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白起の大虐殺の原因を作る
総大将が戦死した事で、生き残った趙兵が戦う理由もなくなり続々と降伏しますが、生き残った趙兵は、秦兵を上回る膨大な数でした。
遠征軍で兵糧が乏しい白起は、莫大な兵数の趙兵を養う事が難しく、だからと言って解放すれば、すぐに舞い戻って攻めてくる可能性があるので考えた末に全員を穴埋めして殺してしまったのです。結局、趙括は無理な追撃で多数の兵士を秦の捕虜にする原因を生み出し、趙奢や母が危惧した通り趙に破滅をもたらしたのでした。
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キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
趙括は街亭で大敗した蜀の馬謖と共に机上の空論をもてあそび現実に疎い、典型的学歴バカとして慣用句に用いられる程になったようです。
しかし、そんな学歴バカでも使わなければ害はないのであり、藺相如や趙括の母からあれだけ起用を反対されても趙括を用いた趙の孝成王がキング・オブ・バカでしょうね。でもこの話、日本でも似たような事が現在進行形で起きている気がして笑えません。
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—熱き『キングダム』の原点がココに—