三国志平話
はじめての漢王朝




はじめての三国志

menu

デザイン担当:よりぶりん

沢山の人材を発掘した呉の孫権

孫呉(孫権黄蓋陸孫周瑜周泰) 




三人(魏 呉 蜀)

 

孫堅孫策と続いた呉の三代目、孫権は、劉備曹操のような、

叩き上げの歴戦の英雄から見ると地味な印象を受けます。

 

しかし、それは、ある程度安定した地盤を引き継いで、多くの戦乱に

明け暮れる必要が無かったという点。




呉が発展できた理由

太公望 釣り

 

呉は中国国内でも有数な水に恵まれた穀倉地帯であり、

資源を求めて他所へ撃って出る必要がなく、それが守備に重点を置いた

呉の戦略に繋がったという点が原因です。




呉が地味な理由

三国志まとめ 董卓

 

曹操劉備のようにガツガツしないでも済んだので、

どうしても活動が地味に見えるのでしょう。

 

そんな孫権ですが、曹操劉備に劣らない、むしろ凌いでいる部分があります。

 

曹操や劉備に劣らないのは何故?

孫呉(孫権黄蓋陸孫周瑜周泰) 

 

それは多くの人材を発掘して呉の発展に寄与した事です。

 

孫権の人材に対する考え方を現す言葉には、以下のようなものがあります。

 

「他人の長所を褒めて最大限伸ばし、欠点には目をつぶる」

 

孫権は、このような考えに基づいて、多くの部下を登用して、

これを活動させました。

 

名将に変貌させた孫権の人心掌握術

呂蒙

 

特に有名なのは、呂蒙(りょもう)という武将でしょう。

呂蒙は、元々は武力一辺倒の戦馬鹿であり、

赤壁でも大手柄を立てるなど優れた知恵はあったのですが、

貧しい境遇の為に学問が出来ず文字も読めない文盲だったので、

周囲からは「呉下の阿蒙」と馬鹿にされていました。

 

阿蒙の阿とは、○○ちゃんという意味で、ようするに

「蒙ちゃん」と軽く馬鹿にして呼ばれていた訳です。

 

孫権は、呂蒙を呼び寄せて、学問の必要性を強く説きました。

 

「何も学者になるほどに勉強をせよとは言わぬ、ただ、過去の事を

もう少し勉強して欲しいのだ」

 

孫権自身も忙しい政務の合間を見て、孫子の兵法を研究するなど、

大変な読書家でした。

 

その孫権から勉強しなさいと言われた呂蒙は一念発起して

寝る間を惜しんで勉強をし、ついには学者を凌ぐ知識を身につけています。

 

その事が、後に関羽を討ち取り荊州を奪還するなどの大功績に繋がるのです。

 

関連記事:「男子三日会わざれば刮目して見よ」……呂蒙について

 

孫権は優秀な人材を呉に招く

遅れて来た孫権 英雄

 

この呂蒙以外にも、孫権は、諸葛孔明の兄の諸葛僅(きん)や、

魯粛(ろしゅく)のような優れた政治家を呉に招いています。

 

魯粛三国志演義では、周瑜と孔明の間で右往左往するくたびれた

中間管理職のような情ない役ですが、事実はそうではなく

長期的な戦略眼を持った有能な文官でした。

 

孫権にも「後漢王朝はもう駄目なので、江東の地で新しく王朝を

開いて、その王となるべきです。」と主張しています。

 

実は、古参の張昭のような文官は、後漢王朝の復興にこだわっていて

魯粛とは水と油だったのですが、孫権は両者の長所を入れて

バランス良く、これを用いていたのです。

 

また、後に夷陵の戦いで蜀軍を破って名を上げる陸遜(りくそん)も

孫権によって見出された人材です。

 

拡大していく、呉は多くの人材を必要としていました。

それを満たすには、有能な人材を見出す眼力が不可欠だったのです。

 

孫権は、その大事な眼力を持っていたからこそ、

受け継いだ呉を拡大させて、三国の一国の地位を確保できたのです。

 

関連記事:遅れてきた呉の英雄・孫権の才能とは?




この記事を書いた人:kawauso

kawauso

HN:

kawauso

自己紹介:

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

 

関連記事

  1. 劉備と再開する趙雲 50話:捨てる神あれば、拾う神、劉備、趙雲と再会
  2. 諸葛亮の死因は過労死らしいけど、一体どんな仕事してたの?
  3. 苛ついている曹操 曹操に意見を申す!魏の法律の欠点を指摘して新しい運用をアドバイス…
  4. あれほど豪華なメンツが揃っていた反董卓連合軍が董卓に負けた理由
  5. 殷の大様002 1話:中国最古の王朝 殷とはどんな国だったの?
  6. 董卓が殺害された原因と三国志に与えた影響とは?
  7. 曹操が遺言で見せた女性への愛情
  8. 趙達(ちょうたつ)とはどんな人?サイババか!?三国志に現れた天才…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 徳川家康をボコボコにする武田信玄
  2. 張魯
  3. 曹叡

おすすめ記事

  1. 【キングダム&300ファン感涙】架空戦記第2弾ギリシャ最強スパルタVS中華最強秦のガチ対決!!
  2. 43話:孫策、後事を孫権に託して病没する
  3. 廖化(りょうか)ってどんな人?蜀漢成立~滅亡まで戦い続けた蜀の将軍
  4. 三国時代にはもうハンバーガーが食べられていた!?驚きの食文化をご紹介
  5. 黄老思想(こうろうしそう)とは何?アベノミクスの原点は前漢時代にあった! 光武帝を解説する荀彧
  6. 【笑林】人命度外視の治療と儒学をまなんだ不孝者

三國志雑学

  1. 後継者を決めずにダラダラする袁紹
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 五虎大将軍の馬超
  2. 劉封

おすすめ記事

呉蜀赤壁の戦い 赤壁の戦いは計略の宝庫 孫策に攻撃される黄祖 黄祖(こうそ)とはどんな人?正当防衛なのに孫家に恨まれ続けて殺された人 キングダム 514話 ネタバレ予想:王翦の進路変更の理由とは? 張良と始皇帝 張良(ちょうりょう)とはどんな人?高祖劉邦の右腕として活躍した天才軍師(1/3) 実子劉禅(りゅうぜん)と養子劉封(りゅうほう)の明暗 周瑜はいかにして魯粛を呉に引き入れたのか? 127話:迫る第四次北伐と蜀の抱える二つの問題点 愛馬に乗り敵を粉砕する張遼 正史三国志と三国志演義の張遼はどこまで違う?張遼の最強称号を斬る!

はじさん企画

“if三国志" “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“水滸伝"

“三国志人物事典"

PAGE TOP