あけましておめでとうございます。朱海平原の戦いは、三年をまたいでまだ続きますが、さすがに今年度ではおわるでしょう。
そこで、今年は朱海平原の戦い以後が描かれると思いますので、元旦の勢いに乗じて好き勝手に書いてみようと思います。
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この記事の目次
キングダムネタバレ予想628話vol3「李牧の更迭」
朱海平原の戦いは、多くの将軍を討たれ、鄴も陥落したという理由から李牧の言い逃れのしようがない完全敗北となるでしょう。本来ならば、これほどの敗北の報いは極刑しかなく、特に李牧に関心がない悼襄王ならば躊躇なく死刑を宣告しそうですが、朱海平原の戦いの時期の紀元前236年に悼襄王は死ぬので、そのゴタゴタでうやむやになりそうです。
次に即位するのは、暗愚として知られる幽繆王ですが、大体、新しい王が即位すると大赦があるものですから、佞臣の郭開辺りが、李牧に恩義を売るつもりで、死罪を免じるかわりに再び雁門に飛ばすのではないかと考えます。
この際に、「王都は何の手助けもせずに罪ばかりは李牧様に被れと言うのか」と憤る一部の李牧軍の将兵が出そうですが、むしろ李牧は、「ここで私が更迭されれば秦は安心して趙に侵攻してくるだろうから、好きなだけ攻めさせておけば、必ず再登板の時が来る」と告げ部下に対しては悔しいだろうが、秦から受けた恥を雪ぐ為に辛抱してくれと命じます。
キングダムネタバレ予想628話vol3「桓騎が大将軍に昇進」
同じ頃に、帝都咸陽で論功行賞があり、王翦、楊端和、それに桓騎を大将軍にする事が決定します。別に漫画では、六名が同時に決まるとは書いていないので、武功で考えると、大将軍に相応しい戦果がある人間に大将軍が与えられると考えていいでしょう。
残りの三枠は、今後の功績次第で一人ずつ埋まるか、一気に埋まるかで幅を持たせておいた方が漫画としても盛り上がりますしね。
楊端和は、犬戎族を撃破し、趙の別動隊を牽制して朱海平原に寄せ付けなかった功績。王翦は作戦を立案して、難攻不落の趙の副都鄴を倒した功績、桓騎は長期間鄴を包囲してこれを開城させた功績。
まあ、名目はどうでもいいのです。重要なのは大将軍は秦王政の制約を受けずに、自分の軍勢を好きに動かせる特典があるという事です。この特典を得て、最も活き活きしたのが桓騎であり、すぐに趙を攻めるべく準備を開始します。
天下の大将軍に王手をかけたつもりが、成れなくてガッカリする信ですが、本当は信の大将軍昇進に待ったを掛けたのが秦王政だと知り愕然とします。
喰ってかかる信に政は「大将軍は諸刃の剣だ信、お前だって以前の六大将軍が全て、天寿を全うできなかった事実を知っているだろう」と釘を刺します。秦王政の目線は、桓騎に注がれていました。戦功抜群である為に大将軍に任命せざるを得なかった桓騎ですが、秦王政はそこに危うさを感じていたのです。
キングダムネタバレ予想628話vol3「増長する桓騎」
紀元前234年、桓騎は十万の大軍を率いて、李牧から代わった趙将扈輒が指揮を執る趙軍十万を武遂で敗り、十万人を残虐な方法で殺害します。不必要な虐殺に秦でも疑問の声が上がりますが、すでに大将軍の地位を与えられた桓騎に対し、これを制止する方法はありませんでした。
趙の地で連戦連勝を続ける桓騎の表情は鬼気迫り、かつて六国を震え上がらせた白起に匹敵すると噂されます。そこで、ドンケツの野盗から秦の頂点を極めた桓騎に慢心という最悪の敵が忍び込むのです。
これまで、対戦相手をコケにし続けてきた桓騎が、今度は狩られるカモに変身していく瞬間でした。世の中一寸先は闇ですね。
キングダムネタバレ予想628話vol3「桓騎が李牧に敗れる」
あまりにも不甲斐ない趙は連戦連敗し、いよいよ邯鄲の都が危なくなります。
それまで、ずっと李牧をガン無視していた幽繆王ですが、背に腹は代えられず雁門に使者を派遣して李牧の再登板を命じます。
紀元前233年、桓騎は趙の赤麗および宜安を攻めますが、ここで李牧が登場し桓騎の快進撃を食い止めます。しかし、ここからは李牧は貝になり、城に閉じこもって桓騎の挑発を受けても全く応じなくなります。
桓騎は、李牧を引きずり出そうと残虐な方法で趙人を殺戮しますが、李牧はいきり立つ部下を抑えて決して撃って出ようとしませんでした。遠征軍である桓騎は兵糧に問題があり、李牧の補給路を断つために、宜安を少数の部下に任せて、自らは肥下城を落として、李牧を孤立させようとします。
ところが、それこそが李牧の狙いでした。
野盗の寄せ集まりである桓騎の軍勢は桓騎の監視が無いとモチベが低く、すぐに言いつけを破りさぼり始めるのです。李牧は、そこを逃さずに宜安を落とし兵糧を奪い取りました。万事休すになった桓騎は急いで宜安に取って返しますが、李牧の伏兵で散々に破られ、秦に還る事も出来なくなり、遁走してしまいます。
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