case3:曹彰
そうそうは皆さんご存知、曹丕の弟。武勇に優れ、気性が激しく、猛獣ともやり合ったとか言われている曹操の息子の一人です。どうにか落ち着けようと曹操が勉強させようとすると、彼は「博士になりたいんじゃないんだよなぁ」と零したという根っからの戦闘派。
曹丕はそんな弟に「曹仁を見習うように」とお手紙を出しています。
若い頃はヤンチャしていた曹仁ですが、成長してからはしっかりと落ち着いた曹仁。対して曹操が亡くなった後にうっかり零してしまう曹彰。もしかしたらとりかえばやよりも、並べてみる方が面白いでしょうか?
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曹仁と言う人物
曹仁は、要所要所で派遣され、そこを見事に防衛しています。もちろん敗北もありますが、大きな大敗北ということはなく、上手に敗戦を務められているのが曹仁だと思います。
また兵士たちの士気を維持するのが上手で、張繡との戦いの中でも配下を励まして奮戦させたとか。こうして並べてみると、曹仁の将としての強さは並外れていますね。曹操の飛躍を支え続けた人物、その一人として間違いなく、名前を挙げるべき人物でしょう。
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三国志ライター センのひとりごと
個人的に曹仁は「安定感」があると思うのです。「あーここ守らなきゃいけないわー要地だわー誰に任せるかなーまあ曹仁かな(即決)」みたいな。
とりあえず要地は曹仁に任せとけば良いようにしてくれるだろう……見たいな意図を、曹操からも感じちゃうんですよね。こういう安定感と安心感がある人物が曹氏であったこと、これは間違いなく曹操の幸運であったとも思うのです。
どぼーん。
参考文献:魏書曹仁伝
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