始皇帝・政が甘々な性格であった事が原因で秦が滅びた?


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キングダムに登場する蒙一族。

彼らは祖父・蒙驁(もうごう)の活躍によって秦では重宝されていくことになります。

そして蒙驁の息子である蒙武(もうぶ)もキングダムで活躍したのはちょっと盛っていますが、

戦に出て活躍をしております。

蒙驁の孫である蒙恬も一部隊を率いる将軍クラスにまで出世することになり、

名将としてその名を歴史に刻んでおります。

こんな武人を多く輩出した家柄である蒙一族において、

一人だけ武の道ではない方向に進んだ人物がおりました。

 

 

それはキングダムで昌平君の軍師養成学校に通っており、この学校で1、2を争う天才軍師として

仕込まれた蒙毅(もうき)です。

彼は軍略や法律に詳しくなっていくことになる人物ですが、

蒙毅とキングダムで秦王政の母親に気に入られていた宦官・趙高が、

対決したことがあったことを知っていましたか。

この対決は一騎打ちではなく、秦の法律を犯した趙高が原因で行われた対決です。

この対決の裁定を下した始皇帝・政は私情丸出しのあまあまな裁定を下したことが原因で、

秦が滅びることになるのです。

 

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史記では頑張り屋さんの趙高(ちょうこう)

 

キングダムでは嫪毐 (ろうあい)の反乱が起きた時にいきなり登場する人物・趙高(ちょうこう)

しかし史記では趙高は趙の王族の遠縁の一人だったそうですが、

趙滅亡後、宦官として秦の宮中へ入ることになったそうです。

彼は宮中で宦官の仕事をする傍ら法律の勉強を行っていたそうで、

秦王政は彼の頑張りを認めて官職に就任させたそうです。

こうして宮中の仕事をしながら国家の内政に関わる仕事を行っていた趙高ですが、

始皇帝が天下統一をした時に法を犯してしまいます。


蒙毅の弁論

 

蒙毅(もうき)は趙高が法を犯したことを知ると彼を罰すべしと始皇帝に進言します。

彼の弁論は筋が通っており私情は一切挟まれておりません。

始皇帝へにも彼は「天下を統一して日が浅く、法を曲げるべきではありません。

趙高を死罪にするべきであると考えます。」と強く趙高を死罪にするべしと幾度も進言します。

法律を犯した趙高は史記にどのような態度をしていたのか記載がないため分かりませんが、

一切言葉を述べずにただ黙って下を向いていたのではないのでしょうか。

多少自己弁護したところで、秦の国内で蒙一族に勝てるわけがないのですから。


始皇帝の裁定は

 

さて蒙毅の凄まじいばかりの死刑にせよとの声に始皇帝は黙っておりましたが、

彼はついに趙高にどのような裁定を下すか決断を下します。

さて始皇帝の裁定はどのようなものであったのでしょうか。

始皇帝は趙高に対して「お前の法を犯した罪は万死に値するが、

今まで法律などを勉強していたお前の勤勉さに報いて今回は爵位取り上げとする」と

裁定を下すのでした。

私情丸出しの結果を出した始皇帝に多少は蒙毅も反発したはずですが、

これも史記には記載されていないので、わかりません。

しかし始皇帝がこのように趙高へ裁決を下したことは厳然たる事実として記載されているので、

その通りであったのでしょう。

さらに始皇帝はあまあまな性格であることを示す事実として、

彼の爵位を奪った後、再び彼を元の爵位へ復帰させたことです。

どんだけ甘いんだよ政。と叫びたくなりますが、趙高は始皇帝に可愛がられた事で不死鳥のごとく

再び政界へ復活することになります。


  

 

戦国ライター黒田レンの独り言

 

こうして趙高は何も罰せられることなく政界へ復帰することになります。

趙高は始皇帝の死後、秦の実権を握ると恨みを晴らすために蒙毅に対して罪をでっち上げて

彼を殺害してしまいます。

そして兄蒙恬(もうてん)・始皇帝の嫡男である扶蘇(ふそ)も

趙高の謀略によって罠に陥れられてしまい、亡くなってしまうのです。

この時趙高を処罰していれば、秦の世は滅亡することがなかったかもしれません。

そう考えると始皇帝の私情丸出しのあまあまな性格によって、

秦が滅亡したとも言えるのではないのでしょうか。

 

参考文献 史記 司馬遷著 丸山松幸・守屋洋訳など

 

 

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