キングダム634話ネタバレ予想vol2 田里弥の食糧調達法を考える


 

馬に乗って戦う飛信隊の信

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム。633話では王翦(おうせん)李牧(りぼく)を追撃する前に軍団を再編成しました。それによると、王翦は足手まといの8割の兵力と精鋭2割を分離し、食料は全て精鋭2割に振り向けるようです。

 

食料ゼロで放り出される8割の足手まといを率いる事になった田里弥(でんりみ)は一体、どんな方法で腹ペコ青虫集団を(ぎょう)まで輸送するのでしょうか?

 

大胆に考察してみました。

 

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キングダム最新634話ネタバレ予想vol2「田里弥の勝算」

蒙恬

 

2割の精鋭に食糧を全て渡し、8割は絶食状態で鄴に進軍するという田里弥に対し、蒙恬は残された8割はどうなるのかと質問します。ここが秦の領地ならともかく敵地の真っ只中、そこに食糧無しで放り出されるのですから当然の不安でしょう。

これに対し、田里弥は・・

 

①朱海平原の趙軍はすでに消えていて秦軍に危険はない

②邯鄲の王都軍に動く様子はない

 

この2点を主張して残留する8割の軍勢に危険はないと蒙恬に答えます。そうなると目下の問題は食糧を全く与えられない事に関する飢えという事になります。田里弥は、この深刻な問題にどう対応するのでしょうか?

 

キングダム最新634話ネタバレ予想vol2「略奪はしないと断じる田里弥」

炎上する城a(モブ)

 

この深刻な食糧問題について田里弥は断言しました。

 

「安心しろ、いずれ秦の領土となる地だ。考え無しの愚行(ぐこう)はおかさぬ」

 

食糧問題の手っ取り早い解決方法は、敵地の民衆から奪い取る事、つまり略奪(りゃくだつ)です。

しかし田里弥は、趙がいずれ自国の領土になる事を考えて、愚行である略奪はしないと断言しています。

 

略奪に手を染めれば、一時は食糧が手に入っても、そこの民は決して秦に懐かず、反乱の温床にもなります。史実でも、楚の項羽(こうう)が秦の帝都咸陽(ていとかんよう)略奪蹂躙(りゃくだつじゅうりん)し焼き払った結果、咸陽の人民は項羽を憎み、項羽の敵である劉邦を最後まで支援しつづけました。

 

そもそも、九城の住民を傷つけずに追い払うだけで済ませた王翦の副官が、よその城では、略奪の限りを尽くしたとあっては、王翦の名声に傷をつける事になり、全く得策とは言えないでしょう。では、田里弥は腹ペコ青虫な8割の秦兵をいかにして食わせるのでしょう?この事については次項で解説します。

 

キングダム最新634話ネタバレ予想vol2「田里弥は軍票を発行する」

まだ漢王朝で消耗しているの? お金と札

 

田里弥が食糧を調達する方法、それは軍票(ぐんぴょう)を発行するではないでしょうか?

 

軍票とは軍用手票(ぐんようしゅひょう)の略ですが、つまりはその土地で使われているお金の代わりになるチケットの事です。田里弥は略奪ではなく、戦争が終わったら通常の貨幣に引き換える事が出来る条件で軍票を発行して、それにより、進軍途中の城から合法的に食糧を手に入れると考えます。

 

この方法であれば、鄴攻めが秦の勝利で終れば、軍票はそのまま秦の通貨と交換できるわけですから、例えば城市の商人が秦が勝利する事に賭けて軍票を購入するかも知れません。例え敵でも、儲かる目があれば投資するのが人間と言うものです。

 

実際、キングダムの時代から80年あまり後、中国では呉楚七国(ごそななこく)の乱が発生します。漢王朝の軍勢は当初非常に不利で、金貸しは誰も諸侯(しょこう)に金を貸さず、軍資金が集まりませんでした。

 

そこで長安の無塩氏という大金持ちが破産覚悟で、1000%の暴利をつけて漢王朝についた諸侯に金を貸し、見事に漢王朝が勝利したので、無塩氏は一躍、長安一の大金持ちになった話があります。

 

田里弥としては、1000%とはいかないまでも元本の500%の利子を約束すれば、金を貸す趙の金持ちはきっといるでしょう。なにせ趙はあの呂不韋の産まれた国ですからね。

 

キングダム最新634話ネタバレ予想vol2「軍票なんて春秋戦国時代にあるの?」

kawauso

 

そんな事言っても軍票なんてキングダムの時代にあったの?

 

はい、アリマセン。軍票が登場してきたのは、ナポレオン戦争の末期でイギリス軍が借用書を食糧を調達した農民に押し付けたのがそもそもの始まりです。

 

じゃあ、全くないのかというと、そうとも言えません。すでに春秋戦国時代の中国では、賭け売りが行われていた事が分かっているからです。先に出てきた劉邦は若い頃はゴロツキで、王媼(おうおん)武媼(ぶおん)という老婆が経営する居酒屋に入り浸っていましたが、そこではツケで酒を飲んでいた事が分かっています。

 

このツケは(けん)という名前の木簡で現わされており、支払いが済むと折って処理されていました。これなら文盲でも問題なく使う事が出来ます。田里弥は頭がキレそうなので、趙の城と交渉し、必ず秦が勝つ事を納得させ平和裏に食糧を手にいれる事が出来ると、大胆に予想しておきます。

【次のページに続きます】

 

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