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この記事の目次
キングダム635話ネタバレ予想不幸2位:秦への怨念で人生狂う万極
万極は、キングダムキャラでも最強の怨念を背負うキャラです。
彼は、長平の戦いで秦の名将白起に穴埋めされ殺された40万人の趙人の生き残りであり、その編成した部隊も、生き埋めになった趙兵の遺児や遺族という恨みを恨みで煮込んだような部隊です。
その恨みの強さはビジュアルで見える程であり、信も翻弄される程でした。ただ、恨みは所詮恨みなので、いくら秦人を殺しても犯しても恨みが晴れる事もなく、いい年なのに家族もいないようで、恨みのせいで精神にまで異常を来す事態に陥っていました。
万極は、合従軍編で信と対決して倒されるときに、信が二度と長平のような悲劇は起こさせねえと誓った事で恨みから解放され、正気に戻った穏やかな顔であの世に行きました。最後には救いがありましたが、もう少し早めに恨みから解放されていればねえ・・・
キングダム635話ネタバレ予想不幸1位:人生を誤り殺人鬼として逝く龐煖
キングダムの登場キャラクターでぶっちぎりの不幸なキャラは龐煖です。彼は元々、ヒーラーとして人々を救っていた若い夫婦の間に生まれた赤ん坊でした。しかし、幼い頃に、求道者という狂信的な男に両親を殺害されて拉致され、人類を争いから救う為に、霊的に人間を超越する武神にならないといけないという歪んだ教育を擦りこまれて成長し、己も求道者になります。
その行動原理は、強者を見つけては殺し己の強さを天に見せつけ、さあ、天よアセンションを起こして人類を進歩させ救ってくれと祈るというカルト全開のヤバイものです。
その後、龐煖は、王騎、麃公、信、羌瘣と激闘を繰りひろげるも、人は神になる事はできないという単純な事実を認識できず、己の犯した事が、ただの自己満足の大量殺人であると気づけないまま、信の一撃で孤独で無残な人生に幕を下ろしました。
人に災厄をまき散らし、自分もまた善意で災厄に嵌りこんでいるという最悪の人物で、あらゆる意味で不幸そのものの存在で、何一つ救われませんでした。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
不幸においては龐煖にかなうキングダムキャラはいませんね。飛信隊や王騎を殺戮したせいで、読者にも人気は皆無でしたし、主人公信にとって師でもある王騎の仇という重い役どころでしたが、微妙な最期に終始しました。
参考文献:キングダムコミックス
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