編集長日記
北伐

はじめての三国志

menu

はじめての蜀

【蜀の建国~滅亡まで】蜀の国を背負って戦い続けた丞相【孔明編】

この記事の所要時間: 1315




孔明

 

荊州で晴耕雨読(せいこううどく)の人生を送っていた諸葛孔明(しょかつこうめい)

彼は劉備の人柄と篤実さにほれ込み彼に仕えることになります。

劉備に仕えた孔明は、政治家としての能力を発揮し、

天下三分の計の要となる益州を劉璋から奪うと、益州を豊かにするため、

優れた政策を計画、実行していきます。

そして劉備が亡くなった後は、蜀の国を背負って一人、

国の安定を図りながら魏との戦いを行っていきます。

今回は劉備から蜀の国を任された孔明がなぜ亡くなるまで、

魏と戦いを続けなくてはならなかったのかを孔明の足取りを追いながら

分かりやすく説明していきます。




乱世の英雄・劉備死す

劉備

 

劉備は夷陵の戦いが蜀軍の大敗北で幕を閉じると病に倒れてしまい、

そのまま回復することなく、瀕死の状態になってしまいます。

劉備はこのままでは自分がいつ死んでもおかしくない危険な状態になると、

息子である劉禅(りゅうぜん)と蜀の政治家として国を治めている諸葛孔明、

そして益州で仲間になった家臣団を代表して李厳を呼びます。

彼は三人がやってくると孔明に「私の息子はポンコツだから、

君が蜀の国を治めてくれ。」と孔明に劉禅を押しのけて、

蜀の君主として立つように依頼します。

孔明は劉備の言葉を聞いて大いに驚きますが、「陛下。私はあなたの息子をしっかりと

補佐して、蜀の国を盛り立てていく所存です。安心してください。」と

劉備の意見を受け取らず、劉禅を補佐していく決意を述べます。

劉備は孔明の意見を聞くと大いに頷き、劉禅に対して

「孔明の意見をしっかりと聞き、勉学に励んで、国を治めよ」と遺言を残した後、

静かに目を閉じて、息を引き取ります。

こうして乱世の英雄であった劉備は亡くなります。

孔明はここから蜀の二代目君主である劉禅を補佐しながら、

蜀の国を盛り立てていく事になります。




南方が反旗を翻す

孔明

 

劉備が亡くなると、蜀の南方にいる太守達が異民族と結託して、反乱を起こします。

孔明は蜀の南方の異民族討伐へ向かいたかったのですが、

夷陵の戦いで大敗北したせいで、軍勢の力と国力が蜀の建国時と比較して、

大幅に減少したため、討伐することができませんでした。

また呉との同盟を再開させることも喫緊の課題であったため、

南方に目を向ける余裕がありませんでした。

南方の反乱軍達は、蜀軍が討伐に来ない事を知ると、

近隣の都市へ攻撃を仕掛けて陥落させていき、南方の反乱は時間が立つに連れて、

日に日に拡大していく事になります。

 

呉へ使者を送る

孔明

 

孔明は南方の反乱をとりあえず放置して、呉との同盟締結を急ぎます。

このような状況の中、孔明に呉と再び同盟を結んで、魏に当たるべしと

進言してきた人物がおりました。

その名を鄧芝(とうし)と言います。

 

孔明は鄧芝が呉との同盟が喫緊の課題である事をしっかりと

理解している事に驚きと共に彼を呉との同盟締結の使者として送れば、

呉と再び同盟を締結できるかもしれないと考えます。

こうして孔明は鄧芝を呼び出し「私は君と同じように、

呉と再び同盟を結ぶことが喫緊の課題であると認識していた。

しかし今まで呉と同盟を修復できる人物が見当たらずに困っていたが、

やっと同盟を締結できる人材と巡り合うことができた。

呉との関係を修復し、同盟の再締結を君に行ってもらいたいと思う。

やってくれるか。」と呉への使者になってくれるように、鄧芝に依頼します。

鄧芝は孔明の言葉を聞き、「わかりました。私も丞相と同じ意見を持っていたので、

ぜひこの役目をやらせていただきたいと思います。」と呉への使者になることを快諾。

こうして鄧芝は孔明に呉と関係を修復して、同盟を再び結ぶために呉へ旅立つことに

なります。

【次のページに続きます】




ページ:

1

2 3 4 5 6

関連記事

  1. 関羽千里行って有名だけど何なの?
  2. 諸葛孔明の影に隠れる劉備
  3. 張松(ちょうしょう)の裏切りがなければ劉備の蜀制圧は不可能だった…
  4. 諸葛瞻(しょかつせん)ってどんな人?孔明が親バカになるほど可愛が…
  5. 諸葛孔明が目指した軍師・管仲は、結構性格が悪い
  6. 劉備暗殺計画|甘露寺の婚儀と錦嚢の計 その2
  7. 黄月英(こうげつえい)はどんな人?実は名前さえ分からない謎の女性…
  8. 霍弋(かくよく)とはどんな人?蜀の滅亡まで司馬昭に屈しなかった隠…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 曹操の名言から知る三国志の世界「徒に先の易きを見て、 いまだ当今の難を見ず」
  2. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十二話「おんな城主直虎」の見どころ紹介
  3. 鄒忌(すうき)とはどんな人?ある楽器の腕前で宰相まで成り上がった斉のナルシスト宰相
  4. 蜀の五虎大将軍ってなに?実は全員揃ったことがなかった蜀の猛将たち
  5. 曹操「なんでも上手に使えばいい!屯田制と兵戸制じゃ!」
  6. はじめての三国志 アンケートのお願い

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

李傕(りかく)とはどんな人?董卓よりも横暴な政治を行った暴虐な政権運営者 【蜀の滅亡へのカウントダウン】こうして蜀の国は滅びへ至った 【キングダム】昌文君が李斯を土下座説得!何で昌文君は李斯があんなに必要なの? 93話:名将 張任、遂に堕ちる 王淩(おうりょう)とはどんな人?魏の忠臣として、司馬家の専横を許さなかった知勇兼備の将 【朝まで三国志2017】告知参加メンバーが判明したよ 【2016年】年末年始にまとめ読み!これを読めば三国志が丸わかり30選【総集編】 三国志の時代に傘ってあったの?始皇帝や光武帝、呂蒙も使っていた傘事情

おすすめ記事

  1. 【お知らせ】耳で聞いて覚える三国志を追加配信しました。
  2. 「豎子に名を成せり」とはどのような意味なの?龐涓(ほうけん)の名言
  3. 昌豨(しょうき)が凄い!あの曹操が5回攻めて勝てなかった乱世の黒狼
  4. 二世だって優秀さ!魏皇帝の妻・甄氏(しんし)の壮絶な人生と向き合って果てた生涯に心が震える
  5. 馬鹿の語源はキングダムの趙高の実験から生まれた?
  6. 九州制覇へ向けて驀進するぜ!島津家棟梁・島津義久の九州制覇戦
  7. 項羽に勝ったのはこれだ!項羽に勝つことができた劉邦自らの自己評価とは?
  8. 【新企画】朝まで三国志を開催!夜22時~朝6時までノンストップ特別企画!

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP