三国志の時代に象兵はいたの?


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

白い象に乗っている木鹿大王(南蛮族)

 

三国志演義』の中には南蛮の王が象(ぞう)兵を用いて戦うシーンが出てきます。これは、物語を盛り上げるための演出なのかそれとも実際の戦いにも象が使われていたのか検証してみたいと思います。

 

関連記事:羌・鮮卑・烏桓だけではない!南の異民族を徹底紹介

関連記事:三国志時代の兵士の給料と戦死した場合、遺族はどうなってたの?


象の飼育は殷時代から

殷の大様002

 

殷代の青銅器には、リアルな象をかたどったものが数多くあります。また、象牙の簪(かんざし)や桶(おけ)なども多数見つかっています。

 

三国志 象兵

 

中国河南省安陽県にある殷代の都跡、「殷墟(いんきょ)」では複数の王墓と一緒に「獣葬墓」が見つかっています。獣葬墓とはその名の通り、動物を埋葬した墓で、ウマ、スイギュウ、シカ、ブタ、イヌなどのほかに、トラ、ヒョウ、クジラなどの珍しい動物の骨もありました。象の墓にいたっては、2個も発見されました。

 

このことから、殷王室には動物園があり、珍獣を集めていたのではないかと言われています。また、南方から貢物としてやってくる象とは別に、「獲象」していたという記述も見つかっています。殷代には中原にも野生の象がいたのです。

 

水滸伝って何? 書類や本

 

漢の時代までには、中原の野生の象はいなくなっていました。しかし、漢時代の歴史書である『漢書』にも漢王宮には動物園があり、象が飼育されていたとあります。象は人々にとって比較的、身近な動物であったと考えられます。

 

関連記事:中国最古の王朝 殷とはどんな国だったの?

関連記事:殷末の武将たちの戦いをもとに書かれた『封神演義』

関連記事:古代中国のコペルニクスは孔明だった?彼はなぜ天文学を学んだの?

関連記事:伝説が歴史となる!近年の発掘調査で発見された曹操の陵墓


象兵の記録は春秋時代から

西遊記巻物 書物

 

春秋時代の書物、『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』に象を戦で使用した記録があります。紀元前506年、(そ)の昭王(しょうおう)は呉(ご)軍との戦争の際に、象のしっぽに火を縛りつけて、敵陣に放ちました。

 

司馬遷(しばせん)

 

時代が下り、漢時代。司馬遷は『史記』大宛列伝の中で、「インドでは人々は象に乗って戦う」と書いています。中国において、かなり古代から象兵による戦いは行われていて、漢の時代にも、象兵の概念は生きていました。つまり、三国時代に象兵はいたと考えてもいいのではないでしょうか。

 

関連記事:三国志を楽しむならキングダムや春秋戦国時代のことも知っておくべき!

関連記事:キングダムと三国志の違いって何?時代を追ってみる

関連記事:軍師ってどんな職業なの? <三国志豆知識>

 

伝説の企画 朝まで三国志 最強のワルは誰だ

朝まで三国志1

 

 

関連記事

  1. 関羽が殺されキレる劉備
  2. 羅憲
  3. 呉懿と孔明
  4. 敗北する馬岱
  5. 孫尚香
  6. 亡くなる張飛将軍

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。




はじめての三国志企画集

“はじめての三国志企画特集"

“はじめての三国志公式LINEアカウント"

“光武帝

“三国志データベース"

“三国志人物事典

鍾会の乱

八王の乱

“はじめての三国志公式LINEアカウント"




PAGE TOP