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【三国志と節税】ふるさと納税で得しよう

2017年7月6日


 

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払わないで済むならば、払いたくない税金、大昔から人は、あの手この手で、

税金を免れようとしてきました。

さらに言えば、三国志は一種の豪族の節税?意識から発生したものでさえあるのです。

今回のライフハック三国志は、どうせ払うなら得してしまおうを合言葉に

自治体に寄付する事で、嬉しいお礼品がもらえるふるさと納税を説明します。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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逃げた農民を囲い込んだ豪族

 

劉邦(りゅうほう)が楚の項羽(こうう)を滅ぼして漢を建国すると、

各地に逃げ散っていた人々に、土地を分け与えて自作農化していきました。

こうして、戸籍を造り、農民の暮らしを安定させ、一定の農作物を国に納めさせて

前漢帝国は安定した経済基盤を得る事が出来たのです。

 

ところが7代武帝の時代になると、度重なる匈奴への遠征で多くの農民を徴兵、

さらに、甚大な戦死者を出したので、働き手を取られた家では税金を払えません。

さらに戦争で国庫が空になった武帝は経済官僚を使って商業を盛んにしますが

あくどい方法で税金を取り立てる役人が増え、生活が苦しくなった農民には

土地を捨てて逃げてしまう人々が出現します。

 

当時の納税は、戸籍に依存していたので、土地を捨てて逃げられると

税金の取りようが無かったのです。

こうして、逃げ出した人々は地方の豪族の敷地内に匿われました。

豪族は中央の有力者に賄賂を送り、政府の役人の立ち入りを拒める力を得たので

一度、逃げ込まれると役人には手出しが出来なかったわけです。

 

豪族達は弱い立場の農民を自分の領地で強制的に働かせて、

その収益を、ほとんどポケットに入れる事で力を強くしていきました。

逃げた農民は国家の生産力からは除外されたので、

豪族は囲いこんだ農民の税金を払う義務もなく労働力だけを手にいれます。

形式上は、国に税金を納める農民を豪族は私物化した事になります。

 

これは節税ならぬ、脱税ですね。

 

三国志も豪族が力を蓄えて起きた

 

前漢が倒れ王莽(おうもう)の新が15年で滅びると、

中国は山賊だらけの群雄割拠時代に簡単に逆戻りします。

しかし、間も無く光武帝が興した後漢王朝は、前漢末に納税が出来ずに

土地を捨てて逃げ出した農民を、再び土地に定着させて戸籍を造る事で

安定した税収を可能にしました。

 

つまりは光武帝は、劉邦が前漢を興した頃に社会をガラガラポンしたのです。

 

本来、光武帝は、この時豪族に使われている農奴も開放し、土地を与えて、

自作農にしたかったのですが、それによって利益を奪われる豪族に猛反発され、

断念する事になります。

そもそも光武帝も農民を私物化した豪族から出てきたグループなので

仲間の豪族を敵に回してまで、改革の断行は出来ませんでした。

 

 

やがて、後漢の政治が乱れると、前漢の末と同じ事が発生していき、流民を吸収し

力を蓄えた豪族が、孫堅(そんけん)曹操(そうそう)劉備(りゅうび)

袁紹(えんしょう)のような群雄と結託して三国志が幕を開けるのです。

 

ふるさと納税って何 食えるの?

 

では、そもそも、ふるさと納税とは何なのでしょうか?

ざっくり言うと、あなたが支払わないといけない税金の一部を

あなたの出身地の地方自治体や、あなたと縁がある、

または応援したいと思う自治体に支払うという制度です。

 

これは義務ではないので、制度上は善意の寄付という形を取ります。

 

ふるさと納税にメリットがあるの?

 

ふるさと納税は、自己負担金2000円を超える分に対しては、

控除を受ける事が出来ます。

例えば、現在でも大病をして多額の医療費を使うと控除の対象になり

来年の確定申告で還付金として戻ってきたりしますよね?

 

ふるさと納税もそんな感じで、自己負担の2000円を超える部分、

例えば10万円を自治体に寄付すると98、000円が控除されたり、

還付金として戻ってきたりするのです。

 

つまり、ただ確定申告するだけでは税金としてもっていかれるお金を

控除してもらう事で、税金を抑えられる節税の効果があるのです。

 

ふるさと納税は地方自治体のお礼品がお楽しみ

 

しかし、ふるさと納税のお楽しみはこれからです。

寄付を受ける地方自治体では、寄付を頂いたお礼品として、

地方の特産物等を寄付してくれた納税者に送ったりしています。

全ての地方自治体ではないですが、こちらのサイトを見ると、

お礼品を送っている自治体の一覧とその内容を見る事が出来ます。

 

例えば、kawausoの故郷である沖縄県の那覇市では、1万円の寄付から

数量限定の、あぐー豚のしゃぶしゃぶセット(320グラム)や

紅芋生タルト10個入り、沖縄マンゴートロピカルギフトアソートなどを

送ってもらう事が出来ます。

 

ろひもと理穂の故郷の北海道からは、明治北海道十勝チーズセットC

(4種類12個)などワインに抜群に合いそうなお礼品も出ています。

 

そして、代表おとぼけの鹿児島からは、、ま、いいや(笑)

 

三国志ライターkawausoの一言

 

ちなみに寄付ですが、上記のサイトから直接行う事が出来ます。

節税も出来て、美味しい食べ物や飲み物、旅行などが楽しめれば、

これは言う事がないのではないでしょうか?

 

また寄付の控除額については、年収や家族構成、サラリーマンや

自営業者で違いがあるので各自でご確認下さい。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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