大人気春秋戦国時代漫画キングダム、620話ではついに羌瘣vs龐煖の戦いが始まります。何がコワイって羌瘣がイッちゃった目をしているのが非常に怖い、しかし、あの龐煖相手に腕、脇腹に連続で傷をつけるなど、内容的にはかなり善戦しています。
しかし、kawausoはどうも羌瘣のセリフが釈然としないのです、どうして彼女は信と龐煖を戦わせたくないのでしょうか?
もしかして、羌瘣と信は、まだお互いの気持ちに気が付いていないのでしょうか?もし、そうだとしたら、この戦い、外ならぬ龐煖がキューピッドになるかも知れません。
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この記事の目次
甘えられない女羌瘣
羌瘣は龐煖と短期決戦を考えているようです。その理由は間もなく信が龐煖のいる場所まで到達してしまうからです。どうやら羌瘣は今の信では龐煖に勝てないと確信しているらしく、信が龐煖の前にたどりつくまえに自分が龐煖を殺ると決意しているようです。
しかし作者は上手ですね、多くのキングダムファンは、きっと羌瘣と信が共同で龐煖を倒すと予想した事でしょう。
外ならぬkawausoもそうでした。たってずっと以前の馬陽ではそうでしたからね。では、あの時と今はどう違うのか?それは羌瘣の信への思いが違います。あの時より羌瘣は、ずーっと女になっていて、そしてずーっと信が好きなのです。ならばなおのこと、信と共同で立ち向かえばいいと思えますが、羌瘣は違うのです。
彼女は異性を愛した事がないので、ひたすら信を傷つけたくないという思いで一杯なのです。そして、生い立ち上、甘えるという事が出来ないので、その愛情表現は自己犠牲の形を取ってしまいます。自身が死んだら信が悲しむという事に全く気が付いていないのです。この不器用ぶりこそが羌瘣の羌瘣らしさと言えるでしょう。でもkawausoは河了貂ファンなので、別によろめいたりはしませんよ。
お前が好きだと言えない信
しかし、こと恋愛に関しては羌瘣に匹敵するレベルで偏差値が低いのが信です。本当は羌瘣を強く意識していながら、たった一言「お前が好きだ」と言えません。十五日目の朝だって、羌瘣がお前の事は必ず守ると言った時に、「そんな事を言うな」ではなく、「バカ言うな!愛するお前を危険に曝せるか」と言えば良かったのです。それだけで、いかにニブチンな羌瘣だって、「それってプロポーズ?」と分るでしょう。
男はつらいよの主人公車寅次郎の名台詞にこんなのがあります。
好きな女の目をみつめて「愛しているよ・・」と言えなきゃ男は惚れた事にはならないのであります。
まさに信のはソレなのです。「だから、そうじゃなくて・・気持ちを察しろっていうかさ!」みたいに信は弁解するのでしょうが、例え男の気持ちを何となく察したとしても、女は愛しているの一言がないと安心できないのであります。
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