袁術祭り
北伐




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

魏の三代目皇帝・曹芳(そうほう)就任により魏は滅びの道を歩んだ?

この記事の所要時間: 34




曹叡

 

魏は曹操(そうそう)曹丕(そうひ)曹叡(そうえい)と三代続いて名君が誕生し、

魏の国家は大いに栄えていく事になります。

しかし曹叡が早くに亡くなってしまった事が原因で、

魏の三代目皇帝は幼い曹芳(そうほう)が継ぐことになります。

魏は三代目皇帝・四代目皇帝である曹髦へと続いていく事になるのですが、

魏の国は衰亡の一途をたどっていく事になります。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら




曹叡の跡を継いだ幼い皇帝

曹芳

 

曹叡は若くして亡くなってしまった為に、魏の三代目皇帝は幼い皇帝である曹芳が

就任する事になります。

曹叡は皇帝が幼すぎる事を危惧して、魏の重臣となっていた司馬懿(しばい)

魏の大将軍であった曹真の長男である曹爽(そうそう)に幼い皇帝を補佐するように

命令を下した後、亡くなってしまいます。

こうして魏の新しい皇帝に曹芳が就任し、

司馬懿と曹爽の二人が協力して支えていく事になっていきます。




司馬懿と曹爽の仲が悪くなる

司馬懿と公孫淵

 

曹芳が皇帝に就任した直後は二人の重臣が力を合わせていった事もあり、

魏の国の内政は円滑に回っていく事になります。

しかしだんだんと司馬懿と曹爽は内政や外征に対しての意見の食い違いが、

発生するようになり二人の仲が悪くなっていきます。

そして司馬懿は高齢と言う事もあり、政権から身を引く事になります。

こうして司馬懿が居なくなったことが原因で、

魏の政権は曹爽が皇帝を補佐して運営していく事になります。

 

 

司馬懿のクーデター…そして曹氏一門が没落

司馬懿

 

曹爽はこうして魏の実権を握ると、魏の政権を我が物顔で運営。

しかし幼い皇帝である曹芳に危害を加えるような事を一切しなかった為、

彼は曹爽のやり方に口を出しませんでした。

こうした政治を行っていた曹爽は、

皇帝である曹芳と共に首都である洛陽城を出て郊外にいく事になります。

曹爽や曹芳が洛陽城からいなくなると、司馬懿が兵を率いて城門を閉じ、

曹爽や曹芳が洛陽城へ帰ってきても入城を許すことをしませんでした。

その後曹爽が司馬懿に降伏した事で、皇帝曹芳も洛陽に帰る事ができましたが、

曹爽は司馬懿に殺されてしまい、彼の家族や子供なども共犯者として見られてしまい

殺害されてしまいます。

この結果曹氏一門の勢力が一気に弱まっていき、

司馬家の勢力が強まっていく事になります。

 

関連記事:【軍師連盟】司馬懿は軍師?それとも将軍?司馬懿は武将として出世したの?

関連記事:【軍師連盟】司馬懿は簒奪をいつから狙っていたの?

 

司馬家の専横を憎んだ家臣達が司馬氏打倒を企むが…

司馬懿

 

司馬家は曹氏一族の勢力を魏の政権から一掃する事に成功した事で、

魏における司馬家の勢力は巨大化し、

魏の政権は司馬家によって運営されている状態になります。

この状況を憂いた魏の李豊(りほう)らは司馬家を打倒する事で、

魏の政権から司馬家を追い出そうと画策します。

しかしこの計画は司馬家に知られてしまい、計画は失敗に終わってしまいます。

この計画を立案した者達は全員捕らえられ、処罰されてしまいます。

 

関連記事:司馬懿討伐をもくろんだ王陵の反乱はなぜ失敗に終わったの?

関連記事:【軍師連盟】司馬懿が起こしたクーデターは博打だったの?

 

司馬家を打倒の計画が失敗に終わった事で…

司馬懿

 

司馬家打倒の計画は事前に司馬懿の跡を継いだ司馬師(しばし)にバレてしまい、

計画に参加した人々は処罰されてしまいます。

この時、司馬師は皇帝が酒に溺れて、女にしか興味を持たず、

政治に関与しない事から現皇帝を廃して、新たな皇帝を擁立しようと考えます。

司馬師は明帝・曹叡の奥さんである郭皇后に相談しに行きます。

 

司馬師

 

郭皇后は残念な顔をしますが、司馬師の望み通りにするようにと指示を出します。

次に司馬師は次の皇帝は誰にするべきか郭皇后に相談します。

すると郭皇后は「高貴郷公(こうききょうこう)である曹髦(そうぼう)

皇帝にするのがいいと思いますわ。」とアドバイスします。

司馬師は分別のある曹彪(そうひょう)を皇帝にしたいと郭皇后に提案しますが、

郭皇后が猛反対した事が原因で、曹髦が新しい皇帝に就任が決定します。

 

関連記事:眼球が飛び出て死亡!強烈すぎる司馬師(しばし)のエピソード【はじさん臨終図巻】

関連記事:【孔明死後の三国志に詳しくなろう】司馬師打倒の兵をあげた毌丘倹の反乱はなぜ失敗したの?

曹芳が皇帝の位を降ろされる

 

こうして司馬師と郭皇后の密談によって曹芳は皇帝の位を降ろされる事になります。

曹芳は皇帝の位に執着することなく、司馬師のいう通りに皇帝の位から去っていきます。

そして曹芳の入れ替わりに新たな皇帝として曹髦がやってきます。

 

三国志ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

三代目皇帝である曹芳をご紹介しました。

彼は何も実績を残すことなく皇帝の位から落とされる事になります。

しかし彼が皇帝の位にいた頃に曹爽が司馬懿に殺害されたことで、

魏の政権は曹氏一門の勢力が一気に弱まってしまいます。

そして曹氏一門が没落した事で、魏の政権内で力をつけた司馬一族が魏の政権を

握っていく事になります。

三代目皇帝から魏の滅亡は加速していく事になります。

「今回の三国志のお話はこれでおしまいにゃ。

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃまたにゃ~」

 

関連記事:なんと○○を食べていた!三国志の驚異の食生活

関連記事:三国志時代に降伏や降参するときはどうやってサインを出していたの?

 

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 中国古代四大美人のひとり貂蝉はどうやって生まれたの?
  2. 曹操の人材登用法が魏国の安定をもたらす!能力主義者・曹操の二段構…
  3. 山海経(せんがいきょう)って何?|中国古代の神話世界
  4. 【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第一話「井伊谷の少女」の見ど…
  5. 黒田官兵衛の奇抜な献策と備中高松城攻防戦の水攻めがスゴイ!
  6. 献帝(けんてい)とはどんな人?後漢のラストエンペラーの青年期
  7. スーパーエリート袁術!理由はファミリーにあり?スーパー名家を探る…
  8. 【戦国四君・孟嘗君の逸話】五月五日の子に生まれた子は捨てよ!!父…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 126話:孔明第二次北伐の開始、陳倉攻略戦
  2. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【8/22〜8/28】
  3. 沢山の人材を発掘した呉の孫権
  4. 110話:関羽の悲報に復讐に燃える劉備
  5. 黄忠(こうちゅう)ってどんな人?華々しさとは真逆、家族に恵まれなかった人生
  6. 軍師連盟を100倍楽しむ!何で司馬仲達は魏の重鎮として出世できたの?

三國志雑学

  1. 劉備と劉邦

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

刑顒(けいぎょう)とはどんな人?三国志時代の曹植家に仕えていた執事 楊奉が袁術から離反しなければ官渡の戦いは袁術vs袁紹になっていた!? 【センゴク】信長の仇討ちで秀吉についたのは、神戸、丹羽、掘、蒲生 いずれも名将で明智オワコンに・・ まだまだいた三国志の名外交官たち5選 【河北の覇者】袁紹は光武帝を真似た戦略を採用したから滅びた! これぞ戦争の極意!!兵家の思想ってどんな思想? 若き日の曹操の優れた危機察知能力と後漢王朝への忠義心 【三国志界の絶対王者】袁術の『陽人の戦い』は頑張らなくても成果がついてくる。その理由とは?

おすすめ記事

  1. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十六話「綿毛の案」の見どころ紹介
  2. 3月レキシズルバーSP「はじめての三国志」をやってきたよ
  3. 世界一お粗末! 菫承の曹操暗殺計画。間男の恨みでぶち壊しに!
  4. 東方明珠のへなちょこ長安旅行記 その4
  5. 76話:孔明による材料も手間もなく矢を造る方法
  6. 【李傕・郭汜祭り 3日目】殺されてしまった悲劇の樊稠(はんちゅう)
  7. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース17記事【8/8〜8/14】
  8. 劉備も茶を求めた?中国茶の歴史

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP