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陸遜と趙雲は本当に有能だったの?英雄を徹底分析

この記事の所要時間: 26




 

三国志で大人気の陸遜趙雲については、これまでも何度もご紹介してきましたが、

今回は、改めて陸遜(りくそん)趙雲(ちょううん)が本当に有能だったのか振り返ってみましょう。

 

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陸遜は本当に有能だったの?

 

陸遜は、周瑜魯粛呂蒙亡き跡の『呉の守護神的存在』です。

仮に陸遜がいない、もしくは陸遜が無能であれば、221年~222年の「夷陵の戦い」で、

大軍の主力を率いる劉備(玄徳)に荊州の地は奪われていたことでしょう。

孫権はこれで滅んでいたかもしれません。

 

228年には、蜀の第一次北伐に呼応して、

魏の曹休率いる大軍を誘い込み「石亭の戦い」で撃退しています。

つまり陸遜は寡兵ながら、蜀や魏の大軍を破っているのです。

指揮官としての有能ぶりをはっきりと示しています。

その軍略・統率ぶりは、中国の歴代の名将の中でもトップクラスなのです。

趙雲は本当に有能だったの?

 

趙雲にまつわる話は後に加筆されているものが多く、

どこまでは真実なのか見極めにくいという点があります。

陳寿が著した「三国志正史」だけで純粋で評価すると、壮猛な武将であり、

「長坂坡の戦い」で劉備の妻子を戦場から救出した英雄譚が光りますが、

陸遜のような総合的な活躍は見られません。

 

もちろん、曹操軍の激しい追撃の中から主君の妻子を救出するという離れ技をやってのけたことは、

趙雲の個の武勇が優れていたことを示すものです。

その点だけからも趙雲が有能な武将であったことは明らかでしょう。

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陸遜の晩年はどうだったの?

 

陸遜は晩年まで呉の最前線に立ち、呉を守り抜きました。

総司令官としてだけでなく、丞相としての重責もありましたが、

有能な陸遜だからこそ両立できたといえるでしょう。

まさに蜀の諸葛孔明、魏の司馬懿に匹敵する器量の持ち主です。

 

誠実で、呉を守るという断固とした意志を持っていたが故に、

晩年に判断が衰えた孫権と衝突することになります。

そして孫権に疑われ憤死することになります。

孫権の誤解は、陸遜の子である陸抗が解きましたが、

これだけ呉の発展に貢献した英雄の最期としては残念な限りです。

後世の孫権に対する評価がそれほど高くないのはそのためでしょう。

 

趙雲の晩年はどうだったの?

 

三国志正史ではほとんど趙雲の活躍に触れられていません。

後の裴松之の注に引用されることになる「趙雲別伝」(家伝?)、

それをさらに誇張する「三国志演義」の影響によって今日の趙雲のイメージは作り上げられています。

 

三国志正史では、晩年の趙雲は諸葛孔明の第一次北伐に従い、

主力を率いていると見せかけて魏の総司令官・曹真を引きつける囮の動きをしました。

この作戦は馬謖の失策によって瓦解するのですが、このとき趙雲の軍は曹真の軍に敗れています。

ただし趙雲の巧みな統率によって被害は最小限だったようです。

敗戦後、趙雲は敗戦の責任をとって降格しています。

 

その後の活躍はなく、病没したことが伝えられるだけです。

 

三国志ライターろひもとの独り言

 

陸遜と趙雲、人気の二人が有能であったことは間違いないでしょう。

ただ、一武将として期待され、活躍した趙雲と異なり、

陸遜は呉のリーダー的存在として軍事面・政治面で大活躍しています。

そこを考慮すると、様々な分野や局面で能力を発揮した陸遜は

飛び抜けて有能だったといえるのではないでしょうか。

 

ただし、フィクション要素の強い三国志演義を加味することになれば、

趙雲の超人的な活躍も他を圧倒していたことになります。

三国志演義にどれだけ傾倒するかで趙雲の有能ぶりは変わってくるのです。

 

私の趙雲のイメージは完全に三国志演義によって作られたものですので、壊したくはないですし、

三国志に登場する武将の中でトップクラスの実力の持ち主だったと信じたいですね。

 

 

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■古代中国の暮らしぶりがよくわかる■

 




 

ろひもと理穂

ろひもと理穂

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