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【蜀の建国~滅亡まで】蜀の国を背負って戦い続けた丞相【孔明編】

この記事の所要時間: 139




孔明

 

荊州で晴耕雨読(せいこううどく)の人生を送っていた諸葛孔明(しょかつこうめい)

彼は劉備の人柄と篤実さにほれ込み彼に仕えることになります。

劉備に仕えた孔明は、政治家としての能力を発揮し、

天下三分の計の要となる益州を劉璋から奪うと、益州を豊かにするため、

優れた政策を計画、実行していきます。

そして劉備が亡くなった後は、蜀の国を背負って一人、

国の安定を図りながら魏との戦いを行っていきます。

今回は劉備から蜀の国を任された孔明がなぜ亡くなるまで、

魏と戦いを続けなくてはならなかったのかを孔明の足取りを追いながら

分かりやすく説明していきます。




乱世の英雄・劉備死す

劉備

 

劉備は夷陵の戦いが蜀軍の大敗北で幕を閉じると病に倒れてしまい、

そのまま回復することなく、瀕死の状態になってしまいます。

劉備はこのままでは自分がいつ死んでもおかしくない危険な状態になると、

息子である劉禅(りゅうぜん)と蜀の政治家として国を治めている諸葛孔明、

そして益州で仲間になった家臣団を代表して李厳を呼びます。

彼は三人がやってくると孔明に「私の息子はポンコツだから、

君が蜀の国を治めてくれ。」と孔明に劉禅を押しのけて、

蜀の君主として立つように依頼します。

孔明は劉備の言葉を聞いて大いに驚きますが、「陛下。私はあなたの息子をしっかりと

補佐して、蜀の国を盛り立てていく所存です。安心してください。」と

劉備の意見を受け取らず、劉禅を補佐していく決意を述べます。

劉備は孔明の意見を聞くと大いに頷き、劉禅に対して

「孔明の意見をしっかりと聞き、勉学に励んで、国を治めよ」と遺言を残した後、

静かに目を閉じて、息を引き取ります。

こうして乱世の英雄であった劉備は亡くなります。

孔明はここから蜀の二代目君主である劉禅を補佐しながら、

蜀の国を盛り立てていく事になります。




南方が反旗を翻す

孔明

 

劉備が亡くなると、蜀の南方にいる太守達が異民族と結託して、反乱を起こします。

孔明は蜀の南方の異民族討伐へ向かいたかったのですが、

夷陵の戦いで大敗北したせいで、軍勢の力と国力が蜀の建国時と比較して、

大幅に減少したため、討伐することができませんでした。

また呉との同盟を再開させることも喫緊の課題であったため、

南方に目を向ける余裕がありませんでした。

南方の反乱軍達は、蜀軍が討伐に来ない事を知ると、

近隣の都市へ攻撃を仕掛けて陥落させていき、南方の反乱は時間が立つに連れて、

日に日に拡大していく事になります。

 

呉へ使者を送る

孔明

 

孔明は南方の反乱をとりあえず放置して、呉との同盟締結を急ぎます。

このような状況の中、孔明に呉と再び同盟を結んで、魏に当たるべしと

進言してきた人物がおりました。

その名を鄧芝(とうし)と言います。

 

孔明は鄧芝が呉との同盟が喫緊の課題である事をしっかりと

理解している事に驚きと共に彼を呉との同盟締結の使者として送れば、

呉と再び同盟を締結できるかもしれないと考えます。

こうして孔明は鄧芝を呼び出し「私は君と同じように、

呉と再び同盟を結ぶことが喫緊の課題であると認識していた。

しかし今まで呉と同盟を修復できる人物が見当たらずに困っていたが、

やっと同盟を締結できる人材と巡り合うことができた。

呉との関係を修復し、同盟の再締結を君に行ってもらいたいと思う。

やってくれるか。」と呉への使者になってくれるように、鄧芝に依頼します。

鄧芝は孔明の言葉を聞き、「わかりました。私も丞相と同じ意見を持っていたので、

ぜひこの役目をやらせていただきたいと思います。」と呉への使者になることを快諾。

こうして鄧芝は孔明に呉と関係を修復して、同盟を再び結ぶために呉へ旅立つことに

なります。

【次のページに続きます】




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