キングダムネタバレ予想 バジオウが戦死する6つの理由

2018年8月26日


 

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キングダム壁

 

いよいよ佳境に入った橑陽(りょうよう)の戦い、猿手族(さるてぞく)が主力が抜けてもぬけの殻になった

橑陽城(りょうようじょう)を攻め、生き残りの山の民が着々と集結しつつある中で気になるのは、

ついに犬戎族に捕えられた楊端和(ようたんわ)と、それを取り返そうとするバジオウです。

 

史実的に今死ぬ運命にはない楊端和ですが、オリキャラのバジオウは、

いつ戦死してもおかしくないシュチュエーションになりました。

そこで、今回はバジオウが戦死する6つの理由を紹介します。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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バジオウが戦死する理由1 孤児=恩返しで死ぬという王道

バジオウが戦死する理由1 孤児=恩返しで死ぬという王道

 

キングダムでは、元孤児であり、誰かに恩義を受けたキャラクターは、

死亡フラグが立つ確率が高いようです。

例えば、キングダムの初期に登場した紫夏(しか)は元戦争孤児でしたが、

商人の紫啓(しけい)に拾われて養子として育てられました。

そして、同様に敵地に置き去りにされた秦王政(しんおうせい)を命がけで救う事で、

養父から受けた恩義を返そうとしました。

 

また、秦の千人将を次々と葬った廉頗四天王の輪虎(りんこ)も、

元は戦争孤児であった所を廉頗(れんぱ)に拾われて育ち、

廉頗の為には死をも厭わない忠誠心を発揮します。

彼もまた、同様に戦争孤児であった主人公の信に敗れ戦死します。

 

そして、バジオウも戦争で壊滅したバジ族の生き残りで

獣同然に独りで生きていた所を楊端和に敗れ家族として迎えられました。

楊端和への思いは恋愛感情というより一方的に相手に尽くす無償の愛で

その為にはいつ死んでも悔いはないというキャラです。

これは、紫夏や輪虎と同じパターンなので死ぬ可能性が大でしょう。

 

バジオウが戦死する理由2 回想シーンは死亡フラグの定番

バジオウが戦死する理由2 回想シーンは死亡フラグの定番

 

多くの漫画に共通するパターンとして、回想シーンが出てくると危ないです。

この回想シーンとは、読者にキャラクターへの思い入れを再確認させる手法で

ああ、いいキャラクターだったなという余韻(よいん)を誘う手法です。

全てに当てはまるわけではありませんが、逆に回想シーンが入り、

特に何事もなく生き残ると、さっきのは何よ?になりませんか

 

敢えてフェイントで、それをやるのもありですが、

それをやると本当に必要な時に効果が(うす)れてしまうものです。

 

優れた描き手は意味のないシーンなど挿入(そうにゅう)しないものですから、

バジオウの幼少期、楊端和との回想シーンを登場させたのは、

恩義のある楊端和の為に死ぬというバジオウの無償の愛を

印象的にするテクニックだと言えるでしょう。

逆にこれで何事もなくバジオウが生き残ると、

今後、バジオウを殺す時に回想シーンを使う事が出来なくなります。

 

楚漢戦争

 

バジオウが戦死する理由3 人気キャラを殺すカタルシス

バジオウが戦死する理由3 人気キャラを殺すカタルシス

 

最近の漫画手法の流行ですが鋼鉄(はがね)錬金術師(れんきんじゅつし)に代表される

読者の人気が高いキャラクターを()えて殺してしまう事で、

逆に印象深いキャラクターにしてしまう手法があります。

 

ベタな手法としては、王騎(おうき)将軍が龐煖(ほうけん)の手に倒れるという回があり

弓矢を使って気を逸らした上での一撃という卑怯さも相まって

李牧(りぼく)や龐煖への読者の憎しみを掻き立てると同時に、

王騎のキャラクター人気を不動のモノとしました。

 

キングダムは戦乱の時代の物語なので、

なんで?どうして?というファンの声についても、

サモハン・キンポーばりに

 

「だって、それが乱世だからさ!」で済みます。

 

読者はその展開の理不尽さを怒りますが同時に、

「それが乱世というものなのか、政や信はその理不尽を無くす為に

中華統一を果たす気なんだな、どんな犠牲を払おうとも・・」

と悲劇の中にカタルシスを感じるわけです。

 

バジオウが戦死する理由4 漫画にブースト効果をもたらす

バジオウが戦死する理由4 漫画にブースト効果をもたらす

 

また、キングダムでは、王騎以来、主要キャラが死んでいないので、

そろそろバジオウのような人気キャラを殺してしまう事で

乱世の厳しさを読者に再認識してもらうと同時に、

ご都合主義でメインキャラだけ生き残るというマンネリ化を打破し

誰が死ぬか分からないという緊張感を読者に与えられます。

 

これは、非常に長引いている(ぎょう)攻略編に

読者が中だるみを感じている現状では、大ショックを与えて

話をピシっと締める効果をもたらします。

 

バジオウが戦死する理由5 楊端和の成長

バジオウが戦死する理由5 楊端和の成長

 

キングダムの大きなテーマは受け継がれる遺志(いし)です。

秦王政は、多くの人間を殺す乱世を中華統一を果たす事で治めようとします。

そして、その意志は多くの仲間や敵が道半ばで倒れる事で増々強固になります。

信は大将軍になるという夢を幼馴染の(ひょう)と共に共有していましたが、

その漂が道半ばで死んだ事で、一人で夢を背負う事になります。

この後も師匠筋の王騎将軍の死や、麃公(ひょうこう)将軍の死を通して人間としても

武将としても成長していきます。

 

これは、メインキャラには共通する通過儀礼であり、

羌瘣(きょうかい)にもありますし、王賁(おうほん)にもありますし、河了貂(かりょうてん)にもあります。

強力なライバルや近しい人間を失う事で自分の本当に目指している夢を再認識し

前に進む原動力にしているのです。

 

楊端和の場合には、もっとも近しく家族同然のバジオウの死が

彼女の精神的な成長を促すに違いありません。

 

バジオウが戦死する理由6 大いなる犠牲の深い意味

バジオウが戦死する理由6 大いなる犠牲の深い意味

 

橑陽編は、兵糧が燃やされる直前、

秦軍には、大いなる犠牲が払われるというような

煽り文句が入っていました。

この大いなる犠牲とは、山の民が多く戦死するのか主要キャラが倒れるのか?

曖昧ではありますが、当初は(へき)が戦死するのでは?と憶測が流れたものです。

どうやら、この状況では壁は死なないようですが、

代わりにメラ族のカタリが戦死してしまいました。

 

しかし、これが大いなる犠牲なのか?というとまだ弱いでしょう。

カタリ自体、今回の橑陽編が初登場であり、強さは楊端和クラスと言われても

やはりポッと出てきて、早々退場というイメージが強すぎます。

 

となれば、大いなる犠牲とは、メインキャラクターの誰か?という事になり

露出度の高さから考えてもバジオウの戦死が一番妥当な感じがします。

 

なんとキングダム570話ではバジオウが戦死してしまいます。

予想はしていたものの的中してしまい悲しいです。

さらに追い打ちを掛けるように、犬戎王ロゾと舜水樹が楊端和と

山の民に襲いかかります。

しかし、その時、救世主が!!!

↓ここから最新話が読めます。

キングダムネタバレ最新570話「バジオウ死す」レビュー解説

   

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

以上、6つの点から考えてみると、バジオウの戦死の可能性は高そうです。

もちろんそれは、ポジティブな意味での戦死、つまり楊端和を救い出し

山の民の指導者を無事に生還させた上での死となるでしょう。

これは、王騎将軍の戦死以来の、キングダム民をざわつかせる感動の

結末になりそうです。

 

次回記事:キングダムネタバレ570話「バジオウ死す」レビュー解説

 

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