広告募集
北伐

はじめての三国志

menu

執筆者:kawauso

キングダムの史上最悪の宦官、趙高(ちょうこう)はどうやって浮き上がる?

この記事の所要時間: 343




趙高 キングダム

 

史上最悪の宦官、趙高(ちょうこう)、現在は影も形もありませんが、

実はすでにキングダムに登場している事は御存じでしょうか?

そう、毐国(あいこく)の乱で太后の側に立っていた顔を布で隠した宦官が趙高です。

反乱の失敗により罪人になり蜀に流された趙高ですが、史実通りなら

李斯(りし)のように、再び登用される可能性が大であると言えます。

では、そんな趙高が復活するタイミングはいつなのでしょうか?

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:キングダムファンなら絶対読むべき!三国志も面白い!




実務能力に優れ、太后の信任が厚かった趙高

趙高

 

実は、毐国の建国には趙高の手腕が大きく貢献しています。

太后もキレ者ではありますが、秦の国内を出ては、その力は限られます。

しかし、趙高は楚とも密かに連絡をつけて項翼(こうよく)と白麗(はくれい)が

秦を攻めていて、その対策に忙殺された秦は、みすみす毐国の建国を許してしまいます。

 

こうして、太后は秦王政の加冠の儀にあわせてクーデターを決行しますが、

それも趙高の暗躍が無ければ、本来は不可能だったでしょう。

どうして、一宦官の趙高が楚と渡りを付けられたのか不明ですが、、

あるいは、春申君(しゅんしんくん)を通して繋がっているのかも知れません。




春申君、孝烈王と秦とゆかりが深い楚

月 f

 

楚が秦と繋がっていると書くと、突拍子もない感じがしますが、

そんな事はありません。

楚で宰相まで昇りつめた春申君は、元々、人質となった

楚の公子、完(かん)のお付きとして秦に送り込まれた人物だったのです。

その公子完は、後に即位して楚の孝烈(こうれつ)王になりました。

 

また最近の事例では、昌平君は元々楚人で人質として、

秦に入っている事を見逃す事は出来ません。

 

キングダムを見ていると遠いように感じる楚と秦は、

実は、繋がっていない事もないのです。

 

元より、春申君が秦の後宮へ出入りできるわけもありませんが、

後宮より宦官の勢力が接触を求める事は充分にあり得ます。

もし、そういう伝統を趙高が引き継いでいたなら、

楚に手をまわして秦を撹乱する事は不可能ではないでしょう。

 

では、趙高はキングダムではいつ頃、浮上してくるのでしょうか?

睡虎地秦墓竹簡(すいこち・しんぼちくかん)によると、

趙高は、紀元前258年の産まれで、17歳の時に史官として入学し、

20歳で試験を受けて通り、23歳の時に、尚書郎になり、

その行政能力の高さを買われて宮廷に入るとされています。

 

尚書台という役所は、元、皇帝の秘書官で上奏文や皇帝の詔を書く仕事です。

性質上、漢の時代には大きな権力を持つのですが、宦官が多く就任しました。

秦の時代でもそうだったのかも知れません。

 

象徴的なのは、趙高が23歳の時とは、紀元前236年です。

つまり、キングダムの世界ではズバリ今!趙攻略戦を行っている

現在の年なのです。

 

趙高が毐国の乱に加担した罪を許されるとすれば今年!

では、どのような経緯で浮上してくるのでしょうか?

 

関連記事:【龐煖の死】対趙攻略戦を地図で解説&大胆キングダム予想!

関連記事:オルド将軍は実在するの?やっぱり最期は龐煖にバッサリ?

 

予想、李斯の上奏により趙高が許される・・

李斯 ネズミ

 

秦王政は、六国の併合という大事業を達成する為に、どうしても、

元の太后派、そして呂不韋派の人材を再登用する必要に迫られるでしょう。

李斯を赦免したのは、その一例に過ぎないと思います。

 

この頃、秦では、尉繚(うつりょう)という人物が対秦包囲網を砕く為に、

大金を使って、六国の要人を買収するという計略を提言し、

その実行者として李斯が暗躍します。

 

おそらく、李斯は楚の動向を探る為に、楚とパイプを持つ趙高が必要になり

秦王政に上奏して、その赦免を願い出るような気がします。

こうして、一度沈んだ趙高は浮上し、以後、次第に秦王政の心を掴み

秦の政治に食い込んでいくのです。

 

キングダムウォッチャーkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

史実に忠実であるなら、趙高の再浮上はキングダムでは間近です。

それから、趙高は再登用されてから、大罪を犯し、蒙毅(もうき)によって、

死刑の判決を受けますが、始皇帝の仲裁で罪が許される話もあります。

これもキングダムではアレンジがありそうですが、

秦を陥れる謀略として趙高が、別の六国と繋がる可能性も否定できません。

初登場の時にはオドオドした雰囲気でしたが、

次に現れる時には、どんな表情をしているのでしょうか?

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:原泰久スゲー!虚構の秦・斉秘密同盟に隠された意図とは?

関連記事:【見逃した方向け】情熱大陸に出演した原先生の苦痛の漫画人生

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー





よく読まれている記事

キングダム 40巻

よく読まれている記事:【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 123話:馬謖痛恨のミス!!泣いて馬謖を斬る孔明
  2. 【シミルボン】人間の発想怖過ぎる!血も凍る三国志時代の処刑方法
  3. 【シミルボン】三国志と彗星達の不思議な関係
  4. 新制度導入はこんなに大変!胡服騎射を導入するために苦労を重ねた武…
  5. 関羽、曹操に取りあいをされた人妻 杜夫人
  6. 髀肉の嘆(ひにくのたん)って何?劉備が嘆いた言葉とは?
  7. 【龐煖の死】対趙攻略戦を地図で解説&大胆キングダム予想…
  8. 張角(ちょうかく)ってどんな人?太平道を創始した男の悲しい人生

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 蜀の武将・張達(ちょうたつ)と范彊(はんきょう)に同情の余地はあるの?
  2. 呉の諸葛恪が目指した政治は孔明のパクリだった!?
  3. 張楊(ちょうよう)とはどんな人?呂布を助けようとしためちゃくちゃ優しい人
  4. 三国志の時代、一番本を持っていた武将は誰だったの?
  5. 【王翦 vs 李牧】信は王翦により苦境に立たされる?
  6. 【祝】はじめての三国志!月間50万PVを達成!

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

キングダム 523話 ネタバレ予想:左翼戦の鍵を握る楽華隊! 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース12記事【4/3〜4/10】 王烈(おうれつ)を知っていたら三国志マニア?名声をもっていながら民衆として生きた名士 董卓は実は名将軍であるという根拠 【シミルボン】驚愕!三国志の時代の酒のマナー 三国史を英訳すると素敵すぎる!インターナショナル中国文学! 軍師連盟を100倍楽しむ!何で司馬仲達は魏の重鎮として出世できたの? 劉備と西郷隆盛の共通点って何?

おすすめ記事

  1. 原泰久スゲー!虚構の秦・斉秘密同盟に隠された意図とは?
  2. 三国志の徐州争奪戦が何だかややこしい!仁義なき徐州争奪戦を分かりやすく解説
  3. 【新サービス】はじめての三国志メモリーズを始めました
  4. 三国時代の税金の種類と分類をわかりやすく解説!税制がわかると三国志もよく分かる!
  5. 張良(ちょうりょう)とはどんな人?高祖劉邦の右腕として活躍した天才軍師(3/3)
  6. 【保存版】関羽が生涯に斬った主な敵将一覧
  7. 【獄卒の偉さを思い知った宰相】漢の功臣・周勃の名言とは?
  8. ガシュガル・ホータン連合軍を率いて戦い続けた後漢の武将・班超

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP