キングダム「信の背後霊に龐煖はどうでる?」

2019年12月14日

編集体制の詳細を見る
kawauso編集長(石原 昌光)

編集責任者

kawauso編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務めるほか、紙媒体やWebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者・おとぼけ(田畑 雄貴)

コンテンツ制作責任者

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月に「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感していただけることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。

提供する掲載情報について

『はじめての三国志』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当メディアを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。

ただし、当メディア内での商品評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはありません。また、当メディアで得た収益は、読者の皆様により役立つコンテンツ制作へ還元し、情報の正確性担保に努めています。

詳しくは 編集ポリシー をご覧ください。


 

はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

ホウ煖(龐煖)

 

キングダム625話のラスト2ページはキングダム史上に残る名シーンでした。

やっと立ち上がった信の背後に尾到(びとう)、漂(ひょう)、王騎(おうき)、麃公(ひょうこう)、輪虎(りんこ)、万極(まんごく)、成蟜(せいきょう)のようなすでに亡くなった味方や敵が北斗神拳究極奥義無想転生(ほくとしんけんきゅうきょくおうぎむそうてんせい)のように佇(たたず)んでいるのです。これは龐煖には衝撃的でした。たらこくちびるおばけ一人でも錯乱したのか思う程の雄たけびを上げていたのに、これだけ大勢の背後霊が見えるとなると、発狂するんじゃないでしょうか?

それはさておき、これで完全に形成逆転、ここから龐煖はどうするのでしょう。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:キングダム最新625話ネタバレ「矛盾の答え」レビュー考察

関連記事:キングダム最新625話ネタバレ雑学「信はベットの上で飯を食ってた?」リアル考察

 

龐煖が無想転生に怯える理由

曹操の頭痛の原因は関羽?

 

しかし、どうして無双の武力をもつ武神龐煖が、信の無想転生に怯えているのでしょうか?

これはよくよく考えると龐煖が肉体は滅んでも霊魂は不滅という概念を信じてないからです。人は死んだら土くれと同じで死者の遺志を生者が継ぐのは自己満とうそぶいていた龐煖から見れば信の背後に、存在しないハズの自分が殺した連中が見えるのは怖いでしょう。

曹操

 

「武神、武神、言って調子乗ってたけど、俺祟り殺されるんちゃうん?」と思って震えがきたのかも知れません。龐煖なんて今まで巻き添えでどれだけの人を殺してきたか分かりません。あの世があるならただでは済まない、自分が無慈悲に殺してきた連中に襲い掛かられ復讐されるのではないかと恐怖したのかも知れません。

 

つーか、、万極、お前、一応趙の人間の癖に、何で龐煖の前に化けてでるんだ。

そうなれば龐煖の取る道は一つで何が何でも信を殺して生き延び、死者の復讐を少しでも先に延ばすしかありません。

 

龐煖は己を追い詰めて逆転を図る

李牧

 

ここまでの経緯を見るに、個として武を極めた龐煖は李牧のコメントが正しければ、19年前に武を極めてしまい、そこから強くなってはいないと考えられます。龐煖の武とは個人の武であり、それは19年前に打ち止めになっているのです。逆に李牧が、もう一つの人の代表とのたまわった信は、個人の武では龐煖に及ばないにしても、人の思いを繋げる事で、恐らくは無限に強くなると推測します。

矛を持った信

 

それは相対的には蕞(さい)の戦いで龐煖と対峙した時より信の成長が龐煖を上回っているという意味になるでしょう。さらに625話では、龐煖は信の攻撃で膝をつく醜態を曝しており、このまま戦いを続けると、信に敗れる可能性もあります。

しかし、龐煖が今さら信を真似して、人の思いをエネルギーとして戦うのは不可能です。彼は己が殺した相手に何の友情も感じていなければ、死者の思いを継ぐなんて器用な事は考えた事もないからです。

 

では、どうするか?これはもう信の真逆しかありません。武神としての矜持をかなぐり捨て、殺されるかも知れないという恐怖で己を追い詰めて死にたくないという闘争心に火をつける事です。

 

キングダムネタバレ考察

 

己の目を潰し最強モードになる龐煖

 

龐煖にとって、今一番の雑音は信の背後に見える守護霊みたいな連中です。しかし、信と対峙(たいじ)する以上は、どうしてもこの連中を見てしまい心が乱れてしまいます。そこで龐煖は、己の心の甘えを完璧に遮断する為に、自分の両目を突いて潰してしまいます。

※あるいは北斗の拳のシュウのように、両目を指で引っ掻く形で潰す方法でも可です。

 

こうして暗闇の世界にあれば、龐煖は信の守護霊の幻に惑わされる事はありませんし、同時に視力以外の五感を研ぎ澄ます事で、己の力を100%振り絞れると思います。信は、他人の思いを繋ぐ事で強くなるのに対し、龐煖はどこまでも己の力のみを絞り出す事で個人の武を炸裂させる事になります。

 

すでに矛を振る力もなくし殴り合う二人

 

目を潰し総力を懸けて信に襲い掛かる龐煖、自らの目を潰してまで最強の武を示そうとする龐煖に信は理解はできないにしても、一種の感動を覚えます。それでも信も思いを託された以上は負けるわけにはいきません。全力で矛をぶつけ合う間に二人は疲労の極致に達し、すでに矛を振る力もなく、相手に縋るようにして殴り合いを開始します。

kawauso

 

ぶざまです!武神龐煖ぶざまの極致、なんたるぶざま、天下万民を救済すると上から目線の男が膝をついたまま、技巧も何もなく、ひたすら殴り合うだけ、、しかし、殴り合いの中で龐煖は初めて戦いというものに心が躍動するのを感じます。

 

(そうか、、これがお前達の言う思いというものか・・)

 

光を失った龐煖が両目から涙を流します。それを見て、趙の人々がまるで漫画激烈バカのように、目と鼻から体液を流して感動します。それを見て飛信隊の面々も顔中から体液を噴出します。なんだこいつら!(爆

死にゆく龐煖

 

 

殴り合いの末に、信の一撃が龐煖をノックアウトします。地面に倒れた瞬間、龐煖が口から大量の血を吐き出しました。

 

信「龐煖、、お前」

龐煖「我が肉体は、すでに大病に侵されている長くない」

 

龐煖は息も絶え絶えですが、その表情には、やりきった感が漲っています。

 

龐煖「我は迷いの中にあった、人は変われぬ、我が導くよりない、そう信じていた、、病に侵されて、なおその想いを強くした・・だが、、

人は人に思いを託し、未来に進んでいく事が出来るのだ、我は信、お前に敗れ己の誤りを悟った・・ゴフォア」

 

再び吐血する龐煖。

 

龐煖「信、突き進め、我に代わり争いの世を終わらせてくれ・・」

 

信「ああ、まかしとけ」

 

信の手を掴み、龐煖は張り詰め続けた肩の荷を下ろすように、その人生を閉じるのです。

え?オチ、オチなんかないですよ、マジです。

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

龐煖が改心して善人になるのは、あまりにムシがよすぎるので、ここは最終的に龐煖が個人の武を極めて人を救済するという道の誤りを知り、同時に人は思いを紡ぐ事で進歩していく絶望的な存在ではない事を確信し、憑き物が落ちたように安らかな顔で死ぬんじゃあないかと予想します。

 

参考文献:キングダムコミックス

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:キングダム最新625話ネタバレ予想vol2「どうして龐煖に話が通じないの?」

関連記事:キングダム625話ネタバレ予想「王騎のスタンドが信を勝利に導く」

 

キングダムを100倍楽しむ

 

 

はじめての三国志を、もっと読みたい方へ
Google検索であなたの優先ソースに登録しておくと、はじ三の記事が上位に出やすくなります。
  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso編集長

kawauso編集長

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。「はじめての三国志」編集長。三国志・中国史を中心に、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を執筆・編集し、当サイトでは4,000本以上の記事を担当。三国志は正史から入ったため、演義を書くときのほうが神経を使うという天邪鬼。故郷・沖縄の歴史に関する勉強会の開催や、ラジオパーソナリティとしての活動も行う。

-キングダムのネタバレ考察
-,