな戦局、どんな戦況であっても常に」

 

王賁「フッ」

 

蒙恬「主人公である自分が絶対に戦の中心にいて

全部をぶん回すっていう自分勝手な景色を

見ていたんだと思うよ」

 

煽り!!

 

王賁、蒙恬に続き覚醒!亜光と共同で、

趙軍左翼の一角、馬南慈を討ち取る?

以下、キングダム538話に続くッ!

 

キングダム(春秋戦国時代)ウォッチャーkawausoの独り言

 

最近、李牧ワープで散々に言われた原先生、それなら、これでどーだ?と

本格的に、フォーメーションを入れて漫画を描いてくれました。

横陣は、背中と端が弱いという事で、王賁は危険を冒しても、

岳嬰と趙峩龍の挟撃を切り抜け、馬南慈横陣の左端を削り始めますが、

果たして、首尾よくゆくのでしょうか・・

 

次回記事:【ネタバレ注意】キングダム538話レビュー「まさか、あのお馴染みキャラが死ぬの?」

 

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