広告募集
帝政ローマ

はじめての三国志

menu

三国志の雑学

【これはひどい】孫皓が天下統一できると勘違いした占いとは?

この記事の所要時間: 30




 

呉の孫皓(そんこう)

暴君として有名であり、家臣に気に食わないところがあったら殺害してしたり、

人の意見に耳をあまり貸さない人物でした。

そんな彼も皇帝の位に就いた当初は飢えている県などに施しをしたりして、

名君になろうと努力をしておりました。

そんな彼はある占い師に占ってもらったところ「○○へ向かうことになるであろう」と

伝えられます。

この占いをきっかけに彼は天下統一を統一できると信じてしまいますが、

この占い結果は孫呉が天下統一することができる占い結果ではありませんでした。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【新企画】朝まで三国志を開催!夜22時~朝6時までノンストップ特別企画!




呉最後の皇帝に孫皓が就任

 

蜀は魏の鄧艾(とうがい)鍾会(しょうかい)率いる軍勢によって滅亡。

呉は援軍を蜀へ送ろうと考えておりましたが、援軍が到着する前に滅亡してしまったため、

むなしく帰還することになります。

呉は蜀滅亡後、孫休(そんきゅう)が皇帝になり呉の国内で続いていた内乱を鎮圧しますが、

程なく亡くなってしまいます。

孫休の死後、孫策の再来と評価を受けていた孫皓が皇帝の位に就任。

皇帝の位に就いた当初は名君になるべく色々な慈善政策を行っていくのですが、

豪族連合の上に君臨している政権である呉がこれ以上よくならないと推察してしまったことから、

孫皓は暴走し始めることになります。

※孫皓が暴走したきっかけはレンの推察です




軍事の陸抗・内政の陸凱死す

 

孫皓が皇帝の位に就任した際、呉の国では陸一族が軍事と政治で重きをなしておりました。

宰相・陸遜(りくそん)の息子である陸抗が軍事を担い荊州(けいしゅう)に駐屯。

晋軍を寄せ付けずに粘り強い戦いを繰り広げ続けておりました。

また内政では陸抗の一族である陸凱(りくがい)が丞相として呉の内政をしっかりと見ていたことで、

呉の国内は孫休が内乱を鎮定した後、荒れることなく安定した政治を行っていくことになります。

しかし呉の内政を担い、孫皓の暴走をある程度食い止めていた陸凱が亡くなってしまうと孫皓の

暴走が徐々に激しくなっていきます。

さらに荊州で晋軍と対峙していた陸抗が亡くなると、呉の軍事力は大いに低下し、

孫皓の暴走を止める人物はいなくなってしまいます。

そんな中孫皓は領土を外に拡大しようと考えて占い師に呉の運命を占わせます。

 

青蓋洛陽へ入る

 

孫皓はよく当たると言われる占い師を呼びつけると孫呉の運命を占わせます。

占い師は孫皓の命令を聞いて孫呉の運命を占い、

占いの結果「青蓋(せいがい=王の位にある者が乗ることのできる屋根付きの車)

洛陽(らくよう)へ入る」と伝えられます。

孫皓はこの占いを聞いて大喜びして、占い師に多額の金銭を与えて帰します。

なぜ孫皓は占いを聞いて喜んだのでしょうか。

上記の占いを簡単に説明すると「王様の乗った車が洛陽に入る事になるのでしょう」と言うことです。

洛陽は当時晋(しん)の司馬炎(しばえん)が領土としていた地域で、呉の領土ではありません。

この洛陽へ入ることが出来ると占い結果に現れたことは、孫呉が晋の領土である洛陽を

領有することができると孫皓は考えたから大喜びしたのです。

しかしこの占いは孫皓が考えたような結末を迎えることができませんでした。

 

関連記事:司馬炎(しばえん)ってどんな人?三国時代を終わらせたスケベ天下人

関連記事:犬も食わない夫婦喧嘩が皇帝に持ち込まれた?司馬炎、感涙の名裁きとは?

 

孫呉滅亡。孫皓は降伏して洛陽へ入城

 

孫皓はこの占いを聞いてから数年後、

晋軍の六方面からの侵攻軍を撃退することができずに降伏することになります。

孫皓は晋に降伏すると帰命侯(きめいこう)の位を与えられることになり、

司馬炎に洛陽へ呼ばれて会見。

こうして孫呉は滅亡することになり、

占い師が出した占い結果は孫皓が降伏して洛陽へ入城するしたことによって、

当たることになるのです。

 

関連記事:三国志時代に降伏や降参するときはどうやってサインを出していたの?

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

孫皓が占いの解釈を間違ってしまったのは可哀想ですが、

当時の占いは占いを依頼してきたものへ結果を伝えるだけで、

その解釈をしてくれないのがほとんどだったそうです。

ですから孫皓が占い師から聞いた結果を自分なりに解釈したのは間違えではないのですが、

間違った解釈をしてしまうと孫皓のようなことになってしまうのが当時の占いでした。

もし孫皓が占い師の占いを正確に解釈することができたのであれば、

孫呉が滅亡するまでにもう少し時間がかかっていたかもしれません。

 

参考文献 徳間書店 十八史略 奥平卓・和田武司著など

 

関連記事:【5分で分かる】意外と知らない孫呉滅亡のきっかけ

関連記事:【解煩督】呉にだっているぜ!解煩、敢死、無難、様々な特殊部隊

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 「斉」ってどんな国?キングダム戦国七雄を徹底紹介
  2. 集まれ曹操の25人の息子たち・その2
  3. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十五話「おんな城主対おん…
  4. 寂しい、5日に1日しか帰宅できない三国志時代の武将達
  5. 【閲覧注意】寄生虫が原因の症状が怖すぎる!寄生虫で死んだ陳登(ち…
  6. 実は孔明は墨者(ぼくしゃ)だった!?意外すぎる6つの理由
  7. 匡亭の戦いを図解で解説!袁術の華麗なる転落のプレリュード
  8. 被らないのは裸で歩くようなもの?中国人が被っていた冠は何?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. KOEI 三國志の産みの親!襟川陽一はココが凄い!シブサワ・コウの意外な側面6連発
  2. 25話:反菫卓連合軍の崩壊・・・それは、袁紹・袁術の確執から始まった
  3. 実は鐘会はマザコンだった!人生を狂わせた母の愛
  4. 孫家三代もメロメロ、実は周瑜と双璧の名将 程普の伝説
  5. 【元祖妖怪ウォッチ】孫権や諸葛恪、朱桓が目撃した妖怪を徹底分析!
  6. 孫静(そんせい)とはどんな人?兄貴、孫堅とはゼッコーモン!ひたすら故郷を守った孫一族

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

ええっ?曹操は歴史の先生として宮廷で採用されていた!? 【ネオ三国志】第9話:呂布の覚醒と劉備軍の降伏【蒼天航路】 羅貫中はケアレスミスをしていた?三国志時代の紙の価値 張悌(ちょうてい)とはどんな人?呉の滅亡に殉じ、壮烈な死を果たす最後の宰相 田斉に時代最高の名君である威王の逸話【春秋戦国時代の斉の名君】 5話:頓挫する王莽の新と、後漢王朝の復活 呂岱(りょたい)とはどんな人?三国志第一の老将で孫権からのミッションを忠実にこなす異民族討伐隊長 はじめての三国志 4コマ劇場 「合肥の戦い」

おすすめ記事

  1. 【シミルボン】戦だけが能じゃない?三国志の英雄達を詩で比較してみたよ!
  2. 【センゴク】戦国時代を揺るがす本能寺の変。秀吉はこの事件のせいでショックを受けて腑抜けになった!?
  3. 【軍師連盟】司馬懿は軍師?それとも将軍?司馬懿は武将として出世したの?
  4. 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」のことわざを作り出した班超って一体何者?
  5. 沮授(そじゅ)とはどんな人?袁紹に献策するも採用されなかった悲運のアドバイザー
  6. 81話:赤壁の戦い後の劉備と孫権の関係はどうなったの?
  7. 魏の名臣・荀彧(じゅんいく)はなぜ亡くなったの?【謎の死を遂げた名臣】
  8. 【超簡単解説】危急存亡の秋とはどういう意味?はじさん故事成語

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP