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徐盛の武器は何だったの?史実と三國無双を比較してみた

2019年3月22日


 

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呂布、黒山賊

 

三国志(さんごくし)にはいろいろな武器が登場します。

例えば三国志最強の武を持った呂布(りょふ)方天画戟(ほうてんがげき)と呼ばれる武器をもって敵兵をバッタバッタと切り倒しています。

 

強くなる関羽

 

また劉備(りゅうび)義弟(ぎてい)関羽(かんう)青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)を使って敵の大将を討ち取る活躍をしています。このように三国志の武将は色々な武器を使っていますが、小役人から将軍にまで出世した徐盛(じょせい)も何か武器を使っていたのでしょうか。

 

今回は徐盛の武器について紹介していきたいと思います。

 

自称・皇帝
当記事は、
「徐盛 武器」
「徐盛 三國無双」
「徐盛 史実」
などのワードで検索する人にもオススメ♪

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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三国無双8に登場した徐盛の武器は○○だ

 

三国志のシュミレーションゲームはかなり有名で、三国志を好きな方なら一度はプレイしたことがあると思います。レンも一時期三国志のシュミレーションゲームにドはまりし、歴代のシリーズをプレイするとき、条件を付けながらクリアしていました。

 

しかし三国志はシュミレーションゲームばかりではありません。三国志と言えば三国無双の方が有名だと思います。この三国無双最新作「三国無双8」に徐盛が登場。

 

三国無双8における徐盛の武器は鎖の端に分銅がついた「双流星(そうりゅうせい)」と呼ばれる武器です。徐盛はこの「双流星」と呼ばれる武器の中心をもって振り回して敵兵を倒していきます。どのような武器なのか気になる方はぜひ三国無双8で徐盛を使ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

史実の徐盛の武器は○○だ

双流星を振り回している徐盛

 

上記では三国無双における徐盛の武器を紹介しました。では史実の徐盛はどのような武器を使っていたのでしょうか。

 

正史三国志などを読み漁ってみて調べてみましたが、徐盛の武器に関しての情報を見つけることができませんでした。しかし徐盛の武器が無かったわけではありません。では徐盛の武器とは一体何なのでしょうか。

 

それは度胸です。徐盛は並外れた度胸を持った武将でした。彼がどの程度並外れた度胸を持っていたのか紹介していきたいと思います。

 

 

偽城で魏軍を退却させる

 

 

徐盛は魏の大軍が攻め込んできた時、軍議で「建業から長江沿いに長い偽城を作って魏軍を退けるのが一番いい」と提案します。孫呉の諸将は徐盛の提案を聞いて「ばかばかしい。違うことを考えろ」と一蹴。

 

しかし徐盛は強硬にこの案を軍議で通します。徐盛は建業から長江沿いに長大で簡単な城を作り上げますが、魏の軍勢に偽城だとばれてしまえば、この作戦が失敗してしまうため、城の周りには自軍の船を浮かべて魏の軍勢が偽城を確かめられないよう配慮します。

 

曹丕(そうひ)は建業防衛のために長江沿いにできたこの長大な城を見て驚き、軍勢を引き上げていきます。徐盛の作戦は見事に成功し、孫呉の兵士は損害を受けることなく魏軍を追い返してしまうのでした。

 

徐盛の並外れた度胸が無ければこのようなまやかしの城を建築する作戦を実行しようと考える事なんてできなかったでしょう。徐盛の並外れた度胸こそ彼の最大の武器だと思うのですが、皆様はどのように思いますか。

   

 

三国志ライター黒田レンの独り言

三国志ライター黒田レン

 

徐盛の並外れた度胸を伺う事の出来るエピソードがほかにもあるので紹介しましょう。

 

徐盛は曹操(そうそう)が濡須へ攻撃を仕掛けてきた時、船団を率いて迎撃作戦を展開しますが、徐盛の船団は激しい風雨を受けて敵軍が駐屯している岸辺に流されてしまいま

す。徐盛は敵軍が駐屯している岸辺に流されてしまいますが、兵を率いて敵軍へ攻撃を仕掛け、敵軍を撤退させてしまいます。

 

普通の武将であれば、敵軍へ攻撃を仕掛けるのではなく、一時撤退して態勢を立て直そうとするでしょう。

 

しかし徐盛は敵軍が駐屯していてもひるむことなく、兵士を出撃させて敵軍を激してしまおうと考えるのは、彼が並外れた度胸を持った人物だということを表す証左と言えるでしょう。

 

今回は徐盛の最大の武器を紹介しました。

 

■参考文献 ちくま学芸文庫 正史三国志呉書など

 

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三国志平話

 

 

 

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