はじめての三国志(はじ三)読者の皆様、こんにちは!読者の皆様から寄せられた熱い作品をご紹介する「はじ三ファンアート」のコーナーです。

「はじめての三国志」に寄せられた法正のファンアート / 制作者:ゲリカス様
今回ご紹介するのは、ゲリカス(@wana_beee)さんが描いてくださった、蜀の天才軍師「法正(ほうせい)」です。
添えられていた一言は、「はじ三の法正がすこだから描いてみた。法正のキャラデザで一番のお気に入り」。……こちらこそ、ありがとうございます。しかも、ただ可愛く描いてくださっただけではありません。この一枚、法正というキャラクターの本質をひとことで射抜いています。
「殺っちゃえ」たった一言に法正のすべてが詰まっている

「はじめての三国志」に寄せられた法正のファンアート投稿 / 制作者:ゲリカス様
いかがですか!?まず目に飛び込んでくるのが、画面左に書かれた「殺っちゃえ」の一言。そして、それを言い放っている当の本人の、あの満面の笑みです。細めた目、キュッと上がった口角、こぼれる白い歯。ここだけ切り取れば、ただの人懐っこい笑顔にしか見えません。ところが「殺っちゃえ」の一言が添わさった瞬間、同じ笑顔がまったく別の意味を帯びてきます。この落差が本当に見事で、スタッフ一同「わかってらっしゃる……」と唸ってしまいました。
ポージングも素敵です。振り返りざま、片足を跳ね上げて、体を斜めに躍らせる。背中を流れる長い髪が、その動きに合わせてぐるんと大きくうねっています。緑の袍にピンクの内衣、金の縁取りという、はじ三の法正のカラーリングもばっちり。黒い袖と靴が締め色として効いていて、ポップな緑背景の中でキャラクターがしっかり立っています。そして進賢冠のストライプまで丁寧に描き込んであるのが、はじ三スタッフとしては泣きどころです。ここ、けっこう見落とされがちな部分なんです。
史実の法正も、だいたいこんな顔をしていたかもしれない
念のためお伝えしておくと、この「殺っちゃえ」は決して誇張ではありません。『三国志』蜀書の法正伝には、こんな記述があります。劉備が益州を手に入れ、法正が蜀郡太守になったあと、彼は「一飯の徳、睚眦(がいさい)の怨みも、報いないものはなかった」。
つまり、一杯のご飯をおごってもらった恩も、ちょっと睨まれた程度の恨みも、全部きっちり返した。そして私怨で数人を殺してしまった...と、はっきり書かれているのです。
さすがに見かねた人が諸葛亮に訴え出たのですが、諸葛亮はこれを取り合いませんでした。それだけ法正の働きが大きかった、ということなのでしょう。
ゲリカスさんの描いた法正は、この「有能なのに、性格に致命的な難がある」という二面性を、たった一枚の絵と短い一言で表現してしまっています。史実を知ってから改めて見ると、あの笑顔がさらに味わい深くなる。そういう一枚です。
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ゲリカスさんへ
素敵な作品を描いてくださり、本当にありがとうございます!
「法正のキャラデザで一番のお気に入り」というお言葉、制作陣にとってこれ以上のご褒美はありません。はじ三のキャラクターは、史実の人物像をどう絵に落とし込むかで毎回とても悩んでいます。法正はとくに、「天才軍師」と「性格が最悪」を同居させなければならない難物でした。それを「一番のお気に入り」と言っていただけて、しかも「殺っちゃえ」という最高の一言まで添えて描いていただいて、スタッフ一同、大喜びしております。
これからも、はじ三の記事や動画でキャラクターたちの活躍をのんびり楽しんでいただけたら嬉しいです。また法正が何かやらかしたときは、ぜひ描いてやってください。
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