キングダム 525話 ネタバレ予想:朱海を翔ぶ鳳凰

2017年7月11日


 

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大人気春秋戦国時代漫画キングダム 現在、舞台は趙の領土の奥深く朱海平原。

前回は、前哨戦で紀彗(きすい)率いる趙軍の右翼30、000を5000の騎兵の

機動力と麻紘(まこう)軍との連携であわや全滅の窮地に陥れた秦軍左翼の

楽華隊の指揮官、蒙恬(もうてん)が大活躍しました。

 

第525話では、それに負けじと、右翼において蒙恬の幼馴染み、

玉鳳隊の王賁(おうほん)が若き鳳凰のはばたきを見せようとしていました。

 

前回記事:キングダム 524話 ネタバレ予想:秦右翼軍動き岳嬰が討死?王翦が信頼する亜光が活躍

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム525話 飛び出した岳嬰軍に亜光が圧倒的な武を奮う

 

初戦は、趙軍で一番咬ませ犬臭がする岳嬰(がくえい)が

手勢10、000を率いて先陣を勝手に引き受けて飛び出します。

これに対し秦軍の亜光(あこう)も10、000を率いて岳嬰軍に対して突撃します。

 

亜光軍は、味方の歩兵を後続の騎兵が躊躇なく踏み殺して敵軍に殺到するという

圧倒的な突破力で秦軍を舐めていた岳嬰を驚愕させます。

 

この、勝負では冷徹に徹する非情なまでの覚悟が王翦(おうせん)の右腕

亜光軍の凄みなのだと関常(かんじょう)は王賁に説明しています。

・・これは、亜光隊の先鋒なんか勤めたら、敵にやられる前に味方騎兵に

踏み殺されてしまいますね、キッツイわーー

 

キングダム525話 岳嬰がある程度ボコられるのを見てから馬南慈師匠出陣

 

さて、亜光軍の突破力で岳嬰がある程度ボコられてから

馬南慈(ばなんじ)師匠が動きます。

趙峩龍(ちょうがりゅう)と師匠の二人は、最初から岳嬰のやられ具合で

秦軍の力を測っていたようです。

 

一言、岳嬰に「相手は突破力がありそうだから気をつけなよ、、」と

アドバイスすればいいのに大人って汚いものですね。

 

馬南慈師匠は、副官の月宝(げっぽう)に命じて第二陣に出ようとしています。

それを見て趙峩龍は「少々早いのでは・・」と言いますが・・

馬南慈は、以下のように言います。

 

「なァに、私は北方の育ちで、

なかなか愛国心などと言われてもピンとこないが

さすがに今回の秦の侵攻には、思うところがありましてなぁ

 

やつらは、この一国を滅ぼすつもりできている

道を踏み外す程に思いあがった愚か者どもに、実はずっと、

この馬南慈の怒りの鉄鎚を喰らわしたく思っておったのですよ」

 

このあたりは師匠、総大将の李牧(りぼく)と同じ思想ですね。

中華は七国が小競り合いをしつつ均衡を保って存続するのが望ましく

秦によって六国が滅び中華が統一されるなど狂気の沙汰だと思っています。

 

読者の皆さん、これは重要なポイントで、今後秦の前に立ちはだかる敵は

「秦に滅ぼされてたまるか」という重圧で死に物狂いで掛ってきます。

馬南慈師匠がそんな秦への怨念を秘めた最初の武将である事に留意しましょう。

 

え?なんで馬南慈に師匠がつくのかって?

馬南慈って落語の名跡(めいせき)にありそうだなーって

六代目春秋亭馬南慈、なんか居そうでしょ?

 

キングダム525話 馬南慈師匠 軍を二手に分けて亜光軍の二波を足止め

 

満を持して飛び出した馬南慈師匠は、10000の軍勢を主攻の3000と

助攻の7000に分けて、主攻は馬南慈が率いて亜光軍の本隊の横腹に突っ込みます。

流石は、李牧の副官だけあり、矛を振り回すだけで秦軍の兵士の首が面白い程に

チョン、チョン、チョンパーしていきます。

 

これにより亜光軍の本隊は窮地に陥りますが、亜光軍の二軍は馬南慈が

繰り出した7000の騎兵により足止めされ、本体を救う事が出来ません。

自軍の助攻で壁を造り、岳嬰軍と合計して13000で、10000の亜光軍の

本体を攻めている形になります、なかなか まいうーな戦術です。

 

 

ここで、解説役になった趙峩龍が力だけではない馬南慈の戦術眼を褒め称えます。

そして、もしこれで馬南慈の武勇が廉頗(れんぱ)や会子坊(かいしぼう)に

近いとするならば、この朱海決戦の命運を握る鍵になると評価します。

 

えらい持ちあげようですね、オッサン二人で・・

   

キングダム525話 堂々と命令無視(笑)玉鳳隊参上!

 

馬南慈師匠によって、閉鎖された亜光軍の本体と二軍の間に

突然騎兵部隊が出現したのはこの時でした。

馬南慈軍の主攻と助攻の背を縫うように軽やかに疾走してきます。

もちろん、玉鳳隊の王賁率いる騎兵5000です。

 

524話で命令があるまで動かないように亜光に直々に

釘を刺されていたのにあっさりと無視しました。

さあ、あとでゴハン抜きのリスクを背負い飛び出した王賁は、

どんな活躍をするのでしょうか?

 

 

キングダムウォッチャーkawausoの予想と独り言

 

王賁の狙いは岳嬰隊であるようです。

早くも素早い槍裁きで趙兵を血祭りにあげています。

一刻も早く岳嬰隊を切り崩せば、亜光軍10、000と、

玉鳳隊の5000の合計15、000で

3000と不利な馬南慈師匠を攻撃できますからね。

 

しかし、趙軍左翼の背後には、趙峩龍が控えているので、

そう簡単ではないでしょうし、岳嬰は討てても馬南慈を討つのは

至難の業のような雰囲気がします。

 

次回記事:キングダム 526話 ネタバレ予想:馬南慈の気概

 

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