第3話:袁術くん、自分の幸せを見つけるため「他人とすぐ比較する癖」を直す


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袁術

 

どうしても周囲の人を羨ましく思えたり、

他人と比較して劣等感を覚えることはありませんか?

 

この記事を読み終わる頃には、

あなたは人生をポジティブに歩むことができる方法をひとつ手に入れています!

 

※このお話は、三国志(さんごくし)に登場する袁術(えんじゅつ)公路(こうろ))が、

21世紀のビジネスシーンで支持されている様々な「自己啓発」のやり方を学び、

実践していく物語になっています。

やや、21世紀風のセリフ回しになっている部分はご了承ください。

 

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袁術くん、自由奔放な曹操と話をする

曹操

 

袁術くんは、四世に渡り三公を輩出したという超超名門である汝南袁氏に生まれました。

父の袁逢(えんほう)は三公の中の司空に就いたことがありましたが、

すでに病没し、この世を去っています。

 

袁術くんとちょうど同じ歳には、

三公のひとつ太尉を務めた曹嵩(そうすう)の息子・曹操(そうそう)(字は孟徳)くんがいます。

豫州沛国の出身です。

 

「おお、公路(袁術の字)。ずぶんと久しぶりだが、元気そうじゃないか。

相変わらず兄ちゃんの本初(ほんしょ)袁紹(えんしょう)の字)とは仲が良くないのか?」

 

袁紹は袁術くんの実の兄ではありませんでしたが、

いちいち説明しても曹操くんに笑わられるだけなので、

袁術くんは否定をしませんでした。

 

「孟徳くんは、黄巾の乱で大活躍だったって聞いたけど本当なのかい?」

 

「特別活躍したわけではないよ。手柄はすべて皇甫嵩(こうほすう)将軍や朱儁(しゅしゅん)将軍のものさ」

 

「黄巾の賊徒が、自らの命を捨てて斬り込んでくるっていうのは、冗談なんだろ?」

 

「公路も少し、戦場に出てみた方がいいぞ。

黄巾の連中が死に物狂いで戦っているのは真実だよ。

その辺りの集落で娘をかどわかしているような山賊どもとは違うよ」

 

「なぜ自分の命をかけてまで戦うんだろう。死んだらおしまいだろ?」

 

「そうさ。死んだらおしまい。生きていればこそ、

欲しいものを手に入れることができるからな」

 

「彼らの精神状態がまったく信じられないよ」

 

「そうかい?」

 

「孟徳くんは、その功績で東郡の太守に任じられたんだろ? 凄いじゃないか」

 

「ああ、あれか。あれは断ったよ。今は他にやりたいことがあってね、沛国に戻っているんだ」

 

「太守を断ったのかい? 相変わらず孟徳くんは自由奔放だな。

やりたいことがあったら悩まずすぐに実行に移すことができるなんて、羨ましいよ」

 

「俺が羨ましい? 公路はいつも面白いことを言うなあ。

まあ隣の芝生は青いっていう言葉もあるくらいだからな」

 

「僕は、すぐに他人と自分を比較してしまう癖があるんだよ。

直した方がいいってよく言われるんだけど、なかなか上手くいかなくて」

 

「そうか、じゃあ、他人とすぐ比較する癖を直す方法を教えてやるよ」

 

「本当かい? ぜひ頼むよ孟徳くん」


なぜすぐに他人と比較したがるのか

曹操と袁紹を比較する袁術

 

「まず、人間は他人と比較したがる性分だということを知っておくべきだな。

どうしてかわかるかい?」

 

「理由なんて考えたこともないよ。僕の場合は、いつも他人の方が凄く見えるんだ」

 

「それは公路だけに限った話じゃない。みんなそうさ。

なぜなら人間は社会で生きていく動物だからだよ。

秩序やバランスを保つためには周囲の状況を確認しなければならない。

自分だけ異質な言動をしていると、社会からつまはじきにされるだろう?

そうならないために、自然と他人と自分を比較するのさ」

 

「そうか。でもそれで羨ましく感じるのはなぜだい?」

 

「人間は、他人と自分を比較し、自分が優れていることを確認して安心したいんだよ。

優越感とも言うがね。公路の場合は逆に、

自分が劣っていることを確認してしまって、劣等感を抱いているのかもしれないな」

 

「そうだね。孟徳くんの実行力を羨ましいって感じるし、

本初のいつも威厳に満ちたあの堂々とした姿勢も羨ましいって感じるよ。

それに比べると、僕は思ったことを実行に移せないし、

いつも他人の顔色ばかりをうかがっている」

 

「そんなこと考えて悩んだって疲れるだけだろ?」

 

「それはそうだけど。孟徳くんだって、本初とは仲がいいけど、

本当はライバルなんだろ?いつも競争してるじゃないか」

 

「はは。確かに競争は自分を高めるうえで、ポジティブな効果はあるよ。

ただ、競争して相手に勝ったところで、一時的な優越感しか生まないだろ。

むしろ勝てなかったら自分の努力を否定するようになってしまう。弊害の方が大きいね」

 

「孟徳くんは、本初を見ていて羨ましいと感じたことはないのかい?」

 

「俺は本初なんて見てはいないさ。もっと別のものを見つめているからね」

 

「それはいったい何なんだい?」


他人と比較する癖を直す方法

袁術

 

「そもそも公路は、目に見えるものばかりを比べようとしているだろ?

行動がどうの、容姿がどうの、って。

一番見なくてはいけないものは、目に見えないものなのさ」

 

「目に見えないもの? 才能や学力のようなものかな」

 

「いや、それだって目に見えるものさ。

そして目に見えるものは、比較の対象になる」

 

「なんだろう。地位や名誉、家柄や財産でもないだろ……」

 

信念さ。自分が持っている信念だよ」

 

「信念?」

 

「どういう人生を歩みたいのかという人生の意義だな」

 

「どういう人生を歩みたいのか……」

 

「自分自身に目を向けて、信念と比較して、現状の自分はどうなのかを比較するんだよ。

そうすれば、劣等感なんて生まれないさ。どんな努力が必要なのか、

どんな挑戦をしていくべきなのかというポジティブな目標が見えてくる。

それを少しずつクリアしていくことで、自分への評価は高まり、

周囲と比べなければ不安になるといった気持ちからも解放されていくんだ」

 

「自分の信念と現状の自分を比較するのか」

 

「ああ。他人と比較して感じる優越感なんて何の価値もないことに気が付くさ」

 

「信念か」

 

「公路、それをとも言うんだぜ」

 

「志……」

 

「それが一番目を向けなければならないものさ。

目に見えるものなんて、人は人、自分は自分と割り切ってしまえばいい」


  

 

まとめ

袁術

 

「公路は俺のことを羨ましいって言うが、俺の祖父は宦官だ。

そりゃあ、今まで山ほどのバッシングや嫌がらせを受けて生きてきた」

 

「孟徳くんの祖父が曹騰様だっていうことは知ってるけど。そんな思いをしてきたのかい」

 

「つまり、公路が比較しているのは、所詮は他人の表向きだけなんだよ。

誰もが悩みを抱えているし、苦しんでいる。完璧に見えるのは幻想だよ。

そんな幻と自分を比較したところで、何の意味もない」

 

「僕は他人と自分を比較して、優位になれれば幸せになれると思っていたよ」

 

「他人と勝ち負けを競いあったって本当の幸せなんてみつからないさ。

本当の幸せは、どれだけ志を成し遂げられるかだよ。

一番に見つめるべきは自分自身なのさ」

 

「そうか、わかったよ。孟徳くんのように僕も、

信念と現状の自分を比較していくようにするよ」

 

「そうしてみるがいい。黄巾の連中が命をかけて戦った理由が、公路にもわかるはずだ」

 

「ありがとう孟徳くん。新しい視点を得ることができて、気持ちが軽くなったよ。

また今度会える時には、孟徳くんの志をぜひ聞かせてほしいな」

 

「そうだな。その時には互いの志を語りあおう」

 

 

他人とすぐ比較する癖を直す方法の結論

袁術

 

・他人と自分を比較しているとどうなるのか

1) 他人と比較することでしか優越感を覚えなくなる

2)他人より劣っていること感じることで、劣等感を覚えるようになる

 

・他人とすぐ比較する癖の直し方

1)人は人、自分は自分と割り切る

2) 他人と比較するのではなく、自分の信念と現状の自分を比較する

 


 

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