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赤兎馬(汗血馬)は西域産?それとも南蛮産?赤兎馬の産地考察

2020年11月10日


はじめての三国志_ページネーション

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赤兎馬の産地(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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赤兎馬の一日千里

赤兎馬を乗り回す関羽

 

因みに一日で千里を駆けると言われた赤兎馬、これをちょっと計算してみましょう。当時の中国の千里は約415kmです。これを一日、24時間で計算すると時速にしてだいたい17km。これはマウンテンバイクよりも少し遅いくらいですが、大事なのはこの時速を24時間もの間、馬が走り続けるということ……尋常ではありません。

 

関羽千里行 ゆるキャラ

 

とは言えおそらく「千里=とても長距離」という比喩表現だと思われますので、決して一日走り通しということはないでしょう……乗ってる方が限界でしょうしね。

 

アカール・ケテ

アハルテケ(動物)

 

ここで余談ですが現存する馬に、アカール・ケテという品種の馬がいます。現在この馬は中国で汗血馬として飼育されているのですが……もしかして赤兎馬の元ネタでは?と思ってちょっと調べてみました。

 

この馬は2500マイルを84日間で走破したという記録が残っている馬なので、こちらもちょっと計算してみましょう。前述したように三国志時代の千里は415km。2500マイルは約4023㎞、これを84日です。

 

大雑把に計算して計算403kmを8日間としたとしましょうか。更にめちゃくちゃ大雑把に言ってしまうと、一週間ちょっとで千里走ったということになります。つまり三国志の時代は一日が一週間として計算されていたということになるのです!?

 

……というのはほぼないので、やはり一日千里は例え話……ということにしておきましょう。現実に寄せて考えすぎるとロマンが無くなるな、と学んで筆者でした。

 

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焼酎・赤兎馬

張飛にお酒はだめだよ
因みに筆者は、昔、焼酎の「赤兎馬」というお酒を頂いたことがあります。もちろん名前に惹かれてしまって飲んだのですが、覚えている限りで余談としてお話しましょう。このお酒は芋焼酎ということもあり、匂いを嗅いでみるとふんわりとお芋の香りがしました。

 

「甘くておいしそう」という赤兎馬の勇ましい姿とは打って変わっての印象から、くっと飲むとスッキリとした味で喉を通り……カッと喉とお腹が熱くなるような感じがしたのを覚えています。

 

そこからはお水で割ってもらってやっとちびちび飲みだし、「なるほどこの感じは正に赤兎馬!」なんて、分かったようなことを考えていたのが印象に残っていますね。まだまだお酒初心者の頃のお話ですが、興味を持たれましたらぜひ、赤兎馬を飲んでみて下さいね。

 

三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

今回はちょっと赤兎馬について調べてみました。色々と存在が謎な部分も大きい赤兎馬ですが、確かにいたことが記されている存在でもあります。その人気は日本でも高く、お酒の銘柄にされるほど。ロマンの塊とも言える赤兎馬、ぜひ一度その名を冠したお酒を片手に三国志演義をお楽しみ下さい。

 

参考文献:

・魏書呂布伝 後漢書呂布列伝 三国志演義

wikiedia アハルテケ

 

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呂布

 

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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