キングダムの橑陽の戦いとは?楊端和と犬戎王ロゾの結末など何巻から何話まで?死亡キャラ、アニメで描かれる場面を紹介

2026年10月18日

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kawauso編集長(石原 昌光)

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kawauso編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務めるほか、紙媒体やWebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者・おとぼけ(田畑 雄貴)

コンテンツ制作責任者

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月に「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感していただけることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。

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剣を持ち戦う楊端和

 

鄴攻めの戦場は、朱海平原だけではありません。橑陽でも、楊端和が率いる山の民と、橑陽城の主・犬戎王ロゾの軍がぶつかっていました。アニメの公式も、続編ではこの楊端和とロゾの戦いが物語のカギになる、と予告しています。朱海平原の陰に隠れがちですが、続きを待つあいだに押さえておきたい戦場。

 

三国志のモブ 反乱

 

原作のどの巻のどの話にあたり、9日目の総攻撃でだれが倒れ、どう決着したのか。表にまとめながら辿れるような記事構成にしております。単行本の話の題は「橑陽」、検索では「遼陽」という字も見かけます。

 

※この記事は2026年10月時点の内容です。原作53巻までの展開と、主要キャラの死亡に触れています。

 

 

結論:橑陽の戦いは48巻から53巻、楊端和の山の民が犬戎王ロゾを破る

項目 内容
原作 48巻 第518話「戦地・橑陽」で舞台が示され、49〜53巻で朱海平原と交互に描かれる。53巻 第574話「解放者」で決着
秦の側 楊端和が率いる山の民。秦の将・壁の軍も加わる
趙の側 橑陽城の主で犬戎王のロゾと、犬戎の三兄弟。李牧の配下の舜水樹
結果 楊端和の勝ち。壁がロゾを討ち、山の民が橑陽城を手に入れる
アニメ 6期で序盤が描かれる(第10話の題は「犬戎の末裔」)。続きは続編で描かれると公式が予告。放送時期は未発表

 

楊端和の役目は、橑陽の趙軍を鄴の救援に行かせないこと。橑陽で負けていれば、鄴の兵糧攻めそのものが崩れていたかもしれません。

 

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橑陽の戦いは何巻何話?

巻 主な話 橑陽の場面
48巻 第518話「戦地・橑陽」 楊端和の山の民が橑陽の趙軍(公孫龍)に攻めかかる。壁の軍が援軍に来ることも伝えられる
49巻 第527話「橑陽の牙」、第528話「犬戎の末裔」、第529話「端和の勇」 舜水樹が着き、趙軍は橑陽城へ。犬戎とロゾが姿を見せる
50巻 第539話「戦の相手」、第540話「消耗戦」 壁の軍の兵糧が焼かれ、楊端和の軍も兵糧に苦しむことになる
51巻 第552話「身を切る作戦」〜第554話「壁軍の攻防」 兵糧が尽きかけた楊端和が、犬戎の三兄弟を討つ総攻撃を決める
52巻 第563話「族長カタリ」〜第569話「バジオウの誓い」 総攻撃の日。犬戎の三兄弟のうち二人が倒れる一方、楊端和は包囲される
53巻 第570話「完璧なる遭遇」〜第574話「解放者」 橑陽城を奪い、ロゾが討たれて決着

 

巻と話の題は、集英社の単行本の目次で確認。各話の中身は、はじめての三国志の各話レビュー記事によります。

 

 

49巻から53巻は、朱海平原の場面と橑陽の場面が交互に進みます。単行本で橑陽だけを追いたい方は、上の話数を目印に読むと迷いにくいはずです。

 

 

橑陽の戦いの流れ:兵糧が尽きる前の総攻撃

時期 主な出来事
開戦 山の民が橑陽の趙軍(公孫龍)を押し込むが、李牧の配下の舜水樹が着くと、趙軍は橑陽城まで引く。城の主・ロゾが率いる犬戎の兵が加わり、戦いはこう着する
2日目の夜 援軍に来た壁が預かる兵糧が焼かれる
8日目の夜 兵糧が尽きかけ、楊端和は翌日、ロゾの血を引く犬戎の三兄弟を討つ総攻撃に出ると決める
9日目 山の民と壁の軍が三方から攻める。メラ族のカタリが倒れ、三兄弟の末弟トアクが討たれる。楊端和は舜水樹とロゾの大軍に包囲されるが、その中で長兄ゴバを討ち、包囲を破る。山の民は散り散りに
9日目の夜〜10日目の夜明け 楊端和が敵を引きつけているあいだに、猿手族などの別働隊が、守りの薄くなった橑陽城に攻め入り、残っていた守備兵と戦って城を落とす。残る三兄弟のブネンをキタリが、ロゾを壁が討つ
決着 犬戎は楊端和に従い、楊端和は橑陽城を手に入れる。舜水樹は列尾へ向かう

 

日付は、Wikipedia「キングダム (漫画)」のあらすじの「橑陽攻防戦」の節と、各話のレビュー記事をもとにしました。見どころは9日目の総攻撃。兵糧が尽きる前に勝つしかない、と追い詰められた楊端和が、敵の主力を一気に討ちに出ます。

 

ところが、それを読んでいたのが舜水樹でした。総大将の楊端和が逆に囲まれ、山の民はばらばらに。ここから先は、楊端和そのものが囮だったと分かる流れです。囲んだつもりの相手が、実は城の守りを薄くさせられていた。王手をかけたつもりのあいだに、本陣を取られていたような逆転です。

 

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キングダムを100倍楽しむ

 

 

橑陽の戦いで死亡したキャラ

キャラ 陣営 討った相手 巻・話
カタリ 山の民(メラ族の族長) ブネン 52巻 第563〜564話(第563話で刺し貫かれ、第564話で最期)
トアク 犬戎(三兄弟の末弟) フィゴ王ダント 52巻 第564話
ゴバ 犬戎(三兄弟の長兄) 楊端和 52巻 第566話
ブネン 犬戎(三兄弟の次兄) キタリ 53巻 第572話
ロゾ 犬戎王・橑陽城の主 壁 53巻 第573〜574話(第573話の終わりに壁の一撃、第574話で討ち取りが分かる)

 

倒れた話の番号は、各話のレビュー記事と照らし合わせたものです。兄のカタリを討ったブネンを、妹のキタリが討つ。第572話の題は「カタリの仇」です。そして、ロゾを討ったのは壁でした。物語の序盤から信を見守ってきた、どちらかと言えば派手さのない将が、犬戎の王を討つ。ここは、思わず声が出ました。兵糧を焼かれたのも壁でしたから、壁にとっては取り返しの一撃でもあります。

 

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キングダム武将の哀しすぎる最期

 

 

アニメでは何期?続編で描かれる場面

 

橑陽の戦いは、アニメ6期ですでに描かれ始めています。6期の第10話「犬戎の末裔」は、原作49巻の第528話と同じ題で、舜水樹が犬戎を援軍に引き入れようとする場面です。

 

 

 

6期で描かれたのは序盤まで。アニメの公式は、続編の制作決定を発表した際に、鄴をめぐる戦いで楊端和とロゾの戦いが物語のカギになる、と予告しました。9日目の総攻撃や、壁とロゾの場面は、続編で描かれる見込みです。続編の放送時期は、2026年10月時点で発表されていません。

 

関連記事:キングダムのアニメ7期(6期続編)はいつから?放送時期の最新情報と、原作は何巻から描かれる?

 

史実版の春秋戦国時代の年表

 

 

史実の橑楊と犬戎

 

『史記』秦始皇本紀の始皇十一年(紀元前236年)には、王翦・桓齮・楊端和が鄴を攻めたあと、王翦が閼与と「橑楊」を攻めたとあります。もう一つの「犬戎」は、史書ではずっと古くから出てくる名前。『史記』周本紀には、周の幽王が申侯らと西夷の犬戎に攻められ、驪山のふもとで殺されたとあります。西周が終わるきっかけになった出来事として知られています。

 

ただ、確認した秦始皇本紀の始皇十一年の記事には、犬戎もロゾも出てきません。橑陽の戦いで犬戎の王が城を守っていたというのは、『キングダム』の物語の側の話です。史書で周の王を倒した犬戎の名前が、500年あまりあとの戦国の戦場で、楊端和の前に現れる。史書を読んでから漫画に戻ると、そんな時間の厚みも見えてきます。

 

関連記事:[キングダムの謎]楊端和は実在したのか?その真実とは

 

史実版の春秋戦国時代の年表

 

 

キングダムの橑陽の戦いのよくある質問

橑陽の戦いは何話で終わりますか?

 

53巻の第574話「解放者」で決着します。壁がロゾに一撃を入れるのは、その前の第573話の終わりです。

 

ロゾを討ったのは誰ですか?

 

秦の将・壁です。53巻の第573話の終わりから第574話にかけて、犬戎王ロゾを討ち取ります。

 

バジオウは橑陽の戦いで死にますか?

 

死にません。9日目の夜に深手を負い、倒れ込む場面もありますが、命は落とさず、のちの戦いにも登場します。

 

遼陽と橑陽、どちらが正しいのですか?

 

単行本の話の題は「橑陽」です(第518話「戦地・橑陽」など)。『史記』の本文は「橑楊」と書いています。検索では「遼陽」と書かれることもあります。

 

関連記事:キングダムのアニメはどこまで?1〜6期の原作は何巻何話まで?続きは漫画の何巻から?

 

キングダムライターおとぼけの独り言

 

はじめての三国志主宰 おとぼけ(田畑雄貴)

 

周の幽王の話には、有名なおまけが一つ。笑わない后・褒姒を笑わせようと、敵も来ないのに烽火を上げ続け、本当に犬戎が攻めてきたときには、だれも助けに来なかった、という話です。『史記』の周本紀に載っている話ですが、本当にあったことかどうかは、いまの研究では疑問も出されているところ。

 

『史記』が伝えるその烽火の話に出てくる犬戎が、橑陽では城を守る側に回っているのです。史書の犬戎を知っていると、ロゾの登場の場面が少しだけ違って見えます。楊端和が城を取り、壁が王を討った橑陽。続編でどう描かれるのか、アニメの放送が決まる日を待ちたいと思います。

 

それでは兄弟たちよ、また次の記事でお会いしまっせ!

 

キングダムの子孫

 

 

 

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おとぼけ(田畑雄貴)

数々のブレストと思いつきで場を散らかした後、権限委譲と言い放ち、kawauso編集長に丸投げし去っていく。インターネットの不特定多数無限大の可能性にロマンと情熱を捧げる「はじめての三国志」の創設者。創造的で自由な発想が称賛や批判を創発し、心をつかむコンテンツになると信じている。各メンバーのパーソナリティを尊重し、全員の得意分野を活かし、補完し合うチーム作りを目指している。

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