よかミカンの三国志入門
三顧の礼




はじめての三国志

menu

週刊ビジネス三国志

週刊ビジネス三国志vo1サービスは出し惜しみするな




劉備

 

ビジネスは大抵は(えん)だったりします。

kawausoも歴史ライターなどをやっていますが、こちらが忘れた頃に、

昔、格安で仕事を受けた会社から「また出てもらえませんか?」と声が掛かります。

私のような自由業だと美味しい話は、そうそうないのですが、

収益的には渋い仕事でも、こなしていれば次の仕事に繋がるのです。

それは、現代だけではなく三国志の英雄、劉備にも繋がる話でした。

 

※週刊ビジネス三国志は毎週月曜日朝8:00頃の更新です。

月曜日が祝祭日の場合には火曜日更新になります。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【ビジネス三国志】陳琳や周瑜、諸葛亮孔明に学ぶ失敗学

関連記事:【三国志のエチケット】口臭は人間関係もビジネスも台無しにする?

 

 

あちらこちらで顔が利く劉備

あちらこちらで顔が利く劉備

 

正史三国志の劉備(りゅうび)は、傭兵隊長(ようへいたいちょう)としてあちこちの群雄に仕えています。

それは、公孫瓚(こうそんさん)劉表(りゅうひょう)袁紹(えんしょう)曹操(そうそう)呂布(りょふ)と多彩な顔触れであり、

劉備の生涯を追うだけで三国志の前半は語れる程です。

しかも、これらの群雄は、互いに敵対しており、劉備はその間を泳ぐようにして

乱世を生き抜いているのです。

どうして、劉備には、そのような事が出来たのでしょうか?

 

 

刺客まで接待して帰した桁外れのサービスぶり

刺客まで接待して帰した桁外れのサービスぶりな劉備

 

劉備がこうまで広い交友関係を持てた理由

それは劉備が非常に人当たりのよい人物であった事が影響しています。

簡単に言うと、劉備は常に控え目であり、人の話をよく聞き、

逆に自分は語らず、喜怒哀楽が顔に出る事なく長者の風がありました。

 

いつも、のんびりとした雰囲気で自分は謙虚で言葉少なく、

人の話をよく聞くような人なら、そりゃあ友達も多いでしょう。

さらには劉備、若い頃には自分を殺しにきた刺客を

それと知らずに歓待してしまい、殺すに忍びなくなった刺客は

自分の正体を明かし去ったという話もあります。(魏書)

この(けた)外れのサービスぶりは劉備の大きな特徴です。

 

激動の時代を生きた先人たちから学ぶ『ビジネス三国志

ビジネス三国志  

打算の無い親切さが福を呼ぶ

打算の無い親切さが福を呼ぶ陳平

 

人間は案外ズルいものですから、今をときめくような人には、

良い顔をしますし、出来るだけ便宜(べんぎ)を図り顔を売ろうとするでしょう。

でも、そういう時だけ良い顔をするのは上手くいきません。

何故なら、時の人というのは、たくさんの人がちやほやするからで

余程の人物でない限りは、あなたの親切など覚えてないからです。

 

劉備はよく打算的な人だと言われますが、前述したように

勘違いで刺客まで接待するような底抜けのお人好しの一面があります。

こうして、分け隔てなく様々な人物を厚遇したからこそ、

多くの人が劉備を覚えており、いざ困ったという時に、

手が差し伸べられるという幸運に浴したのです。

 

落ち武者の分際で袁紹の上客待遇の不思議

落ち武者の分際で袁紹の上客待遇の不思議な劉備

 

そんな劉備、西暦200年曹操暗殺計画に失敗して青州に逃げていきました。

しかも途中で徐州で反乱を起こして敗北、義弟の関羽(かんう)曹操に捕まり、

張飛(ちょうひ)は行方不明という完全な落ち武者状態です。

 

しかし、青州刺史の袁譚(えんたん)は落ち武者劉備に対して歩騎を整えて

丁重にお出迎えして共に平原まで随行したのです、話はそれで終わりません。

袁譚から劉備を連れて来た事を知らされた袁紹(えんしょう)は部将を派遣して奉迎し、

自身も本拠地の(ぎょう)から二百里先まで出迎えているのです。

袁紹と顔良

 

当時の袁紹は北方四州を平定し、いよいよ曹操と雌雄を決しようという絶頂期

飛ぶ鳥を落とす勢いの袁紹がどうして落ち武者の劉備をそこまで厚遇するのか?

それは、劉備が平原の相だった時代に袁譚を役人として推挙していたからです。

 

袁譚にとっては、劉備は自分を官途につけてくれた恩人ですし、

もちろん袁譚の父である袁紹も無下(むげ)には出来ません。

そのまま劉備は客将に収まり、官渡の戦いでは袁紹を援護するのです。

 

情けは人の為ならず

情けは人の為ならずな劉備

 

ここで腹黒く、あちこちで打算的に顔を売る劉備を想定するのは簡単です。

ですが、劉備が袁譚を茂才(ぼうさい)で推挙したのは何年も前であり、

後々に自分がお落ち武者になると想定していたわけではありません。

 

精々、袁譚の父の袁紹は実力者だから恩義を売っておこう程度でしょう。

それが、曹操に敗れ窮地に陥った劉備を救ってくれたのです。

 

情けは人の為ならずと言いますが、助けられる余力があるなら、

割にあわなくても、あちこちで恩を売った方がいいのです。

助けてもらった人は、こちらの親切をずっと覚えていて

いつか、こっちが困った時に、助け船を出してくれるかも知れません。

 

※週刊ビジネス三国志では、現在のビジネスシーンでも役立つ、

三国志の時代を生きた人々の名言や行動を毎週月曜日朝8:00に配信します。

※月曜日が祝祭日の時には火曜日に更新します。

憂鬱になりがちな月曜日の朝に元気とアイデアを与える言葉に出会いませんか?

よろしければブックマークをお願いします。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:[ビジネス三国志]自分用のキャッチコピーを造り人脈を広げる

関連記事:【ビジネス三国志】便利な人で終わらない重んじられる技術

 

【未来を拓く問題解決策】楽しみながら自分を変える方法
袁術くんの成長日記

 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 曹操 孔明をチェック
  2. 大政奉還した徳川慶喜
  3. 孫権に煽られて憤死する陸遜
  4. 豊臣秀吉 戦国時代2

おすすめ記事

  1. 厳顔の最後はとっても○○だった!! 蜀の厳顔
  2. 65話:絶望する劉備に孔明が授けた天下三分の計 天下三分の計
  3. 【蜀漢建国の正統性を斬る】中華を戦慄させた革命家・孔明の後漢イデオロギー 馬謖に魏打倒を叩き込む諸葛亮孔明
  4. ええっ?こんなに大変だったの!献帝の東遷を地図で徹底解説
  5. 128話:諸葛亮孔明、ついに五丈原に堕つ・・
  6. 【三国志とお金】曹洪のサイドビジネス三国時代の金融業はアコギだった

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 秦檜(しんかい)
  2. 劉備 ゆるキャラ
  3. 金栗四三の足袋 いだてん
  4. 細川ガラシャ

おすすめ記事

【お知らせ】はじめての●●を追加しました 魏冄(ぎぜん)とはどんな人?政治・軍事両方で大活躍した秦の名宰相 100万人の三國志 Specialとはどんなアプリゲーム? 【キングダム】趙の悼襄王(とうじょうおう)って本当にヤバイ人なの? 豊臣秀吉 戦国時代2 お笑いウルトラクイズか?大田城、水攻め爆発で落城!秀吉のリベンジはハンパ無い 戦国策【西周】強国の利害を利用して競わせるの巻 実は鐘会はマザコンだった!人生を狂わせた母の愛 蜀軍キラーとして名を挙げることになった陳泰の戦いに痺れる!

おすすめ記事

  1. 曹沖(そうちゅう)とはどんな人?曹操が最も愛した幻の皇帝 曹沖
  2. 秦が天下統一できたのは斉が他国へ何にもしなかったのが要因か!?
  3. 原田左之助とはどんな人?池田屋事件での逸話や薄桜鬼での原田左之助 幕末極悪な尊攘派志士と正義の新選組
  4. 実は冷血を演じたツンデレ曹丕、その理由とは? ツンデレ曹丕
  5. 復讐に燃える曹操は三国鼎立を早める キレる曹操2
  6. 司馬懿は雨がラッキーアイテムだった!?
  7. 後漢の始祖・光武帝劉秀(りゅうしゅう)ってどんな人?青年期は貧しいが性根の優しい人物Part.1 光武帝(劉秀)陰麗華
  8. 麴義はどんな人?アンビリバボー八百の兵で白馬義従1万を破った英傑

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"

“三国志人物事典"

PAGE TOP