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麒麟がくる第16話 感想あらすじ「大きな国」麒麟がきた

2020年5月5日


 

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斎藤高政(さいとうたかまさ)家督(かとく)を譲り、出家して斎藤道三(さいとうどうさん)と号した利政。しかし、高政の政治手腕に不信感を持つ帰蝶(きちょう)は、同母弟の斎藤孫四郎(さいとうまごしろう)斎藤喜平次(さいとうきへいじ)を焚きつけてクーデターを画策します。

それに対し、国衆の稲葉良通(いなばよしみち)の唆しもあり、高政の殺られる前に殺れスピリッツが炸裂(さくれつ)、孫四郎と喜平次は稲葉山で斬殺されました。最愛の息子二人を失った道三は怒りと悲しみで高政と決別し、大桑城(おおがじょう)に入り戦準備を開始。

 

分かり合えぬ父子の相克は美濃を二分する合戦へと突き進んでいきます。逃れられぬ宿命の中、十兵衛は、そして叔父の光安(みつやす)は、どのように動くのでしょうか?

kawausoさんの麒麟がキター!

 

今回も行ってみよう麒麟がキターーーーーー!!

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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麒麟がくる第16話 感想あらすじ「十兵衛尾張に向かう」

明智光安(麒麟がくる)

 

最愛の息子、孫四郎と喜平次を高政に殺された道三は稲葉山城を出て、大桑城へ入ります。ここで、自分に味方する国衆を集めて高政と一戦交える覚悟でした。

同じ頃、明智荘では、合戦の予感にいつも以上に元気がない光安と十兵衛がいました。飼っていた鳥を逃がし、どちらについた方がいいだろうと困惑する光安に対し、十兵衛はそんな弱気な事では困る!戦は回避せねばと強気です。

明智光秀(麒麟がくる)

 

これまで、自分達を庇護(ひご)してくれた口うるさい叔父の光安を立ててきた十兵衛ですが、道三と渡り合い、信長と渡り合い、松永久秀(まつながひさひで)と渡り合う間に己の考えの芯のようなものが生まれてきていました。そして、弟を殺された帰蝶が道三に戦を勧めるかも知れないので尾張に行って釘を刺すと光安に告げます。

 

麒麟がくる第十六話 感想あらすじ「独善的な帰蝶」

斎藤道三の娘・帰蝶

 

十兵衛が急いで尾張に向かうと、帰蝶は通してくれたものの、意図的に冷たい対応です。帰蝶からすれば、最愛の弟達を殺害した異母兄の利政が許せませんし、同時に味方すると思い込んでいた明智家が孫四郎の協力援助を蹴った事を根に持ち十兵衛を見損なったようです。

 

それに対し、十兵衛はお怒りは御もっともですが、孫四郎を唆した帰蝶にも非があるのではないか?と痛い所を突きます。加えて、道三を()きつけて美濃に混乱をもたらすのは止めてもらいたいとズバリ、正直あなたには迷惑していると言いたげな表情です。

嫉妬している明智光秀

 

帰蝶は高政が道三が苦労してまとめた尾張との同盟を破棄して、今川と通じて逆に尾張を狙うかも知れず、決して美濃の問題だけではないと反論します。十兵衛は理詰めに理詰めで来られてカチンときて表情を変えます。

 

十兵衛は、いくら高政でもそこまで愚かではないと一笑に付し、そうなる前に一命を賭して止めると請け負います。しかし、十兵衛には不信感しかない帰蝶は、お前とはいくら話しても分り合えぬ帰れ!と十兵衛を追い返します。

斎藤道三に対して不満を抱く息子の斎藤義龍

 

例え、昔は愛していても家が変われば立場も方針も変わります。十兵衛は今でも美濃の国衆で、帰蝶は尾張の織田信長の正室、分かり合えるわけもありませんが、帰蝶の言い分の方が明らかに独善ですね。

 

心配するのは勝手だけど、他家に嫁いだ姫様の策謀で合戦に駆り出されるなんて、美濃の国衆から見れば迷惑千万です。

 

麒麟がきた

 

麒麟がくる第16話 感想あらすじ「ノッブは援軍を出す気なし」

鼻をほじりながら無関心な織田信長

 

信長はその話を裏で聞いていて、帰蝶の話も分かるし光秀の言い分も分ると長渕剛(ながぶちつよし)の歌みたいな事を言い、でも道三は戦をしない方が賢明だと言います。

 

それは、道三には二千人の軍勢しか集まらないのに、高政には1万以上の兵が集まっているからです。また、信長は戦になっても尾張から道三に加勢はしないと言い切りました。今川の脅威を抱えて尾張もピンチなのです。

人の心が分からない織田信長

 

どちらが勝つにしても、ここは介入しないで中立を通し、余計な波風を立てたくないのでしょう。それを聴いた帰蝶は、独自の考えを実行すべく、伊呂波太夫(いろはだゆう)を呼び美濃に赴くように命じました。

【次のページに続きます】

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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