三国志平話
濡須口の戦い




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

井の頭自然文化園の象「はな子」にまつわる光と影&三国志時代の英雄は猛獣をどう扱っていたの?




アジアゾウのはな子 wiki

(写真引用元:はな子 wikipedia)

 

東京都は、井の頭自然文化園で飼育されていた日本最高齢のアジア象、

「はな子」が5月26日、69歳で死去したと報じました。

ハナ子は、1949年にタイから来日して、最初、上野動物園で飼育され、

1954年からは、井の頭自然文化園に移され現在まで至ります。

 

当時、上野動物園では、空襲の被害を恐れて大型の動物を薬殺していて、

動物園の花形、象も居なくなっていました。

 

インディラ wiki

(写真引用元:インドから送られたインディラ wikipedia )

 

ハナ子は、そんな中、東京都内を回り、同じ頃インドからやってきた、

インド象のインディラと共に、戦争で希望を失った日本の子供達を喜ばせました。




動物園の人気者、象の影の部分とは・・

上野動物園 f

 

しかし、長い間、狭い飼育部屋に閉じ込められ、多くの人間に見られるという

本来の環境とはかけ離れた場所で生活した事で、ハナ子は精神状態を崩し

飼育部屋に乱入したお客を踏み殺したり、飼育員に危害を加えるなど、

問題行動が多くなり、「ハナ子をタイに帰そう」という運動も起きていました。

その矢先の死は、動物を見世物にして自由を奪うのが、

果たして正しいのか?という重い問いかけを私達に発しています。




三国志の時代、すでに象は知られていた

ゾウ f

 

日本において、はじめて、生きた象がやってきたのは室町時代の

西暦1408年、足利義持の時代だと言われます。

一方、中国では、大陸と陸続きである事から、大昔から象は知られていました。

 

キングダム 始皇帝

 

前漢の武帝(ぶてい)は、秦の始皇帝(しこうてい)が造営した、

狩猟用の庭園、上林苑(じょうりんえん)を改築して、そこに象や犀、

虎やライオンのような周辺諸国からの献上品の珍獣を放して飼育させ、

狩猟の時の的にしたそうです。

 

始皇帝

 

その上林苑は、帝都長安の周辺にあり周囲150キロという広大なもので、

沖縄県がすっぽり入るほどの広さがあります。

苑内には70箇所も離宮が存在して、皇帝は狩りに疲れるといつでも、

最寄りの離宮で、休む事が出来ました。

動物園というより、ほとんど、皇帝専用サファリパークですね。

 

関連記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

関連記事:マジですか?始皇帝が半両銭に込めたメッセージに震える・・

関連記事:始皇帝が眺めていた星空から星座が分かる。凄い!ギリシャ神話にも劣らない中国の星座

 

後漢時代に入ると、都が洛陽に移り上林苑も移動

前漢が滅びて、光武帝が後漢を興すと、都も長安から、洛陽に移り、

それに従い、上林苑も洛陽の西方に造られます。

この時代も、周辺国から珍獣を集め、皇帝の狩猟場として機能しました。

 

戦え于禁㈪02 董卓

 

この上林苑、意外な所でも名前が出てきます。

西暦189年には、あの、へそが大炎上男、董卓(とうたく)

袁紹(えんしょう)の命令で、洛陽に召集を受けた時に、

一時、軍を駐屯させていた場所なのです。

董卓の事ですから、皇帝専用の狩り場である事など無視して、

これから始まる激しい戦いのデモンストレーションに、

上林苑の珍獣や猛獣を狩りまくったかも知れませんね。

 

朝まで三国志 董卓

 

董卓「オガッ!!象のステーキ喰いたいずら!!」

 

なんて、董卓あたりは、言ってたりして・・

 

関連記事:新事実!悪逆非道の代名詞・董卓は実は、かなりいい人だった

関連記事:偶然の遭遇から因縁の仲へ!孫堅と董卓は元同僚だった!?

関連記事:董卓はどうしてデブになったの?真面目に考察してみた

 

地方豪族も同様の苑を保有していた

 

孫権

また、三国志の英雄、孫権(そんけん)も狩猟が大好きで、

虎などを狩ったそうですが、地方貴族も皇帝にならい、

庭園の中に珍獣を放して狩猟したようです。

 

孫権と三国アヒル

 

孫権も恐らく、上林苑のミニチュア版を領地内に持っていて、

狩猟を楽しんだのでしょうね。

 

三国志 象兵

 

このような事から、当時の三国志の英傑には、

象は割合身近な生き物だったかも知れません。

ただ、観覧するのではなく、獲物としての存在というのが、

動物園とは大きく違いますが・・

 

今後の動物と人間のあり方

象 f

 

子供の情操教育の一環として、野生動物に触れさせるというのは、

悪い事ではないと思いますが、象のような知能が高い生物は、

その環境でストレスを感じてしまいます。

これを何とかしないと、動物園が動物虐待の場になってしまいますね。

ハナ子の死を無駄にせず、動物と人間が心地のよく付き合える

動物園環境を考えていきたいものです。

 

関連記事:三国志の時代に象兵はいたの?

関連記事:洛陽の最速王は誰だ!意外に速い!三国時代の馬車ってどんなの?

 

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—




よく読まれている記事

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

kawauso 投壺

 

関連記事:三国時代の娯楽にはどのようなものがあったの?タイムスリップして当時の人に取材してみた

 

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. ギャップに驚き!禰衡だけでは無かった!Mr.天然、曹植の裸踊り
  2. 曹操の短歌行が後世にまで禅譲のお手本として残ってたってホント?
  3. 金持ちってけっこうケチ?あの曹操もドケチで有名だった!
  4. 蒙毅(もうき)ってどんな人?趙高に恨まれて悲劇の最期を迎える文官…
  5. 【キングダム】イケメンな始皇帝の意外な最期を大胆に考えてみよう!…
  6. 戦国策【魏策】人の心の裏表を把握せよの巻
  7. 赤穂浪士の吉良邸討ち入り 忠臣蔵はテロ?知っているようで知らない赤穂事件を解説
  8. 周瑜と孫策 周瑜はどうやって時代を超越した軍師・魯粛を手に入れたの?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 丞相、校尉、都督……? 三国時代の役職(官職)が分かりづらい!
  2. 【陳祇】蜀滅亡の原因は黄皓だけのせいではなかった?
  3. 【ネオ三国志】第4話:孫家の跡継ぎ、天下へ向けて出陣
  4. 陸遜の生い立ちはどんな感じ?知られざる陸遜の前半生に迫る
  5. 幼少期・青年期の曹操がかなりやんちゃってほんと!?
  6. 倭国 「魏志倭人伝」 から読み取る当時の日本、邪馬台国と卑弥呼を分かりやすく解説

三國志雑学

  1. 解煩督 呉
  2. 撃剣を使う曹丕
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

豊臣秀吉 戦国時代2 秀吉のDIY?墨俣城(すのまたじょう)って本当に一夜で造られた? 実は無能では無かった?少帝が妃と交わした最後の歌が悲しすぎる まだ漢王朝で消耗しているの? お金と札 三国時代の経済ってどうなってたの? 子玉(しぎょく)って誰?三国志にも名前が出る楚の猛将・成得臣 野望が膨らむ鍾会 鍾会の蜀討伐案と羊祜の呉討伐案の違いってなに? 韓馥(かんふく)とはどんな人?三国志一被害妄想が激しく袁紹に怯え自殺してしまった武将 華歆(かきん)とはどんな人?孫呉の英雄達に仕えた文官 曹彰(そうしょう)が曹操の後継者に選ばれる確率を求めてみた

おすすめ記事

  1. 『うしおととら』の獣の槍の元ネタは孫子の時代にあった?古代中国の名剣・干将と莫邪
  2. 【魏のキラーの名を冠した将軍】城を守らせたら誰にも負けない文聘ってどんな人?
  3. 荀彧は後漢グルーブor曹魏グルーブどっちなの?
  4. 【キングダム ネタバレ】王翦の部下は麻紘と亜光ではなかった?
  5. 【有料記事】三国志の軍隊のマニアックな規律を紹介
  6. はじめての三国志「ストライキ決行」の熱い舞台裏
  7. かわいそうな阿斗(あと)の壮絶な人生
  8. はじめての三国志 4コマ劇場 「三国志の英雄たちのアダ名」

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

PAGE TOP