皇甫嵩(こうほすう)とはどんな人?後漢最後の名将と言われた将軍


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黄巾党が反乱を起こした「黄巾の乱」では数々の武将達が活躍します。皇甫嵩(こうほすう)も黄巾賊討伐で活躍した後漢の将軍です。しかし曹操(そうそう)孫堅(そんけん)劉備(りゅうび)などの群雄達に比べると地味であったのか、あまり知っている人は少ないのではないかと思います。今回は黄巾討伐で大活躍した皇甫崇についてご紹介します。


文武両道の青年期

 

皇甫嵩は安定郡出身の人で、青年期から学問に励みます。また、学問のみに励んだ人ではなく弓矢や乗馬術の鍛錬も行っていました。彼の努力を知った人々は茂才・孝廉に推挙。彼はこうして漢の朝廷に仕えることになり、北地郡の太守に任命されます。


黄巾の乱勃発

暴れる黄巾党008

 

後漢の王朝は腐敗し、民衆は重税に苦しんでおりました。そのため、黄巾党が民衆を煽って反乱を起こします。朝廷は黄巾党が反乱を起こしたことを知ると、皇甫嵩を左中郎将に任命。皇甫嵩と同じ時に任命された朱儁(しゅしゅん)とともに、各地で募兵した兵士と朝廷から預けられた兵士の総勢四万の軍勢を率いて出陣します。


黄巾軍との初戦

太平道 黄巾賊

 

皇甫嵩は朱儁と共に出陣し、手始めに潁川(えいせん)に駐屯している黄巾軍の討伐を目標に決めます。この時朱儁が潁川にいる黄巾軍に攻撃を仕掛けますが、あえなく敗北してしまいます。皇甫嵩は朱儁が敗北したことを知ると、彼の軍勢を受け入れます。潁川で漢軍に勝利し黄巾軍は、全軍で皇甫嵩が陣を張っている長社(ちょうしゃ)を包囲。皇甫嵩は黄巾軍の大軍に包囲されながらも冷静に対応します。


必殺「火海の計」

 

皇甫嵩は黄巾の軍勢に包囲されると、彼らが陣を張っている場所に目をつけます。黄巾軍が陣を張っている場所は周りが草原になっている場所でした。そのため彼は黄巾軍の方へ風が吹き込んだ際、隠密部隊を出して草原に火をつけて、一帯を火の海にします。この戦法を「火海の計(廉が勝手に命名)」と言います。この火計で黄巾軍は大混乱に陥った隙をついて、皇甫嵩は全軍を出撃させます。また洛陽から援軍に来ていた曹操が加わった事で黄巾軍は壊滅的な被害を受け、さらに黄巾軍を率いていた敵将・波才(はさい)を討ち取る大勝利をおさめます。こうして黄巾軍との初戦を大勝利で飾った彼は次なる戦地へ移動します。

 

各地の黄巾軍を次々に破る

黄巾賊 滅ぼされる

 

皇甫嵩は潁川の戦いで大勝利をおさめた後、陳(ちん)と女南(じょなん)で活発に活動していた黄巾軍を朱儁と共に撃破。皇甫嵩はこうして後漢の首都に近い洛陽近辺の黄巾軍を朱儁と共に平らげた後、朝廷から「盧植(ろしゅく)と董卓が黄巾軍に苦戦しているから援軍に向かえ」と指令が来ます。皇甫嵩は指令を受け取ると、休む暇なくすぐに軍を北上させて援軍に向かいます。

 

人公将軍・張梁との戦い

張角 ゆるキャラ 黄巾賊 三国志

 

皇甫嵩は盧植と董卓の援軍に向かいます。その途中、黄巾軍の一大拠点である広宗(こうそう)で抵抗を続ける、張角の弟で人公将軍・張梁(ちょうりょう)との戦闘に入ります。広宗は黄巾軍の精鋭が集められていたため、皇甫嵩はかなり苦戦します。しかし夜明け前に全軍で奇襲攻撃を仕掛け、広宗を陥落。この時人公将軍・張梁を討ち取る大戦果を挙げております。

 

地公将軍・張宝を討ち取る

張角逝く 張角 死

 

皇甫嵩は張梁を討ち取ると、張角三兄弟の最後の一人である地公将軍・張宝(ちょうほう)討伐に向かいます。張宝は下陽曲(かようきょく)と言われる場所に陣を張り、最後の抵抗を続けておりました。皇甫嵩は全軍を挙げて、張宝がこもる下陽曲へ猛攻を仕掛けて、陥落させます。皇甫嵩は戦闘に勝利したことを内外に示すため「京観(けいかん)」を築きます。この京観とは敵の死体を高く積み上げて、塚を作ることです。こうして黄巾の乱は皇甫嵩らの活躍によって鎮圧されることになります。

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