【キングダム551話】「兵糧の底」ネタバレ&レビュー

2018年3月15日


 

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大人気春秋戦国時代(しゅんじゅうせんごくじだい)漫画キングダム、前回は、何とか堯雲(ぎょううん)の攻撃を退けた

(しん)羌瘣(きょうかい)と飛信隊の活躍が目立った回でしたが、そのラストで秦軍の兵糧が後10日

逆に(ぎょう)の兵糧が20日分ある事が判明し、趙の本軍が勝鬨(かちどき)をあげるシーンで終りでした。

いくら戦勝を重ねても、鄴が落ちない限り兵糧切れで秦軍は全滅という厳しい事態

さて、ここからどうなるのでしょうか?

さっそくネタバレ&レビューしていきましょう。

 

※この記事はキングダム551話のネタバレ記事です。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

前回記事:【キングダム550話】「期限の知らせ」ネタバレ&レビュー

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム551話ネタバレ&レビュー 満身創痍の伝令

 

連日の鄴攻略戦のシュミレーションで咸陽の王宮では、

秦王政(しんおうせい)昌文君(しょうぶんくん)昌平君(しょうへいくん)も、文官の一同も疲れ果てて眠っていました。

そこに、勢い良く扉を開いて、満身創痍(まんしんそうい)の伝令が飛び込んできます。

咸陽の全員が心待ちにしていた鄴攻略の続報を知らせる伝令です。

 

「遅すぎるぞ!一体何があったというのだ」

 

待たされ過ぎて腹立ちまぎれに文官が伝令を叱りつけます。

 

伝令「申し訳ありません、趙王都圏の出入り口、列尾(れつび)が封鎖され、

山岳を抜けなければならないのですが、そこにも多くの趙兵が・・」

 

李斯(りし)「そんな事はどうでもいい、早く戦況を聞かせよ」

 

皆んな疲れている感じですが、李斯は黒髪もつややかな感じです。

彼だけはちゃんと睡眠を取っているのでしょう。

 

伝令「どこまで情報が届いているのでしょうか?」

 

昌平君「王翦が兵糧戦に持ち込み、そこから軍を三分した所までだ」

 

ここから、伝令がポツポツとその後の戦況を語り始めます。

 



キングダム551話ネタバレ&レビュー 王線の大博打

 

伝令は、その後の戦況を語ります。

 

「連合軍は分裂し、桓騎(かんき)将軍は鄴を包囲、楊端和(ようたんわ)(へき)軍は橑陽(りょうよう)にて交戦

そして王翦(おうせん)軍は朱海平原において李牧と戦っています」

 

ここで、いつものように秦の役立たずの文官がワアワア騒ぎ始めます。

李斯は静まれと一喝して、文官を黙らせました。

 

昌平君「王翦軍の陣営から来たのか?」

 

伝令「朱海平原の開戦から3日目までは王翦軍の中央にいました。

ですので、そこまでしか戦況は分からないのですが、、

数で劣る我が軍ですが、左右両翼の活躍により中央軍はお互いに動かず

李牧軍に対して互角に渡り合っています」

 

どよめく秦の宮廷、さらに伝令の説明は続きます。

 

「中でも初日左翼の危機を救った楽華隊(がっかたい)、そして右では玉鳳隊(ぎょくほうたい)

3日目には敵の強軍一万とぶつかった飛信隊の奮闘が大きな戦果でした」

 

肆氏(しし)「互角という戦況は本当に喜ばしいのか?」

 

昌平君「ここからでは分からない・・どちらの兵糧が先に尽きるか

わからないのでな・・」

 

それを聞き咎めて、李斯が割って入りました。

 

李斯「どちらの兵糧が先に尽きるか分からぬ、、

そんな大博打にあの王翦が出たのか?」

 

李斯の疑問は的確なもので、昌平君も同じ事を考えていました。

 

(そう、そこだ、鄴包囲の一報を聞いた時、それが引っ掛かった

王翦が、それだけの博打に出る男だったかと・・)

 

昌平君「ここでは何とも言えぬ、、唯一分かるのは、

自軍の兵糧が何日持つかだけだ」

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代  

 

キングダム551話ネタバレ&レビュー 兵糧の底

 

ここで兵糧について、伝令が発言します。

 

「私は3日目まで戦場にいましたから、その時点で兵糧が10日分で

あった事を記憶しています」

 

昌文君「・・ここにたどりつくまで何日を要した?」

 

伝令「5日・・ですから、今、秦軍の兵糧は5日分を残すのみです」

 

この報告を聞き、再び文官達が騒ぎ始めます。

もうだめだ、撤退しかない!しかし、敵の追撃もあるし、

王都圏から脱出できる列尾も閉じられている中でどうやって、、

大方、そういう事なのでしょう。

 

しかし、ここで、秦王政がビシッと言います。

 

「今更うろたえるな!これまでで最も難しい戦いだと分かって仕掛けたのだ

故にあらゆる苦境を跳ね返す人選も準備もしっかりし送り出した。

あとは戦場にいる者達を信じるだけだ!」

 

この政の一言で、騒いでいた文官も再び静まります。

 

キングダム551話ネタバレ&レビュー ダメ押しの一言

 

 

ここで、伝令がもう一つ報告があると言います。

 

「途中で絶命した壁軍からの伝令から託された情報ですが、

壁軍の兵糧が焼かれ、楊端和と壁軍の兵糧は

さらに数日早く尽きてしまうようです」

 

あーあ、、折角、少し持ち直したのに、ここで最悪の一言が、

伝令さんも、もう少し伝え方があると思うよね。

 

流石に、この情報は秦の宮廷に大きな戦慄を与えました。

政も昌平君も苦い顔をするしかなかったのです。

   

キングダム551話ネタバレ&レビュー 楊端和軍の総攻撃

 

場面は橑陽に移動します、戦いから8日目です。

兵糧不足を見越した犬戎族は変わらず、消極的な戦術を繰り返し、

山の民も、それを突き崩す決定打を得れずにいました。

 

壁は、兵糧を焼かれたショックから立ち直っていません。

憔悴(しょうすい)しきった青い顔をして、すでに戦況を報告する部下の言葉も、

右の耳から左の耳へと突き抜けている状態です。

 

そこに8日目の夜、メラ族から壁軍に食糧が配られます。

 

壁「本当に有難い、そちらの半分の量だとはいえ、

分けてもらえて感謝の言葉もない」

 

それに対してメラ族の女戦士はブチ切れてしまいます。

 

「ハァン?何が半分だ!逆にこっちはお前らの半分しか食ってねえよ

戦いの後に野山に入って狩りをして餓えをしのいでいるんだよボケが!」

 

そして、ストレートに壁に膝蹴りをかましてボコるのですが、

ここで、聞いた事もない大声があがります。

それは山の民同士が少ない食糧を巡って争っている声でした。

軍の崩壊は、カウントダウン状態に入っていたのです。

 

その様子をフィゴ王と楊端和が眺めていました。

 

フィゴ「どうする死王、このままでは3日でこの軍は崩壊するぞ」

 

楊端和「分かっている、どうせ、後3日と持たぬしな」

 

フィゴ王「何っ!」

 

楊端和「バジオウ、全族長を今すぐ幕舎に集めよ

生きるか死ぬか、勝負をかける作戦を伝える」

 

追い詰められた楊端和と相変わらず空気が読めない役立たず壁

運命を掛けた作戦とは何か?そして朱海平原の戦いはどうなるのか?

以下、552話に続く!!

 

キングダム552話予想ネタバレ

 

いよいよリミットが迫ってきた王翦ですが、全く動く様子がありません。

しかし、昌平君や李斯が評したように王翦は負ける戦いはしない男です。

すでに手は打ったという事でしょう。

 

考えられるのは、鄴に大量の避難民がなだれ込んだ時に、

その中に秦兵が大量に紛れ込んでいるという事です。

このまま、10日が経過すれば、鄴は開城して退却しようとする秦軍を

攻撃しようとする筈ですから、守備軍が出払った所で城内の秦兵が

武装蜂起して城を閉じてしまえば、帰る場所を失った鄴の兵は、

壊滅するしかなくなります。

 

問題は鄴を陥落させる事と食料なのですから、城に紛れ込んだ秦兵が、

鄴の制圧を成功させれば、その時点で秦軍は逆転勝利です。

もしかすると鄴に紛れ込んだのは、ゲリラ戦に特化した桓騎の兵かも知れず

見えないなりに、城外の桓騎と連絡を取り合っているのかも・・

 

もう一方の橑陽の楊端和の秘策ですが、数でも兵糧でも劣る以上は、

火攻めしかないと思います。

橑陽の地形は完全な袋小路であり、しかも犬戎は袋小路の奥にいます。

うまくいけば、火炎は燃え広がり犬戎は焼き払われるでしょう。

 

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

いよいよ佳境に入ってきたキングダム鄴攻略編、気になるのは終わり方です。

まさか、李牧ワープ作戦のような「アレ?」と思うようなやり方はしないと

思いますが、王翦は最強の知将という扱いだけに、いかに李牧を凌駕(りょうが)し、かつ、

あっと言わせるような勝ち方を考えないといけないので、原先生も苦しいでしょう。

キングダム552話が気になりますね。

次回記事:【キングダム552話】「身を切る作戦」ネタバレ&レビュー

 

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