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この記事の目次
キングダムは王翦と王賁の物語でもある
そもそも、王翦は、趙と楚を滅ぼし、王賁は魏、斉、燕の分国の代を滅ぼしています。親子二人で五カ国を滅ぼしたのですから、秦の中華統一の最大の功労者は、王翦・王賁の親子だと言えるでしょう。だからこそ、キングダムは、どこかで王翦と王賁を和解させ、その息の合ったコンビ技を炸裂させるでしょう。
もちろん主人公は信なのですが、そればかりではなく、王翦と王賁がライバル関係として、信や蒙恬と手柄競争をしていく、中華統一とは別に、統一後の秦帝国において、いかに各々の地位を確保していくかを考えて動いていく。そんな、極めて政治的、権力闘争が純粋に天下の大将軍を目指す信とは別に宮廷闘争としてキングダムの世界を彩っていくとしたら・・非常にごちゃごちゃするような気もしますが、ちょっと見てみたいでもあります。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
史実の王翦と王賁は、ともにひとつの戦場に立つという稀有な体験をしている親子です。キングダムのギクシャクした親子関係とは真逆で、むしろ当時の平均的な親子としても、かなり仲が良かったのではないかと思えます。キングダムは、それを逆手に取り最初は、かなり険悪に見える親子関係にしておいて、その後は、徐々に関係を修復して、最後には仲が良い親子になって、秦の中華統一に大きな貢献をさせる。そんなシナリオを考えます。
参考文献:秦始皇本紀
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