コメント機能リリース
馬超




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

濮陽の戦いで見せた荀彧の有能さとその生涯を再考してみる

荀彧




曹操と呂布

 

濮陽の戦い(ぼくようのたたかい)では、曹操(そうそう)呂布(りょふ)に敗北してしまいます。

 

陳宮

 

この時は呂布軍の名軍師陳宮(ちんきゅう)の策略が光る瞬間ですね。

 

荀彧

 

しかし濮陽の戦いが始まる前までの曹操軍を支える軍師である荀彧(じゅんいく)の知略、冷静さも同じくらい光っています。

 

荀彧

 

今回はこの荀彧に関して濮陽の戦い前の活躍と、その生涯における謎の考察をして見たいと思います。

 

自称・皇帝
当記事は、
「濮陽の戦い 三国志
「濮陽の戦い 荀彧
などのワードで検索する人にもオススメ♪

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:荀彧がもらった空箱には一体どんな意味があったのか!?

関連記事:荀彧は三国志の中でもトップクラスの名門だった件

 

 

濮陽の戦い~エン州平定までの荀彧の活躍

曹操を裏切る陳宮

 

そもそも呂布曹操の争いの発端は、徐州(じょしゅう)の遠征に向かっていた曹操の隙を付いて陳宮が呂布と一緒にエン州で謀反を起こしたのが始まりです。

 

苛ついている曹操

 

この時の陳宮の手際は凄まじく、数多くの反曹操拠点を作り上げてしまいます。

 

荀彧

 

そんな中でも陳宮の策を見抜いて留守を守ったのが荀彧、程昱(ていいく)というこの頃の曹操の二大軍師とも言える存在。この時に荀彧は死者の言動から謀反を見抜いたというのですから、その慧眼(けいがん)おそるべし、ですね。

 

荀彧と曹操

 

この時に曹操は徐州を落としてから呂布と戦おうと思っていましたが、荀彧はまずはエン州を平定することが第一と曹操に訴えてその通りにさせています。自らの基盤をしっかりと整えるというのが荀彧の考えだったのでしょう。

 

曹操を励ます荀彧

 

そして呂布との戦いで劣勢になってしまって弱気になってしまっている曹操が袁紹(えんしょう)からの援軍の申し出という臣従要請を止めたり、後に官渡の戦い(かんとのたたかい)でも曹操を励ましたりと荀彧の才能が曹操を支えたからこそ曹操はいくつもの困難を乗り切れたと言っていいでしょう。

 

 

その後も曹操へのサポートを尽くすが…

郭嘉を曹操に推薦する荀彧

 

荀彧の有能さ、そしてサポート性能の高さはそれだけではありません。数多くの有能な人物の存在を見抜いて曹操に推挙しています。

 

郭嘉を推薦する荀彧

 

荀彧は曹操にただ名策を献上するだけでなく、曹操のために動く有能な人材をも補給しているのです。曹操は三国志を代表する人物となったのも、大変な時期をしっかりと支えてくれた荀彧の存在があってこそなのかもしれません。

 

荀彧と曹操

 

しかし、ここで荀彧と曹操の関係に問題が出てきます。そこで良く言われているのが「荀彧の死」です。

 

空箱を受け取る荀彧

 

曹操は荀彧に空の箱を贈り、それを見た荀彧は「自分はもう用済みということか」と嘆いて自殺してしまったという説があります。この背後にあったのが荀彧はあくまで漢の臣下であり、献帝を蔑ろにする曹操と不和が生じていた、というものです。

 

荀彧と曹操

 

ですがこの話は決して確定事項ではありません。

そこで少し、筆者なりの荀彧に対して考察をして見たいと思います。

 

荀彧は漢の忠臣か?曹魏の忠臣か?

曹操に憧れる荀彧

 

結論から先に言わせて頂くと、荀彧は漢の忠臣でもあり、そして曹魏の忠臣でもあったと思っています。荀彧は漢の忠臣でした。だからこそ漢という時代を治めてくれる英雄として曹操という存在を支えてきました。

 

荀彧

 

曹操という人物はそれほどの才能を持っていると荀彧は見抜いていたのです。

しかし漢の時代は既に終わっていました。

 

荀彧に手紙を送る衛覬(えいき)

 

曹操という人物が取って代わったというよりも、漢王朝という時代が既に終焉を迎えるしかなくなっていたのです。

 

曹操と荀彧の三顧の礼

 

これが荀彧にとって、そして誰にもその時点にはまだ信じられなかったのでしょう。

そして曹操は力を付け、漢王朝よりも力を持った存在になってしまいます。

更に曹操がそこまで力を付けた理由の一つは、荀彧自身だったのです。

 

荀彧

 

荀彧にとって曹操には恩義があります。自分を引き立ててくれた存在である曹操は、間違いなく乱世を終わらせてくれる英雄です。

 

光武帝を解説する荀彧

 

曹操は裏切れません、荀彧は曹操に対しても忠誠心を抱いていました。でも荀彧はどうじに、漢王朝という存在も裏切れなかったのではないでしょうか。

 

曹操に仕えることを検討する荀彧

 

自分の原点とも言える漢王朝も裏切れない、でも自分を引き立ててくれた英雄でもある曹操も裏切りたくない。だから悩みの果てに荀彧はただ、消える道しか選べなかったのではないかと思います。

 

亡くなる荀彧

 

漢の忠臣、曹魏の忠臣、どちらも選べないし選びたいからこそ、荀彧はあの最期になったのではないかというのが私の考察なのです。

 

その容姿の素晴らしさゆえの荀彧が可愛く思える逸話

 

少し話題が重くなったので、最期に荀彧のとあるエピソードを。

 

荀攸と荀彧

 

荀彧は見た目が非常に良い人物であったと言われています。

 

そんな荀彧はある日、歩いていて枝に頭をぶつけてしまいました。この時に荀彧の冠がへこんでしまったのですが、荀彧は気付かず。

それを見た人々は「荀彧殿の冠がへこんでいるぞ!」「あれが今の流行なんだな、真似しよう!」となったそうです。

 

荀彧の冠

 

流行のファッションをしている、というイメージを皆から抱かれていたんですね。

そしてこの頃から「あの人の服装の真似をしよう!」という考えがあったというのもとても面白いと思います。

 

三国志ライター センの独り言

三国志ライター セン f

 

荀彧という人物はどうしてあのように早くこの世を去ってしまったのでしょうか。これは三国志好きな人たちが色々な考察を考えて、想像してきたテーマだと思います。人の数だけ考察があり、そのどれもがとても面白くなる、それが三国志の楽しみでもあります。

 

ぜひとも貴方も荀彧だけでなく、その時その人物はどうしてそんな行動をしたのか、それを考えて見て下さいね。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:荀彧は後漢グルーブor曹魏グルーブどっちなの?

関連記事:荀彧のここが「イケメン」すぎる3選!本当に荀彧はイケメンだった?

 

【己の信念に殉じた軍師・荀彧の特集】
荀彧特集

 




セン

セン

投稿者の記事一覧

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、
そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。
中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。

神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。

好きな歴史人物:
張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん

何か一言:
歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

関連記事

  1. 司馬懿 【五胡十六国】ねぇ?三国志の後ってどうなるの?アフター三国志を紹…
  2. 馬超 vs 許褚 馬超と許褚の一騎打ち|関中を巡る戦い
  3. 鄧禹と兵士 【はじめての孫子】第3回:兵とは国の大事なり
  4. 宦官の趙高(キングダム) 【キングダム ネタバレ注意】史上最悪の宦官 趙高(ちょうこう)誕…
  5. 甄氏(しんし) 思わずホロリ!曹丕の妻・甄氏(しんし)の人情に訴え掛ける名エピソ…
  6. 徐晃と許チョと曹操 徐晃にとって曹操は人使いの荒いブラック社長?
  7. 殺害される姜維と鍾会 【二人の歴史家】姜維の評価をした孫盛と裴松之が下した剣閣戦の評価…
  8. 于禁、曹操、青州兵 史実の于禁はどんな評価されていたの?現代に通じる于禁の話

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 織田信長
  2. 始皇帝
  3. 過労死する諸葛孔明
  4. 小松帯刀
  5. キングダム52巻
  6. 張飛と劉備
  7. 結婚を喜ぶ孫策

おすすめ記事

  1. 劉備と呂布を仲たがいさせよ!駆虎呑狼の計 張飛にお酒はだめだよ
  2. 顔良と文醜の裏話、顔良って実はいい奴? 顔良と文醜
  3. 【キングダム】李牧(りぼく)とはどんな人?趙国最後の守護神・三大天
  4. 島津久光はどうして寺田屋事件で薩摩藩士を粛清したの?
  5. 映画「空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎」レビュー
  6. 【三国志の民話】情けない顔で帰ってくる周瑜に小喬ブチ切れ!

三國志雑学

  1. 馬超の兜にフォーカス
  2. 司馬懿と公孫淵
  3. 于禁、曹操、青州兵
  4. 荒れる黄河
  5. 凌統


“はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 曹丕
  2. 過労死する諸葛孔明
  3. 顔良と関羽
  4. 王翦
  5. 周瑜
  6. キングダム52巻

おすすめ記事

武田信玄と徳川家康 反信長包囲網に参加した諸将の動きを徹底紹介! 大和朝廷を建国したカムヤマト 邪馬台国最期の戦い(後編)邪馬台国滅亡と神武降臨(神武天皇) 公孫サン(公孫瓚) 北方の雄・公孫瓚が滅びた原因は○○だ! 松平春嶽はどんな人?人をなだめてばかりの幕末の調停者 三国志の主人公の劉備の魅力について、これでもかというほど語るよ 阿部正弘の家紋鷹羽紋とはどういう家紋? 武田信玄は城を持たなかった、その理由は? 秦の身分制はどうなっていたの?夏子、真って何?

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP