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水滸伝の刺青は無法者の誇り!倶利迦羅紋紋のタトゥーを紹介!

2022年9月4日


 

はじめての三国志_ページネーション

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水滸伝の刺青は無法者の誇り

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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阪神ファンも真っ青!全身虎づくしの龔旺

水滸伝 武松

 

さて最後にご紹介するのは席次は七十八位、龔旺(きょうおう))彼の綽名は花項虎(かこうこ)と言います。その綽名の意味する通り、首、つまり項部分に虎の頭の刺青をしていました。

 

因みに全身には虎のまだらの模様が刺青されていたので、ほぼ全身虎のようないで立ちですね。入山前は魯俊義ら相手に奮戦するのですが、入山してからの、特に最期はかなり……その壮絶な最期は、どうぞ本編でご覧下さいませ。

 

水滸伝の主役級を紹介

宋江、史進、李逵、魯智深、林冲、武松、楊志(水滸伝)
【はじめての水滸伝】主役級を一挙公開、これが好漢だ!

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北宋・南宋

 

 

おれたちゃタトゥーがユニフォーム!

林冲(水滸伝)

 

と、色々とご紹介してきましたが、水滸伝には刺青を、特に全身にしているという人物が多く出てきます。現代では刺青を入れることをファッションの一部とする考えもありますが、古来では刺青は罪を犯した者たちへの刑罰、消えない証としての罰として扱われていました。

 

民族風習として刺青という文化もありましたが、どちらかというと水滸伝では刺青はそういう「アウトロー」「社会からのはみ出し者」としての刺青を意識してのものだと思います。

 

義兄弟誕生の理由

今週もお疲れ様でした 関羽
今週もお疲れ様。義兄弟が生まれた理由

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北宋・南宋

 

 

刑罰だった刺青が反権力の象徴に

牢獄に入れられる賈逵(かき)

 

因みに刑罰としての刺青ですが、肉刑、と呼ばれる刑罰の一つであり、この肉刑の中では処罰として軽い部類だった模様です。その他では足の腱を切られるなど重く、前漢時代に訴えから文帝(ぶんてい)が禁止にしました。

 

ただしこの肉刑を禁止にしたことで鞭打(むちう)ち刑が重くなったり、逆にそのまま死刑にされたりと別方面でも問題があり、三国志(さんごくし)では陳羣(ちんぐん)がこの問題を指摘して肉刑の復活をするべきでは、と提案して論争が起こった、という記録もあります。と、刺青はあまり関係ない小話でした。

 

三国志時代の死刑と肉刑論争

死刑か肉刑か?魏の宮廷を二分した刑罰論争

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【社運をかけた挑戦 三国志マンガ始動】
はじめての三国志Youtube漫画

 

 

三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

因みに刺青で水滸伝と言えば、浮世絵師「歌川国芳(うたがわくによし)」が有名です。かの作品はWikipediaでも拝見することができますが、どれも迫力があり、本当にカッコいいです。筆者の一押しは史進ですので、興味があるかたはぜひ見てみて下さい。

 

確かにこの時代、こんな迫力のある刺青を、しかも水滸伝の登場人物たちとして紹介されたとなれば、刺青がブームとなったのも分かりますね。自分の身体に、となると様々な問題もあり、じっくりと考える必要もあると思いますが、創作物の個性、特徴の一部として今回はご紹介させて頂きました。

 

 

センさんのとぷんver2

 

参考文献:水滸伝

 

水滸伝のラストが理不尽な理由とは?

梁山泊(水滸伝)
水滸伝のラストが納得いかなくても仕方がない?その驚きの理由とは?

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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