プロ野球などではお馴染みだけど、大型ルーキーを○○の再来とか、○○級なんて言い、持てはやす事があるが、
そうして期待された新人が功績を残せるかというと、全てが全てそうではないのがプロの世界の辛く厳しい所だ。
しかし、まあ、売り込むにあたっては、○○に匹敵と言って推挙するのは、いつの時代も同じらしい…
正史三国志凌統伝に以下の通りある
この頃、彼(凌統)と同郷の出身である盛暹(せいせん)を孫権に推挙するものがあり、
盛暹の気宇壮大さは、凌統に勝る程だと申し述べた。
孫権は言った「凌統ほどもあってくれれば十分だ」
しかし、その後、盛暹の名前は史書には登場しない。
孫権の言う「凌統ほどもあってくれれば十分だ」というのも、推挙者が言う程、
世の中に逸材のあるものではないという話半分の気持ちを吐露したものだろう。
なかなか柳の下に2匹目の泥鰌はいないものだ。