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外壁はハマグリを焼いた粉で白くする
キングダムの時代、住宅は捨てる程ある土を利用した土壁に囲まれていました。
工法は版築と言い、型枠の中に土を山盛り入れて、それを足で踏み固めて造りますが、これは城壁も万里の長城も同じ方法で制作されていました。中国の土である黄砂は粒子が細かいので、踏めば踏むほど堅くなる性質があるのです。しかし、壁の色がそのまま黄色では、やはり味気ないので、ハマグリの貝殻を焼いて粉にしたものを土壁に塗っていました。これは白く見栄えが良かったので、石灰が登場するまでは土壁を飾る材料になります。キングダムに登場する建物の壁が白いのは、ハマグリの貝を焼いて作った灰を塗りこめているからなのです。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
今回は、漫画には度々登場しつつも、よく分からないキングダムの時代の家の間取りや外壁が白い秘密について書いてみました。もしかすると漫画キングダムにも間取りなどは、こっそり採用されているかも知れないので、色々見てみるもの楽しいですね。
参考文献:中国における一明両暗型住宅の成立過程について
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