キングダム594話ネタバレ雑学「趙峩龍の戦術元ネタを暴露」

2019年3月16日


 

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キングダム53巻

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、瀕死の松左(しょうざ)、そして趙峩龍の側近で久しぶり登場の徐林(じょりん)徐肖(じょしょう)

そして、土雀隊(どじゃくたい)に思わぬ苦戦をする飛信隊ですが、この趙峩龍の戦術、実は日本の戦国時代に使われた釣り野伏(のふ)が元ネタのようです。

では、釣り野伏せとはどういう戦術なのでしょうか?

そして、地味に嫌な男、趙峩龍(ちょうがりゅう)が今後、どんな戦術を駆使するかを予想します。

 

自称・皇帝
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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム594話ネタバレ雑学 釣り野伏せとはどんな戦術

 

釣り野伏せとは、戦国時代最強と謳われた島津軍が得意とした戦法です。

この戦術では全軍を3つに分け、そのうちの二隊をあらかじめ左右に伏せておきます。

次に、正面の部隊が敵に攻撃を仕掛けて、撃破されたように見せかけて退却し左右に味方が伏せたポイントまで敵を誘い込み、

左右の兵力が敵に襲い掛かったら再び襲い掛かり、敵を三方向から包囲して徹底殲滅(てっていせんめつ)に転じました。

 

一見すると簡単に見えますが、わざとらくしない自然な退却で敵を誘い込んだり、左右の伏兵に気づかせないなど、

高度な統制と味方を信じる信頼関係が必要です。

というのも例え、撤退のフリであっても逃げている間に弱気になり、本当に敗走してしまう事もあり得るからです。

島津氏は、この釣り野伏せを使って連戦連勝し少ない数で多数の敵を破っています。

 

 

 



キングダム594話ネタバレ雑学 趙峩龍の戦術を検証してみる

 

この釣り野伏せに比較して、趙峩龍の戦術を考えてみましょう。

趙峩龍は、飛信隊が隔砂陣を突破したのを知ると、「王騎のようだな」とつぶやいて その後、本陣を離れて後退します。

その異変に気付いた信は「逃がすか追うぞォ」と叫んで、追いかけます。

これに対して、趙峩龍の騎馬兵が慌てたような声を上げますが趙峩龍は「振り切らずともよい」と落ち着いた様子で言います。

 

「王騎、キョウ、オウコツ、将自ら先陣を行く烈将達とは嫌と言うほど戦ってきた、特にお前達は横撃急襲に弱い」

 

その瞬間に、飛信隊の左側から趙峩龍の別動隊が突き進んできます。

つまり左っ腹を突かれた上に、信に対しては、趙峩龍の秘蔵っ子である徐林&徐肖が息のあった攻撃で信に襲い掛かります。

これによって突破力を失った飛信隊は、完全に足を止められてしまい、土雀隊に包囲されてしまいます。

 

こうしてみると、趙峩龍の戦術は釣り野伏せによく似ていると言えます。

後は、徐林&徐肖が信を斬殺できれば包囲殲滅は完成ですが、ここでは、信があっちと見せかけてこっち作戦で徐林を斬ってしまい

コンビネーション槍攻撃が失敗したので、間もなく徐肖も斬殺されてこの包囲陣は突破されてしまうでしょう。

 

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キングダム594話ネタバレ雑学 趙峩龍の次の一手は捨て奸

三国志のモブ 反乱

 

キングダム593話で、趙峩龍は飛信隊の本陣にも別動隊を派遣したと言っています。

つまり、これが発動する前に趙峩龍がスヒンされてしまうと、アジャパァなので、もう少し趙峩龍の寿命は続くと見ていいでしょう。

何しろ、当人が俺は敵の刃に触れる事なく勝つ嫌な男だと言っている位ですから、ここで簡単に信に斬られてしまうわけにはいきません。

 

しかし、包囲戦は失敗してしまいましたので、次の戦術が必要になるでしょう。

そこで考えられるのが、同じく島津軍が使用した戦法、捨て(がまり)です。

 

どういう戦術かというと自軍が退却する途中、途中に少人数の鉄砲隊を配置して座らせ

敵の大将だけを狙って攻撃させた後に、総攻撃して足止めする戦術です。

 

島津義弘(しまづよしひろ)は、僅か300の兵士で正面の福島正則(ふくしままさのり)の部隊を突破して、伊勢街道経由で薩摩に向かって逃げ出しますが、

途中、途中に数十名ずつ捨て奸を配置し追撃してきた井伊直政(いいなおまさ)本多忠勝(ほんだただかつ)松平直吉(まつだいらなよし)を手こずらせ、

井伊直政に深手を負わせ、松平直吉にも重傷を負わせ本多忠勝を落馬させています。

そして、数は80名まで減るものの、見事に薩摩に帰還しているのです。

 

趙峩龍の場合、生還は考えにくいですが、最終的には

「飛信隊の本陣が落ちるまで粘れば飛信隊は崩壊する」という一縷(いちる)の望みに賭けそうなので、味方を少しずつ犠牲にしながら信にぶつけていき

何とか、あと数週生きていくのではないかと推測します。

 

ひたすらに敵と衝突する事を避けて逃げ続ける趙峩龍は、信とは対照的で現在でもキングダムファンに非常に嫌われていますが、

これに捨て奸の陰険な戦術が加味してなおさら嫌われる事になりそうですね。

ただ、最後は堯雲に気をつけろと言われた羌瘣(きょうかい)の事をすっかり忘れ、隙を突かれてスヒンという最期は変わらないと思いますが・・

   

 

キングダム594話ネタバレ雑学 捨て奸は対楚戦でも使うかも

 

捨て奸ですが、もしかすると信が大惨敗する楚との戦いで使うかも知れません。

ここでは、信と蒙恬の二十万の軍勢が楚に侵攻して最初は快進撃を繰り広げますが、最後には怒りに燃える楚の項燕(こうえん)大将軍が

二十万の秦軍を完全に撃破します。

その途中に信は命からがら秦まで逃げていくのですが、その間に二カ所の防塁を破られ七人の部将を失ったと書かれています。

漫画的には、この七人を捨て奸として使い、信を逃がすとかなりドラマチックな展開が期待できるのではないかと思います。

それにしても7名なら、今の飛信隊のメンバーのかなりの数が戦死する事になりますが、いずれにせよ今後、

戦いはさらに激しくなるわけですから、全くあり得ない話ではないでしょうね。

 

もっとも、現在の漫画のスピードでは、そのドラマチック展開はかなり先になりそうですが・・覚えておいて頂けると、

「あっ!昔、kawausoが言っていた」と思い出すかも知れません。

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

キングダムの原作者、原泰久氏は日本の戦国時代の戦術を取り入れているのでそこに注目してみると、話の展開が分かってくるのかも知れません。

いずれにしろ、趙峩龍は積極的に攻めてくる事はなさそうなので、どうすれば時間稼ぎになるかを推測していくと、

次は捨て奸を使って、飛信隊を足止めし時を稼ぐというのも、あり得ない内容ではないと思います。

もっとも、全ては無駄な努力で、まもなく鄴が陥落寸前という知らせが李牧にもたらされるのは確実なんですけどね。

さて、kawausoの予想は的中するのでしょうか?

 

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