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宋江の多大なる影響
宋江は、義心溢れる人物でした。そしてその義の心は、国に対しても向けられていました。宋江は梁山泊というもはや一軍を率いながらも、国に帰順したかったのです。もちろんこの宋江の考えに、反発するものは梁山泊にも多くいました。
どうしても帰順したかった宋江、数々の反発にもめげずに帰順。その後は四姦臣らに厄介ごとを押し付けられ、功績は握りつぶされ、更に108星たちは不満を露わにするも宋江はこれを抑えました。
どうして抑え込められたのか?
それはやはり宋江自身のカリスマだけでなく、星の影響もあったのではないでしょうか。ある種、星の運命が108星の命運までも決めたのではないかと思います。
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宋江自身の国への帰順もまた間違いではない
ただし、宋江自身の国への帰順もまた、間違いではないとも思います。あのまま戦い続けたとしても、結局、梁山泊は賊軍でしかありません。国自体も梁山泊と戦い続けていれば、疲弊して滅びるでしょう。
宋江が国に忠義を誓い、国の行き先を考えて、そして自分が率いている人物たちの行き先までも考えるとなると、ある種、帰順しか道はなかったのではないかな、とも思いました。そう思うと、宋江も宋江で、国も、仲間たちのこともきちんと考えていたのではないかな、と……思います。
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三国志ライター センのひとりごと
結論から言うと、水滸伝は歴史小説なんですよね。歴史小説は歴史から大きく逸脱できません。だから梁山泊が国を滅ぼして新しい王朝を立てる、というのはちょっと結果としては選ばれないと思います。
しかしそんな中でも、宋江は宋江でちゃんと国も仲間のことも考えていた。その上で結末はあの結末だった……そう思うと、どこか今日のこのお茶は、苦々しく感じますね。
かちゃーん……
あ、零しちゃった!(悪ふざけ)
参考文献:水滸伝
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