【キングダム予想】公孫龍将軍が最大の壁になる?実は防戦のスペシャリスト

2017年2月28日


 

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現在のキングダムは、507話、王翦(おうせん)桓騎(かんき)

楊端和(ようたんわ)それに飛信隊が辺境に居た李牧(りぼく)

の帰還より早く趙国門の列尾(れつび)に

到着し、山の民の連合軍が城門に梯子を掛けて殺到、それを援護して飛信隊の新顔、

弓の名手の仁(じん)と淡(たん)兄弟が活躍しバジオウが列尾の城門に立った所です。

では、この後、漫画はどうなるのか?大胆に予想してみます。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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読者の大半がノーマーク、万能の将軍、公孫龍の実力とは?

 

李牧は秦軍が太行山脈を迂回するのではなく、列尾を抜いて鄴(ぎょう)までの

最短距離を抜くと気づいて、急いで伝書鳩を飛ばして邯鄲に知らせますが、

バカ王の悼襄王(とうじょうおう)は、邯鄲の最強近衛軍を出さず鄴周辺の兵力を

集結して列尾を守れと命じます。

 

ここで、その防衛軍を率いるのが、あの目の刀傷がトレードマークの

公孫龍(こうそんりゅう)将軍です。

 

ネットのキングダム情報をウォッチした所、公孫龍に注目する人は少ないようです。

そこそこ出来るが、王翦の敵では無い、少し足止めする位で終わりと考えている

人が大半のようでしょうが、果たしてそうでしょうか?

 



見た目に寄らず、非戦、兼愛を説いた公孫龍

 

史実での公孫龍は、将軍としてよりも思想家として有名な人物です。

有名なのは、白い馬は馬ではないという詭弁のような理屈で、白は色の概念で

馬は動物の概念だから別々で、白い馬は馬ではないという話です。

 

しかし、見落としがちですが、公孫龍は趙に来る前に燕に行き燕の昭王に、

非戦、兼愛の思想を説いて有名になっています。

この思想の傾向は、当時、儒学と勢力を二分していた墨家の思想なのです。

 

戦う思想家集団 墨家(ぼくか)とは何者?

 

戦う思想家集団 墨家(ぼくか)とは何者?

    諸子百家(しょしひゃっか)の時代の思想の中でも、 特に重要とされたのは儒家儒教)の思想です。   実は諸子百家が活躍した時代、儒家と双璧をなすとされた思想集団が ...

 

 

墨家は職人や技能者の集団であり防御戦において無敵だった

 

墨家が異質なのは、戦争の教義がない儒家に対して侵略戦争を否定しつつも

身を守る為の防衛戦争は否定しなかった点です。

墨家の代表的な思想家である墨翟(ぼくてき)は侵略戦争を否定して、

防衛戦を戦う国に味方して侵略を度々跳ねかえしてきました。

 

もし、公孫龍将軍が、この墨家なら秦軍が簡単に列尾を抜ける事は、

出来ないのかも知れません。

 

城壁に上ったバジオウが、一体、何を見ているのか?

次の号で公孫龍が、顔面見かけ倒しか、墨家として優れた才能を持つ、

恐るべき将軍かが分るのではないでしょうか?

 

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李牧、龐煖、司馬尚に目を向けさせて公孫龍で足を掬う作戦?

 

今回の対趙戦争は、これまで順調に進み過ぎて怖いくらいです。

部分、部分で飛信隊の新入り、仁と淡が初めて実戦デビューするなど

青臭いヒストリーが入りますが、どこか順調すぎます。

一方で、龐煖(ほうけん)司馬尚(しばしょう)など気になる存在が、

なかなか動きを見せません。

 

原先生は、簡単に列尾を落せる、次は閼与(あつよ)だなと

読者に思わせておいて、公孫龍将軍と墨家による頑強な抵抗にさらされ、

時間が経過し、結局、李牧が間にあい、電撃作戦が危うくなるという展開を

用意しているのではないかと思います。

これならば、多くの読者が予想していない展開でしょう。

 

わざわざ、邯鄲の王宮に出てきて万能の将軍と称される公孫龍が、

ここで余り活躍しないなら、顔を出した意味も無さそうです。

きっと意外に思う程の活躍をし、李牧到着までの時を稼ぐと思います。

 

キングダムウォッチャーkawausoの独り言

 

対趙戦争は、これまで信や飛信隊の経験しなかった困難な戦いになるでしょう。

王翦は、これまでの戦法を見る限り、李牧とやり合うまでは本隊を温存し

それ以外の隊は、本隊を守る盾となりすり減る歯車の役割を強いると思います。

 

100%勝つ戦争にしか関心が無いのですから、それまでは冷酷と呼べる程に

非情な用兵に徹して勝利を掴もうとすると思います。

その最初の試練が、公孫龍将軍と墨家集団による頑強な防御戦だと思いますが

実際には、どうなる事でしょうか?次のキングダムが待ち遠しいです。

 

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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