科挙をカンニングで乗り切れ!あの手この手を紹介


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中国の科挙(かきょ)(官吏登用試験)は現在の公務員試験です。

(ずい)(581年~618年)に創設されましたが、実質的な運営をされるようになったのは北宋(960年~1127年)からです。

科挙は3年に1回の実施であり、数万人も受験しますが合格するのはわずか100~300人程度の狭き門でした。

 

しかも、王朝ごとに勉強のテキストが増えたり、変更されたりもするので、受験生にとっては大変でした。

そこは今の日本の大学入試と一緒です。

 

当然、受験生が考え出すことカンニング等の楽をして合格するテクニックです。

今回は科挙の合格テクニックをいくつか解説します。

しかし時の政権もバカではありません。

対策は打ってました。

 

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科挙の合格テクニック(1) カンニング

 

これは受験生が1番最初に考えます。

自分の下着や衣服に文字を記していたり、硯にもカンニングペーパーを仕込む等のテクニックがありました。

みなさんも世界史の教科書で〝カンニング下着〟の写真を見たことがあると思います。

隋・唐時代の草創期の科挙なら、あの程度のテクニックでも合格できると思います。

 

しかし、明・清時代になると受験前に頭からケツの穴まで調べられる厳しい身体検査があります。

小手先のテクニックでは合格不可能です。

バレた時は死刑にもされたと言われています。

 


 

科挙の合格テクニック(2) 替え玉受験

 

これは受験生が2番目に考えます。

お金を払って、頭の良い人に受験をさせて合格させます。

しかし、これを見破るために皇帝が行う面接試験の〝殿試〟があったのです。

 

ペーパー試験は誤魔化せても、面接試験は絶対にその人の素が出ます。

北宋初代皇帝趙匡胤(ちょうきょういん)は、それを考えていました。

しかし、殿試は後に形骸化して受験生と皇帝の顔合わせの儀式になりました。

そこで官僚たちが受験生の身元調査・筆跡鑑定をして、替え玉受験をしていない調査していたそうです。

そのため、替え玉受験も案外通用しませんでした。

 

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科挙の合格テクニック(3) 事前運動

 

有力な官僚と受験前から知り合いとなっておき合格を頼んでおく。

バレずに合格したら、その官僚と受験生は一生涯親分子分の関係です。

もしバレたら、両方とも厳罰に処分されます。


  

 

 

科挙の合格テクニック 番外編 コネ

孔融と曹操

 

これは唐代からあり、任子(にんし)恩蔭(おんいん)と言われていました。

祖父・親の力で合格することです。

そもそも受験すらしていません。

 

実はこういう人を宋代の独特な用語で〝武臣〟と言います。

「えっ?」と思うかもしれませんが、本当の話です。

武臣と言っても、将軍・将校などの戦場で活躍している人とは違います。

簡単に言えば科挙受験をしていない人全般を指しているのです。

これらは先ほどの恩蔭だけが当てはまるわけではありません。

 

宦官・買官もこの中に含まれています。

さて、少し話がそれたので戻します。

 

コネにより官界入りを果たした人ですけど、これについては趙匡胤が対策を打っていました。

コネで入った人は、出世をさせないことでした。

「親の力なんてもってのほか。出世したければ努力をしなさい」と言っているのです。

これがかなり効いたのか、宋代からコネで入った人は、しっかりと科挙受験をして出世していました。

中には宰相にまでなった人もいました。

 

宋代史ライター 晃の独り言

 

いかがでしたか。

科挙には様々な合格方法が存在します。

いつも思っていたのですが、受験生はカンニングペーパーを製作したり、官僚に事前運動をしている暇があるのでしたら、

勉強をしている方がよいのではと思うのですが・・・・・・

 

まあ、それを放り出したくなるほど、科挙の勉強が辛かったのでしょうね。

確かに書物の文字の暗記あんて、面倒くさいですもんね。

というよりも、役に立たないですよね。

実際に合格後に役に立ったという試しは無いみたいですから(笑)

 

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【赤兎馬はカバだった説に迫る】
赤兎馬はカバ


 

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