2017年末から「はじめての三国志」に出没し始めたよかミカン。外見的にはどこにでもいそうなごく当たり前な人です。地域の防犯パトロールの当番なんかに真面目に参加してるんですよ。
つば付きの帽子を目深に被って真っ黒なロングコートを着て。クックック、防犯パトロールなのに誰よりも怪しそうななりをしてうろつき回ってやった。
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自慢できること
兵馬俑(へいばよう)に三回お会いしたことがあります。一回目は学生時代、世田谷美術館に展示が来たとき。二回目は中国出張中に始皇帝陵(しこうていりょう)の現地で。三回目は上野の国立博物館です。上野の展示の情報は、はじ三で知ったんですよ。
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誰一人として評価してくれないけれども
あとは、朝食を作ったりお皿を洗ったり掃除、洗濯、買い物をする合間にアイスクリームとフィナンシェとスコーンとマフィンを順次作っていき午前中に全て完成させたことがあるのが自慢です。
他には、朝食にサンドイッチを作る予定だったけど食パンを買い忘れた、っていう時に、コンビニに買いに行くのが面倒だったから夜中の三時半から強力粉を手で捏ねてオーブンでパンを焼き朝食に間に合わせたこととか、昼食に刀削麺(とうしょうめん)を食べたいと思って午前十時頃から強力粉と薄力粉をブレンドして刀削麺の生地を捏ねて寝かせておき昼食にベストな状態の生地を包丁で削いで茹でて食べたこととか、そんな自分のクレイジーな生活態度を誇りに思っています。誰一人として評価してくれませんが。
三国志小説『ショッケンひにほゆ』
誰一人として評価してくれていないと言えば、私が個人のサイトで公開している三国志のおバカ小説。
⇛⇛ 三国志小説『ショッケンひにほゆ』
のっけからパッとしない男の子が二人出てきて、くじを引くだの引かないだのと、心底どーでもいい話をくだくだとしゃべり始めるという地味なオープニングからしていけませんね。もっと、空から女の子が降ってきた! とか、目が覚めたら赤兎馬(せきとば)に転生してた! みたいな始まり方がいいですね。
(宮城谷昌光さんの『香乱記』は空から男が降ってきた! っていう始まり方でしたな)……目が覚めたら赤兎馬に転生? おぉう、それ楽しそう!
「人中の呂布(りょふ)」の奉先(ほうせん)様が金ピカ鎧をガチャガチャ言わせながら重たい方天画戟(ほうてんがげき)を持ってズシッと跨がってくるわけですよ。で、鞭を入れられちゃったりして、Oh, ……yes!
個人的には、自分の小説の語り手くんが気になってならないです。彼はくじ引きの賑わいが気になっていながら素通りして、後で友達に聞くとか、くじ引き興味ないって言いつつ列に並んでいたりとか、隊長のこと馬鹿にしつつも ものっすごい細かく観察してたりとか。ぜったいツンデレ属性ですよ。きっと隊長のこと好きですね。BL展開になるのかならないのか、気になってしょうがないです。
でもきっと徹頭徹尾それはないです。硬派な三国志小説なんで。成人女性垂涎のサービスショットが後半にありますが、そういう関心のない人にはそうと見えないように書きますのでご安心下さい。
⇛⇛ 三国志小説『ショッケンひにほゆ』
はじ三「何者」シリーズの必須要素
三国志との馴れ初めは、兄が友達から借りてきたKOEIの歴史シミュレーションゲームです。顔と若さで孫策(そんさく)を選んでプレーしたらすぐ寿命になってびっくり。ところで三国志って何? と思って三国志演義を読みました。そのまま何年間も忘れていたのですが、ある日、父が風呂上がりに聞いていたラジオで土井晩翠の「星落秋風五丈原」が流れているのを聞いて、つらつら思ったんですよ。
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五丈原(ごじょうげん)にいたのは諸葛孔明(しょかつこうめい)だけじゃないはずだ、って。孔明さんが悲愴感満々で閲兵を行っている時に、あぁ~寒っみ~~!と思いながら立っていた兵隊さんが大勢いたはずです。
孔明さんの延命祈祷の灯明を倒して叱られた可哀相な魏延(ぎえん)さんはこの時どんな顔をしていたのかな、とか。そんなことが突如として気になり始めまして、何年間も考え続けています。その間、中国へ留学したり小説を書いたりはじ三の記事を読み書きしてきたわけですが、全てのきっかけは「星落秋風五丈原」です。『ショッケンひにほゆ』でも、五丈原の顛末の傍証を書きます。
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三国志ライター よかミカンの独り言
自己紹介にかこつけて自作小説の売り込みというわけではなくて、逆に、小説のほうを読んで頂いたほうが自己紹介としてははるかに手っ取り早いです。あそこには私の全てが入っています。
自分の心情が最もよくあらわれているセリフはこれです↓
「人生経験を積むと、自分が愚かで無力で格好つける価値もなく、いかにみっともないことをやろうとも誰も気にも留めないゴミくずだってことを素直に受け入れられるようになるからさ。どんな小っ恥ずかしいことでも平気で言えるよ」
『SWEET三国志』 片山まさゆき 著
三国志演義を偏見のない目線から楽しいぶっ飛びギャグ漫画にしてくれた逸品。
文庫版ならたったの3冊。笑いながら三国志のあらすじがバッチリ押さえられますよ!
『まいごのどんぐり』 松成 真理子 作
誰しも、5歳の頃になくしたどんぐりを探し続けているのかもしれません。
一生に一度は読んで頂きたい絵本です。
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