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キングダム「王翦軍の全体像と特徴を解説」

2020年1月22日


 

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王翦

 

秦帝国で最強の軍隊を保持している将軍と言えば王翦(おうせん)でしょう。元々は蒙驁(もうごう)の指揮下にいた王翦は役に立てば、敵軍でもスカウトする貪欲さで、猛将から知将まで、幅広い人材を揃える事に成功しています。しかし、漫画では必ずしも全員が出てくるわけでもないのも事実なので、ここで、王翦軍の全貌について解説します。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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王翦軍の組織

兵士 朝まで三国志

 

最初に王翦軍の組織図について解説します。王翦軍は、総大将の王翦の配下に、麻紘(まこう)亜光(あこう)田里弥(でんりみ)倉央(そうおう)が率いる四軍団にまとめられています。

 

①亜光軍
・亜光(王翦軍第一将軍:意識不明)

虞寧(ぐねい)(副官:戦死)

段茶(だんさ)(大将代理)

佳恭(けいきょう)(二千人将)

亜花錦(あかきん)(千人将)

 

②麻紘軍

・麻紘(王翦軍第二将軍:戦死)

丁陽(ていよう)

高順(こうじゅん)

 

田里弥軍

・田里弥(王翦軍第三将軍)

※配下不明

 

④倉央軍

・倉央(王翦軍第四将軍)

糸凌(しりょう)(副官)

 

⑤王翦本隊

孟知(もうち)(王翦軍の弓矢部隊を率いる)

孟龍(もうりゅう)(オルド捕縛を目指すも戦死)

kawauso

 

以上、総大将の王翦と戦死したメンバーを合わせると12名。飛信隊を除くと、秦でも一二を争うかなり充実した陣営と言えるでしょう。以後は、第一軍から四軍までの特徴について解説します。

 

亜光軍の特徴

王翦

 

亜光軍は、亜光が騎兵でパワータイプに見えますが、実は王翦から授けられた陣形を駆使するなど力一辺倒ではない様子を見せました。逆に副官の虞寧は老人ながら知将っぽいキャラでしたが、すぐに堯雲に斬殺されたので印象は薄いです。亜光が意識不明の重体になり、大将代理を務める段茶は外見はいかついものの、思考は柔軟でエリート意識はありつつも必要とあれば、悪童と称されて、普段は王翦軍でも浮いている亜花錦に部隊を半分預けるような度量も持っています。

朝まで三国志2017-77 kawauso

 

佳恭は、二千人将ながら亜花錦の実力を認めていて、亜花錦の命令でも快く受ける度量を持っています。亜花錦は、身分こそ千人将ながら曲者で切れ者であり、今後大化けする可能性を秘めています。軍団としては、第一軍になるだけあり、パワーに偏重せず臨機応変(りんきおうへん)な軍団です。

王賁の出世次第では、亜光軍はそのまま玉鳳隊に編入されるかも知れないので、なかなか楽しみです。

 

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麻紘軍の特徴

剣を持ち戦う李牧

 

麻紘は、人相が悪く育ちも悪そうであり、或いは王翦が引き抜いた人材なのかも知れません。攻めを好み、策士という触れ込みで序盤は蒙恬と一緒に左翼で波状攻撃を行いましたが、李牧のワープ&ヒットマン攻撃で朱海平原の初日で戦死しました。すぐに死んでしまったので、麻紘軍全体の特徴はぼやけてしまいましたが、壊滅の危機に瀕した麻紘軍が、麻紘の生前の口癖「立て、立って戦え」で一瞬にして甦った様子を見ると、人相が悪いものの、部下に慕われ統率力も高かったと考えられます。部下である丁陽と高順は、これという人物ではありませんが、全滅寸前だった麻紘軍で奮戦して生き残ったようなので、底力を持つキャラクターかも知れませんね。

君主論18 kawausoさん

 

麻紘軍はほぼ壊滅し、蒙恬(もうてん)が臨時将軍に任命されていますが、あるいは、これから、元麻紘軍の部将という形で楽華隊に加入するキャラクターが出るかも・・

 

田里弥軍の特徴

 

田里弥軍については、現在、登場キャラクターが田里弥だけで配下などは不明です。ただ、田里弥は王翦の副官であり、その麾下の軍は臨機応変に戦況に対応できる王翦軍最賢の軍団と評価されているようです。同僚の倉央とは正反対に寡黙で沈思黙考(ちんしもっこう)タイプ。漫画でも独白が多く、ちょっと神経質で考えすぎるようですが、それだけに堅実で大敗をしない故蒙驁(もうごう)のような性格かも知れません。

kawausoさん

 

kawausoの予想ですが、田里弥は慎重であるが故に生き残り、倉央は軽率で自惚れが強い性格の為に破滅し、戦死するのではないかと考えています。

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