朱海平原の秦右翼で、亜光の前に立ちはだかった大柄な将がいます。李牧の副官、馬南慈です。亜光や堯雲の最期を追っていくと、どの場面にも馬南慈の名前が出てきます。では、その馬南慈自身はどうなったのか。気になって調べてみると、ほかの二人とはまるで違う道をたどっていました。
李牧の副官という立場から、朱海平原の9日目と15日目の働き、その後の生死、史書に残る雁門の記録までをまとめました。
※この記事は2026年10月時点の内容です。原作の最新話(第890話)までの展開に触れています。
この記事の目次
結論:馬南慈は李牧の副官。朱海平原を生き延び、その後の戦いにも登場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 立場 | 趙の将軍。李牧の副官 |
| 経歴 | 長く北方で匈奴と戦ってきた歴戦の将 |
| 朱海平原 | 趙の左翼で亜光の軍と向き合う。9日目に亜光を追い込み、15日目には傅抵とともに王翦の本陣へ迫る |
| 生死 | 朱海平原では死なず、その後の戦いにも続けて登場する。確認した範囲では、馬南慈が討たれる場面は見当たらない |
| アニメ | 6期に登場。声はアニメ公式の人物紹介によると手塚秀彰さん |
| 史実 | 『史記』の李牧の伝に、馬南慈の名前は出てこない |
亜光は番吾で、堯雲は朱海平原で命を落としました。亜光とは何度も刃を交え、堯雲とは肩を並べて戦った馬南慈は、その後の戦いにも姿を見せています。
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馬南慈はどんな武将?李牧の副官
アニメ公式の人物紹介では、馬南慈は李牧の副官を務める趙の将軍で、鍛え上げた大きな体と、歴史に名を残す武将にも負けない武力の持ち主とされています。長く北の地で匈奴と戦い、素手で強敵を倒したこともある、という経歴の持ち主。それでいて冷静で、戦場の流れを読む目もある将です。腕力と頭の両方を持っているので、敵に回すと、どちらから攻めればいいのか迷いそうです。
李牧が秦王・嬴政に会うために咸陽を訪れたときにも、そばについていました。李牧と同じく、嬴政の中華統一には反対の立場。李牧と雁門で過ごした時間の長さが、そのまま信頼の厚さになっている、と見ていいのだと思います。
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朱海平原での馬南慈:亜光との9日間と、15日目の急襲
朱海平原で、馬南慈は趙の左翼に入りました。同じ左翼には趙峩龍・堯雲・岳嬰がいて、秦右翼の亜光・王賁・信とぶつかります。
| 日 | 巻・話 | 馬南慈に起きたこと |
|---|---|---|
| 2日目 | 49巻 第536話〜50巻 第539話 | 亜光の軍と正面で向き合う。横から王賁と亜花錦に突かれ、軍が大きく削られる |
| 9日目 | 51巻 第555話〜52巻 第559話 | 李牧から亜光軍の弱点を聞き、亜光の方陣のつなぎ目を砕く。亜光との一騎討ちに堯雲が加わり、二対一になったところで、馬南慈の一撃が亜光の意識を奪う |
| 15日目 | 56巻 第603話 | いったん下がって態勢を整えようと提案するが、堯雲の軍などは聞かずに前へ出る |
| 15日目 | 57巻 第614〜617話 | 傅抵とともに王翦の本陣へ突っ込み、王翦を追い詰めるが、駆けつけた蒙恬に阻まれる |
| 15日目 | 58巻 第625話 | 逃げる王翦を追うが、田里弥に食い止められる |
話の中身は、はじめての三国志の各話レビュー記事で確かめたもので、巻は集英社の単行本の目次によります。
見どころは二つ。一つは9日目。亜光の守りを崩し、堯雲とともに亜光を追い込んで、意識を奪う一撃を入れたのは馬南慈でした。亜光の記事の側から見ると、命を奪いかけた相手です。もう一つは15日目。総大将の王翦を本陣から追い立てたのが、馬南慈と傅抵でした。あの王翦が丘を下りて退路を探す姿は、そうそう見られるものではありません。あと一歩のところで蒙恬に阻まれましたが、秦の総大将を走らせた将、と言えば、その重さが伝わると思います。
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馬南慈は死亡した?朱海平原のあとも戦い続ける
馬南慈は、朱海平原では死んでいません。その後の戦いにも、李牧の配下として続けて登場しています。
| 時期 | 巻・話 | 馬南慈の動き |
|---|---|---|
| 鄴の陥落のあと | 59巻 第644話 | 敗戦の責めで処刑されかけた李牧を救うため、傅抵とともに軍を構える |
| 宜安の戦い | 67巻 第730話 | 桓騎を追い詰める側の将として、傅抵とともに名前が出る |
| 番吾の戦い | 72巻 第781・789話 | 舜水樹とともに、李牧の軍の守りを固める |
| 韓攻めのころ | 76巻 第834話 | 韓の救援に向かう趙軍として、舜水樹とともに蒙恬の軍と戦う |
| 趙を攻める戦い | 80巻 第870〜871話 | 秦軍と向き合い、楽華軍や山の民とぶつかる |
| 雁門の回想 | 第890話 | 李牧が匈奴と戦わずに守り続けた雁門時代の回想にも登場する |
話の中身は、各話のレビュー記事によります。どれも馬南慈が討たれる場面ではありませんが、原作のすべての回を確かめたわけではありません。麻鉱、虞寧、宮康、松左、胡漸、そして亜光と堯雲。朱海平原で馬南慈と同じ戦場にいた将たちの多くは、もうこの世にいません。生き残った馬南慈は、それだけで、李牧の軍の古株としての重みを増していきます。
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馬南慈はアニメの何期に出てくる?
馬南慈は、アニメ6期に登場しています。声は手塚秀彰さんです。6期で描かれたのは、朱海平原の序盤まで。亜光を追い込む9日目も、王翦の本陣に迫る15日目も、これからアニメになる場面です。続きの放送時期は、2026年10月時点で発表されていません。
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史実の李牧と雁門:馬南慈は記録にいる?
『史記』廉頗藺相如列伝の李牧の段は、こう始まります。李牧は趙の北辺の良将で、代の雁門に常にいて匈奴に備えていた、と。同じ段には、李牧が長く守りに徹して兵を鍛え、最後に匈奴を大きく破った話も残っています。その後十年あまり、匈奴は趙の国境の城に近づかなかった、とまで書かれています。
ただ、この段に馬南慈の名前は出てきません。李牧の下でどんな将が戦ったのかは、史書には書かれていないのです。雁門で匈奴と戦った李牧の軍がいたことは史実で、その軍の中の一人として馬南慈を置いたのが『キングダム』の描き方です。記録に残らなかった李牧の部下たちを、一人の人物として見せてくれている、と考えると、馬南慈の存在が少し違って見えてきます。
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キングダムの馬南慈のよくある質問
馬南慈は死亡しますか?
朱海平原を生き延び、宜安・番吾、その後の趙の戦いにも登場しています。確認した範囲では、討たれる場面は見当たりません。最新の第890話では、李牧と過ごした雁門時代の回想にも出てきます。朱海平原、宜安、番吾と、李牧の大きな戦いを生き抜いています。
馬南慈は誰と戦いましたか?
朱海平原では、秦右翼の亜光と何度もぶつかり、9日目には堯雲とともに亜光を追い込み、意識を失わせています。15日目には傅抵とともに王翦の本陣を襲い、蒙恬や田里弥に阻まれています。
馬南慈はどこの出身ですか?
公式の紹介では、長く北方で匈奴と戦ってきた将とされています。李牧とともに雁門で戦ってきた古くからの部下です。
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キングダムライターおとぼけの独り言
朱海平原の15日目、馬南慈は一度、下がろうと言っています。堯雲の軍などはそれを聞かずに前へ出て、その日のうちに堯雲は王賁に討たれました。引き際を口にできる将は、戦場では案外少ないもの。前に出るほうが格好はいいし、物語の中でも目立ちます。
ここまで馬南慈が生き延びてきた理由の一つは、腕っぷしだけでなく、下がる判断ができることにもある、と見ています。もちろん、これは作中の描写から勝手に読んだ感想です。雁門で、攻めずに守り続けた李牧のそばにいた人らしい強さ。それでは兄弟たちよ、また次の記事でお会いしまっせ!











