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周處(しゅうしょ)とはどんな人?必ず負けると分かっていながらも、戦い抜いた闘将【晋の将軍列伝】

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photo credit: Hundred Eyes via photopin (license)

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父は呉の謀臣として魏の曹休(そうきゅう)をおびき寄せ、「石亭の戦い」で大勝を治めた周魴(しゅうほう)です。

その息子である周處(しゅうしょ)は父の跡を継ぎ、呉の臣として活躍します。

呉が晋に降伏した後は晋の臣下として内政や異民族討伐で数々の活躍を見せます。

しかしある戦で彼は必ず負ける戦と分かりながらも上司からの命令に素直に従って

大軍である敵軍に対して、少数の軍勢を率いて戦い抜き、

敵兵を一万人程倒し戦死する事になる晋の将軍周處を紹介します。




青年期から常人離れした強さを持つ

 

周處(しゅうしょ)は父・周魴(しゅうほう)が亡くなると周家の頭領として跡を継ぎます。

彼は二十歳を過ぎた頃から、常人を超えた強さをもっており、近隣の村で彼に勝てる

大人はいませんでした。

彼はその常人離れした強さから、野を駆け回って狩りを行い、自分に逆らう者は

片っ端からぶっ飛ばし、好き放題暴れまわっていました。




村の古老から悩みを打ち明けられる

photo credit: Vote for me via photopin (license)

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彼はこうして毎日を過ごしていましたが、そんなある日村の古老と出会います。

周處は浮かない顔をして歩いていた古老を見て「最近は平和で、作物も豊作なのに

なぜ古老は浮かない顔をしているのだ」と問いかけます。

すると古老は「三つの害悪が取り除かれていないから、喜べないのだ」と答えます。

彼は「その三つの害悪とは一体何なのだ」と質問します。

すると古老は「南山に潜む猛獣と橋の下にいる蛟(みずち=蛇に似た獣)、

そしてあなたがいるせいで私を始め村の人々は困っているのだ。」と答えます。

すると周處は「分かった。我がその猛獣たちを退治してやる」と答えます。

 

猛獣との戦い

 

周處は南山に向かい猛獣を弓矢で倒します。

その後村の橋の下に向かい、水中へダイブ。

蛟を見つけると、この猛獣と格闘を開始。

周處は蛟と水中を浮いたり沈んだりしながら数十里流されますが、必死に戦い、

三日三晩蛟と格闘を繰り広げます。

村人達は周處が三日間、村に姿を表さない事を喜び、宴会を行います。

周處は何とか蛟を倒して、村に帰りますが、村人から嫌われて居る事に気付き、

ショックを受け、村を去ります。

 

学問に目覚めて、呉に仕える

 

周處は村を去った後、学問に励みます。

彼は一生懸命学問に打ち込み、孫晧の時代に呉へ仕え、

孫晧(そんこう)から軍を統率する無難督(ぶなんとく)に就任します。

しかしこの時の呉は滅亡へ向けて突き進んでおり、非常に危険な状態でした。

 

呉の滅亡

photo credit: Purple haze via photopin (license)

photo credit: Purple haze via photopin (license)

 

晋の将軍である王渾(おうこん)は呉の都建業を陥落させ、宮殿で勝利の宴を行います。

周處もこの宴会に参加しておりました。

王渾は全員に酒を配り終えると、降伏した呉の臣に

「国は亡くなり今後の憂いが無くなりましたな」と話しかけます。

この呉の臣は侮蔑の言葉を向けられるもなんとか腹に怒りを収めて、

耐え抜きます。

 

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王渾に怒りを向ける

 

周處は王渾の言葉を聞くと大いに怒り、彼の前へ進み出て

「漢の末期に国が三つに分かれて三国が出来上がった。

あなたも以前は魏の臣下であったはず。

私達のみが亡国の生き残りではなく、

あなたも亡国の生き残りでしょう。」と見事に切り返します。

この言葉に王渾は言い返せず、黙ってしまいます。

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