キングダム最新625話ネタバレ「矛盾の答え」レビュー考察

2019年12月12日


 

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大人気春秋戦国時代漫画キングダム最新625話では、序盤から押されっぱなしだった信の力が龐煖(ほうけん)拮抗(きっこう)し始めました。たった一人で武を極めた個の最強者龐煖vs無数の人間の思いを紡いで強くなる集の武将、信、そして倒れても倒れても立ち上がる信の前についに武神龐煖が膝をつきます。そこからどうなるのか?早速レビューを見てみましょう。

 

※この記事はキングダム625話のネタバレが含まれる記事ですのでご注意ください。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム最新625話ネタバレ「王翦のほう!」

王翦

 

李牧の本陣周辺では、糸凌(しりょう)が激しく馬呈(ばてい)を攻撃、しかし、百戦錬磨(ひゃくせんれんま)の馬呈は激しい双剣の攻撃を受け止めます。目の前に李牧はいるのに近づけないジレンマに苛立(いらだ)つ糸凌、一方で、倉央は糸凌が馬呈と戦う隙に前進します。ここは、猛進撃で李牧の本陣に近づきたいところですが、かなり時間が経過しており、すでに李牧は逃れたと趙軍は考えているようです。ところが、倉央(そうおう)はザワザワ感から、まだ李牧が上にいる事に気づきます。

 

「なぜだ、ここまで我が軍に押し込まれ逃げないのはオカシイ」

 

もう一人の王翦の副官の田里弥(でんりみ)も同じ違和感を感じていました。そこに、馬南慈に後ろから追いまくられていた負け犬王翦がしれっと合流。

 

王翦「あと頼むわ!田里弥」

田里弥「あらうーす!」

 

田里弥は敬礼し、追いすがる馬南慈(ばなんじ)軍と対決する事になります。

可愛そうな馬南慈片目を失い特に手柄無しとは・・

 

「ご無事でなによりです王翦様」

王翦

 

しかし、仮面の王翦は何とか逃げのびた事より、李牧が本陣に残っている事が気になる様子です。王翦を護衛して近くにいた蒙恬も、まだ李牧が逃げていないという田里弥の説明に驚きます。

 

「どうも、飛信隊になにか気を取られてる様子です」

 

「ほう・・・」

kawauso

 

王翦がフクロウのようにつぶやきました。

何がほうなのか、ほけきょ!

 



キングダム最新625話ネタバレ「大いなる矛盾」

李牧

 

李牧の周辺は敵だらけで、部下は何度も李牧に退避を呼びかけます。

ところが、李牧は振り向こうとはしません。そればかりか普段なら率先して李牧を退避させるカイネも、李牧と同じ方向を向いています。二人が夢中なのは、龐煖vs信の時間無制限一本勝負です。

 

当初こそ、龐煖に推し負けていた信ですが、今は対等に龐煖とどすこいしています。

龐煖の一撃を喰らう信、しかし、今度は信の一撃を喰らう龐煖、まさに空手チョップの応酬という状態です。

 

「どういう事だ、あれだけ押されていた飛信隊が、なぜ龐煖様と対等に」

 

李牧「あれが龐煖の対極にある力ハンドパワー龐煖が理解できない力です」

 

李牧の説明では龐煖は求道者の中では武神の極みに達し、天に力を示すために龐煖は山を下りました。つまり、ワレブ最強、ワレブ武神と自信満々で強者を狩る武の道を突き進み始めたわけです。ところが、17年前にキョウを殺戮した後に激情した王騎によって額に傷をつけられました。

 

その時、根が生真面目な龐煖は「俺はまだまだ最強ではなかった」と反省しまた山に籠ります。さらに8年前に龐煖は王騎と馬陽で王騎と再戦、ここでも魏加の小細工なしには王騎に勝てませんでした。

 

「しかし、私は気づいたのです、龐煖は未熟ではない17年前に人の武の極みに達していました。それでも、たらこくちびるには敗北したのです」

朝まで三国志2017 観客 モブ

 

カイネも部下もポカーンです、この人、何を矛盾した事を言っとるの、タワーリングインフェルノと・・

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム最新625話ネタバレ「たばねる力」

矛を持った信

 

李牧は、自身が言っている事が矛盾しとるのインフェルノだと分っていると言います。

しかし、その矛盾こそが龐煖が探している答えだったのです。その答えは李牧だけではなく、龐煖に敗れた麃公(ひょうこう)将軍も言っていました。

 

「貴様はおそらく、己の中の大いなる矛盾に気づかず一人もだえているただのど阿呆じゃ」

 

そう!求道者としてかなりのインテリジェンスだったはずの龐煖だけが自分の武の方向性が間違っている事に気づいてません。麃公に面と向かって言われても、?という顔をしていました。ここまで行くと、バカとしか言いようがないような気もします。

信の攻撃を受ける龐煖、それを睨みつけた後に連続攻撃を繰り出します。その攻撃により体中から血を噴き出す信。こらえきれずに地面に(ひざまず)く信

 

生きてるってーな・ん・だ・ろ、生きてるってーな・あ・に

生きてるってーな・ん・だ・ろ、生きてるってーな・あ・に

 

テリーファンクjrの登場ソングの替え歌で泣きながら信を応援する飛信隊。しかし、一度跪いた信は、再び立ち上がり、龐煖をブッ叩きます。

 

それにより、龐煖の巨体もマットに跪きます。

 

龐煖「ぷう・・・・」

ホウ煖(龐煖)

 

一進一退の攻防、信も激しい痛みに耐えて攻撃です。負けるな馬場!32文ロケットキックだ!!

 

キングダム最新625話ネタバレ「無想転生!」

剣を持ち戦う李牧

 

天下の名勝負におどろくカイネ、龐煖の対極にある武力とは一体なんなのか?李牧は答えます。

 

「・・・・個で武の結晶となった龐煖とは真逆、関わる人間達の思いを紡いで束にして戦う力です」

 

ボロボロになっても、血を吐き出しながら立ち上がる信。龐煖の目にもハッキリ見えていました。

ボロボロになりながらも戦う信

 

信の腕を支える尾到(びとう)(ひょう)、後ろには王騎や麃公、蒙驁(もうごう)成蟜(せいきょう)そして録嗚未(ろくおみ)もいました(嘘)ばかりか、輪虎(りんこ)や、万極(まんごく)、かつて信が葬った敵までが信の後ろに立っていました。

 

煽り:信の戦った人間の思いを紡ぐ力が個人の武の結晶、龐煖を凌駕した瞬間です。

ここからいよいよ信の反撃開始となるのか!キングダム626話に続く

 

キングダム626話予想kawauso大予想

君主論18 kawausoさん

 

はい!出ました、これはジャンプ名物、北斗の拳の無想転生(むそうてんせい)方式です。

倒した敵の思いを受け継ぎ、戦う男の本当の哀しみを背負った時、ケンシロウの背後には、シン、サウザー、シュウ、トキ、レイ、ジュウザがいました。そして、それぞれのキャラクターの特性を生かして動き、その表情は哀しみで一杯のシカゴスタイルで統一です。

そうだ!そう言えば怒りを知っていても哀しみはしらないケンオウは、最愛の女であるユリアを殺せば自分も無想転生が使えると考えて「お前の命をくれ」とか言ってました。まさにケンオウって龐煖レベルの自分勝手じゃないですか。

 

そう言えば兄貴のカイオウは、自分の子孫をつくるためリンを誘拐した挙句、少しでも抵抗されると「俺の子を産めぬなら自殺しろ」と無茶苦茶言う始末で、あの慈愛に満ちたリンがハッキリ「狂ってる」と吐き捨てるレベルでした。ま、何を言いたいかというと、ここから龐煖が信を上回るには、思いを紡ぐ方向にシフトしないといけませんが、龐煖だと急すぎて無理なので破れるという事ですかね。

 

追記:キングダム626話が発売されました。

いや、驚きです!龐煖にしか見えていないかと思っていた信の背後の人々、本当に背後霊でした。

信は光球になった漂や王騎や蒙驁(もうごう)、尾到などと、フランクに会話を交わしています。キングダムってそんなスピチャな漫画でしたっけ?

そんな、死んだ仲間との会話の中で信は「龐煖は独りぼっちで戦っているから矛が軽い。痛いけど死ぬほどじゃない」と豪語し再び龐煖に立ち向かっていきます。しかし、そこで目を醒ました羌瘣(きょうかい)がゾクッ!何と信から魂が抜けだしそうになっている!!

大人気春秋戦国時代スピチャ漫画キングダム626話は↓から読めます。

キングダム最新626話ネタバレ「残酷な現実」レビュー考察

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

少し気になるのは王翦の「ほう」ですね。何だかんだで王翦が乱入して李牧を捕まえ、強引に終戦に向かって行く伏線でしょうか?

前回記事:キングダム最新624話ネタバレ「人の代表」レビュー考察

 

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kawauso編集長

kawauso編集長です。 はじ三の中の人です。 様々なトピックを立てますが 盛り上がらない時には ごめんね。 大体、咬まないので 気軽にからんでもらえると 嬉しいです。

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