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来敏(らいびん)とはどんな人?孔明が魏延よりも苦手だった学者

この記事の所要時間: 249




孔明と姜維

 

蜀で誰が一番優秀であったかと問われれば間違えなく出てくる諸葛孔明。

政権運営の仕方においては三国志の中でトップクラスの能力を持った人物で、

人材を見抜く能力にも優れていた人です。

そんな孔明ですが苦手な人が何人かおりました。

 

魏延 孔明

 

一人目は魏延(ぎえん)です。

彼とはうまく付き合うことが出来ず、

魏延が北伐の作戦上で提案しても採用することはありませんでした。

 

基礎 孔明の後継者姜維03 魏延

 

ですが魏延とは頑張って付き合ってきましたが、魏延以上に苦手な人物がいたのをご存知ですか。

今回は孔明が苦手とした人物である来敏(らいびん)についてご紹介します。

 

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光武帝に仕えた名臣の末裔

光武帝劉秀part1 04 劉秀

 

来敏は後漢王朝を成立させた光武帝劉秀(りゅうしゅう)を支えた名臣である来歙(らいきゅう)の

末裔で、父は後漢王朝で三公の位にまで昇進した名士出身の学者です。

彼は後漢王朝が黄巾の乱や群雄割拠の時代を迎えると、

戦乱を避けて色々な場所を転々とした結果、最終的に荊州(けいしゅう)へ逃げ込みます。




縁故によって益州へ逃れる

孔融

 

来敏は姉が益州の劉璋(りゅうしょう)との繋がりがあったことから、

荊州を後にして益州へ身を寄せます。

彼は学問を盛んに研究しており

「春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)」を主にしておりました。

そして劉備が益州を領土とすると、

荊州の名士であった劉巴(りゅうは)の推挙によって劉備に仕える事になり、

劉禅が皇帝に即位すると、彼は孔明と共に漢中へ駐屯することになります。

 

自分の後任者である董允を認めない

董允

 

孔明は蜀の政権を劉備から託されると、

法を整備して国の礎をしっかりと固め、政府と朝廷の宮中が一体となって国を支えていく姿を

目指しておりました。

そのため孔明はしっかりした人物である董允(とういん)を来敏の後釜に据えようとします。

このことを知った来敏は大いに怒り「なぜ何の功績もない若造のために、

私が退かねばならないのだ。」と激怒。

孔明はこの来敏の激怒を聞くとわざわ彼の元へ赴いて何度も説得を試みます。

しかし彼は孔明の説得に納得いくことはありませんでした。

そのため孔明もほとほと疲れ果ててしまいます。

 

来敏の頑固さを日記にぼやく

孔明

 

孔明は自分が日々起きたことを日記に書いており、

その日記の中で来敏の頑固さについて触れております。

彼は「まったく来敏は歳をとってからボケてしまい大いに困る。

益州を先帝が平定した時、人臣はみなあいつは人の輪を乱す奴だと述べておったが、

劉巴が来敏を推挙してきたから先帝は致し方なく彼を用いることにしたのだ。

劉禅様が即位なさった時、私がしっかりと彼を見極めなかったため、将軍へ任命してしまった。

彼を将軍に任命しなければ現在こんな面倒なことにならなくて済んだのだ。

返す返すも彼を将軍に任命したのは私の過ちであった。」とぼやきをつづっておりました。

そして孔明はこの日記の中で「来敏を退かせて、

何としても董允を来敏がついていた職に就かせなければ私が目標として掲げている国家づくりができない。」

と決意を示しております。

そして孔明はこの日記に書いた通りに来敏を罷免させて董允を宮中へ送り込み、

政府と宮中の意思を統一する国家づくりに着手します。

来敏は怒りに打ち震えましたが、蜀の最高責任者である孔明の指示に従わざるを得ず、

董允に自らの職を譲ることになります。

 

蜀滅亡の一年前に亡くなる

ろうそく f

 

来敏は職を退いた後違う役職を与えられますが、

その職も他人を不愉快にさせる言動を繰り返した為、左遷させられてしまいます。

しかし光武帝を支えた名臣である来歙の末裔であったことが幸いして、

再び高位の官位に就くことが出来ますが、

その度に自分の言動が災いして左遷させられてしまいます。

こうして自分の言動が災いを呼ぶ事を繰り返しながら過ごしていき、

彼は蜀が滅亡する一年前に亡くなってしまいます。

 

三国志ライター黒田廉独り言

黒田廉

 

来敏は学者として「春秋左氏伝」を研究していたのにも関わらず、

自分の言動が災いして蜀の嫌われ者になってしまった残念な人です。

自分の言動をしっかりと抑えていれば、

蜀の政権内で初期の文官であったのでそれなりの

出世を行うことが出来たのにもったいないです。

皆さんも「口は災いの元」と言われるので言動には気を付けてくださいね

「今回の三国志のお話はこれでおしまいにゃ。

じかいもまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃ~またにゃ」

 

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