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3721名に聞きました!三国志時代の英傑達の壮大な無駄遣いは?

2022年8月20日


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三国志時代の壮大な無駄使いは?

 

募集期間:2021年7月(1週間)

 

権力を握った司馬冏は慢心した行動を取り始める

 

さて無駄とは、役に立たないことや、利益を得ないまま終わってしまう浪費、などに使われる言葉です。ある行動に付いて、結果が出ない、出せてないことに用いる言葉ですね。ただ利益、結果と言っても見える全てが全てではないので、判断が難しくもある事象となるでしょう。

 

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そこで今回のアンケートは「壮大な無駄遣いは?」読者の皆さんのお考えを聞いてみたいと思います。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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董卓の万歳塢

ミニチュアで遊ぶ董卓

 

 

「董卓のって知らないんですが、どなたか教えてください」

 

引用元:はじめての三国志TV

 

董卓

 

こちら、僭越ながら筆者がお答えさせて頂きます。この董卓の郿塢(びう)城、もしくは郿城と呼ばれる城は、後漢書董卓伝に出てくる董卓の作った城です。

 

棗祇(そうし)食料・兵糧担当

 

董卓は流石に周囲を警戒していたのか、万が一の際に長安から逃げこもる城として、長安の西に砦、城を築城していました。この城は堅固な造りのみならず、大量の食糧と金銀財宝が溜め込まれていたそうです。まあ董卓は暗殺されちゃったので……無駄になった、と言わざるを得ないかもしれませんね。

 

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公孫瓚の易京城

易京城に兵糧を蓄え、堅城を作った公孫瓚

 

 

「易京城は良いところだけ公孫伝に書いてあって、悪いところは書いて無いんですよね。三重の堀(ホリ)に数十の塀(ヘイ)に鉄城門を備え、数百の楼閣から成り、10年分の糧食を蓄えてた」

 

引用元:はじめての三国志TV

 

易京城に籠城する公孫瓚

 

コメント通り、易京城は何重にも城壁を備え、十年分の兵糧を蓄えており、公孫サンはここに一族と共に籠城していました。まあ簡単に言うと前述の董卓の郿城ですね。

 

諦める公孫サン(公孫瓚)

 

公孫サンは最初こそ「ここにこもってご飯食べてれば天下の行方は分かる(意訳)」と言っていましたが……最終的には袁紹との戦いに敗れ、妻子と共に自害します。とりあえず籠城ができたという点では董卓よりは無駄ではなかった、という気はしますが……。

 

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五度の北伐…

孔明

 

さて北伐に関しては様々な意見が寄せられていました。そもそも無駄だった、実にならなかった、それよりもやるべきことがあったのでは、という意見と共に、蜀の国の成り立ちを考えればやらない訳にはいかない国家プロジェクトという意見も多くありました。

 

そんな中で目に付いたのが

 

 

「北伐に関しては諸葛亮にせよ姜維にせよやむを得ない事情があったので一概に無駄と切り捨てることは難しい。一つ思うことは軍人と政治家と民衆の考え方に相違があったから評価が分かれたとしか」

 

引用元:はじめての三国志TV

 

北伐する孔明

 

このコメントは実にすとんときましたね。見解の違いというのは現代でも、色々な場所で良くあることです。

 

なので意見のすり合わせというのはとても大事なのですが、あの頃の蜀ではその統制が今一つとれておらず、それが諸葛亮を失ってからどんどん相違が大きくなった……という気もしますね。なかなか難しく、考えがいのあるプロジェクトですね、北伐は。

 

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孫権の遠征

倭と交流を結びたがっていた孫権

 

 

「孫権の遠征って、人狩りのことでしょうか?そう解釈して、投票しましたが・・・・。拉致した数より投入して失った兵士数の方が多いから、これが無駄遣いかなと思って」

 

引用元:はじめての三国志TV

 

海上での戦いの孫権

 

230年、孫権は配下に命じて夷州、亶州へ遠征を行わせました。この遠征の目的には色々なものが考察もされていますので、興味のある方はちょっと調べてみると面白いですよ。

孫権に処刑される衛温と諸葛直

 

 

さて、とりあえず夷州にはたどり着いたようですが、帰ってきた時には疫病などで兵士一万人の内の九割が失われ、得られたものは原住民数千人の奴隷という、コメント通り、失った人名の方が多くなったのです。結果、配下二人はこの責任追及をされて最終的には獄死……確かに、無駄に終わってしまった結果、と言えるかもしれませんね。

 

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その他

霊帝

 

 

「霊帝の西園八校尉。黄巾に対抗して創設した皇帝直属軍。練兵したぐらいでサラッと終了。あとは霊帝の模擬店だな(ほぼ文化祭w)」

「霊帝の常備軍」

 

引用元:はじめての三国志TV

 

さてその他ではこちらの霊帝の常備軍についてがちょっと気になりました。

 

「西園八校尉」とは!

霊帝の常備軍であり!

霊帝直属の部隊である!!

 

西洋が好きな霊帝

 

であり、霊帝がいくつか行った改革の一つであると言われていますが、じゃあだからと言って何をしたかと言われると……うん。

 

ポイント解説をするセン様

 

一応この常備軍費用には霊帝のポケットマネーを当てた、ので大丈夫!……という訳でもなく、そもそも売官の目的がこの常備軍を創設するためだったとも言われていて……うーん、これはやはり、国家がやったこととしては無駄が多すぎた。しかしこれでどんどん国自体が弱まって三国志時代突入……と考えると、考えによっては無駄ではなかった、かな?

 

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三国志ライター センのつぶやき

三国志ライター セン

 

では最後に

 

 

「張飛の飲んだ酒」

「孫権の酒代…じゃなくて…」

 

引用元:はじめての三国志TV

 

張飛にお酒はだめだよ

 

今回はこちらのコメントを抜粋させて頂きました。張飛は三国志演義では酒を飲んでは失態をやらかしてしまうキャラクターとして描かれています。(ただ後にこれを逆手に取った戦法も行うなどしていますが)

 

また孫権は酒乱の気があり「自分が酒を飲んだ後に出した命令は無効にしてくれ」とまで言っていますね。

 

三国志を語るセンさん

 

つまりお酒を飲まなければよいのでは?

というか控えればよいのでは?

そうしたらこの費用を他に回せるのでは?

 

北方謙三 ハードボイルドな張飛

 

と、ついつい思ってしまいますが、まあ宴会費用もそれはそれで大切ですし、張飛の酒乱の気は後の伏線ということもあるので、今回は見送ることとしましょうか、どぼぼぼーん。

 

三国志時代の壮大な無駄使いは?

 

引用元:はじめての三国志TV

 

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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