キングダム638話ネタバレ予想vol2「逮捕された李牧はどうなる?死刑?」

2020年4月6日


 

はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

ガマンする李牧

 

力及ばず(ぎょう)を開城されたものの、兵糧がない秦軍の弱点をついて徹底的に外部からの兵糧の輸入を阻止する策を打ち続けた李牧(りぼく)昌平君(しょうへいくん)が考えた列尾の(おとり)と黄河を軍船で兵糧を運ぶ計略も李牧に読まれていて全て失敗に終わりました。

イギリス海軍軍艦に吹き飛ばされる清軍船

 

しかし、その途中、李牧は邯鄲(かんたん)を守備する王都軍により逮捕されてしまいます。もしや李牧は、このまま処刑されてしまうのでしょうか?

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



キングダム638話ネタバレ予想vol2「なんで李牧と悼襄王の仲は悪い?」

長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)

 

李牧が邯鄲に連行されたのは、もちろん鄴を桓騎(かんき)軍に落とされてしまったからです。それ以前から、もし鄴が落ちれば李牧を斬り刻むと悼襄(とうじょうおう)は言っている事から、順当に行くと李牧は残酷な方法で処刑される事になります。

亡くなる李牧

 

でも、そもそも、どうして悼襄王と李牧はこんなに険悪なのでしょうか?

 

キングダムでは言及されていないので、郭開(かくかい)が悪口を吹き込んでいたと考えてしまいますが、実は史実では、キングダムには出て来ていない極悪な趙悼倡后(ちょうとうしょうこう)という悼襄王の(きさき)が関係しているようです。

 

キングダム638話ネタバレ予想vol2「李牧を殺させた趙悼倡后」

復讐の鬼に変貌する呂雉

 

趙悼倡后は、司馬遷の史記には出て来ませんが、前漢の劉向(りゅうこう)が書いた列女伝(れつじょでん)の中の孽嬖伝(げつへいでん)に登場する悪女で、元々は邯鄲の遊女だったものを悼襄王が美貌を見初めて后にしたのですが、この時に李牧が禍を招くと猛反対したそうです。

 

この事で趙悼倡后は、自分が后になる事に反対した李牧を恨み、息子の公子遷(こうしせん)が生まれると悼襄王に公子嘉(こうしか)と、その生母を讒言(ざんげん)して公子嘉を廃嫡(はいちゃく)に追い込み、息子を王太子にします。

宋銭 お金と紙幣

 

そして、悼襄王が死ぬと息子を幽繆王(ゆうぼくおう)として即位させ、その後、王翦が趙を攻めると、秦から賄賂(わいろ)を受け取り李牧を誅殺するように幽繆王に示唆して殺害させています。

 

同年小録(書物・書類)

 

つまり、列女伝が正しいとすると李牧を殺した直接の下手人は趙悼倡后という事になりますが、キングダムでは秦の太后とキャラかぶりするので、この説は取らないと思います。

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム638話ネタバレ予想vol2「李牧が助命される理由」

内容に納得がいかないkawauso様

 

列女伝はともかく、キングダムに戻りますと李牧はピンチです。万が一、鄴が奪還(だっかん)できれば助命も叶いましょうが鄴が落ちるのは史実なので変更はありません。そうなると、一体何が理由で李牧が助命されるのでしょうか?

炎上する城a(モブ)

 

ここからは、李牧が処刑を免れそうな理由を色々考えます。

 

キングダム638話ネタバレ予想vol2「李牧が邯鄲に着く前にオフ王が死ぬ」

三国志時代の牢獄

 

一番簡単な理由は、李牧が邯鄲に護送される間に、元々病弱な悼襄王が死ぬという事です。王が死ねば、直ちに王太子が即位しますが、通常、この時は大赦(たいしゃ)と言い、国内の罪人の罪が減刑され刑が軽くなったり出獄が許されたりします。李牧の場合、極刑だったのが罪一等を減じて終身刑や、足やら腕やを切り落とす肉刑に減刑されるかも知れません。それに、通常、国王が死ぬと周辺の国からの軍事侵攻の確率が高くなります。

行軍する兵士達b(モブ)

 

鄴攻めの初期には、(えん)のオルドが趙に攻め込み、それに対して司馬尚(しばしょう)が出撃して追い払い、その後、趙が燕の二城を奪っている事から、悼襄王の死に乗じて燕が報復に出るというのも現実にアリだと思います。

 

函谷関

 

秦でも、紀元前247年、秦王政の父の荘襄王(そうじょうおう)が即位した隙をついて魏の信陵君(しんりょうくん)が五カ国合従軍で函谷関(かんこくかん)に攻め寄せています。それを考えると、李牧を殺して雁門(がんもん)の司令官を失い、匈奴の侵入を許すより、ここは罪を許して死ぬまで雁門に閉じ込めるという措置を、幽繆王や郭開は採用するかも知れません。

【次のページに続きます】

 

次のページへ >

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-キングダムのネタバレ考察
-,