ログイン | 無料ユーザー登録


朝まで三国志
ながら三国志音声コンテンツ


はじめての三国志

menu

三国志の雑学

袁紹は凡将に非ず!袁紹の逸話から伝わってくる袁紹本初の評価

袁紹にお茶を渡す顔良


亡くなる袁紹

 

袁紹(えんしょう)と言えば三国志(さんごくし)の武将の一人ですが、最後に曹操(そうそう)に負けてしまうこともあってどうしてもその評価は下がりがち、もしくはあまり高くはないように思います。どうしても曹操が名を上げていく過程の人物の一人、と描かれることが多いんですよね。

 

後継者を決めずにダラダラする袁紹

 

しかし実際に袁紹は凄くないのか?いいえ、そんなことはありません。今回は袁紹の逸話を色々と紹介していきますから、その凄さを再確認してみましょう。

 

自称・皇帝
当記事は、
「袁紹 逸話」
などのワードで検索する人にもオススメ♪

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:袁紹の勢力拡大ペースがなかなかすごい件!もう少しで『四国志』になっていた?

関連記事:もしも公孫瓚と袁紹が協力して曹操に挑んだら勝てるか?【if三国志】

 


 

袁紹ってどんな人?~意外とイケメン~

袁紹が宦官を惨殺に行く

 

さて袁紹がどんな人なのか、まずはその見た目から解析していきましょう。ここで注目したいのは「姿貌威容あり」という記述。つまり優れていて威厳を感じさせる佇まいであった、また「姿弘雅」という記述から姿の雅やかさ、つまり美しい人物であったと書かれています。今風に言ってしまうと、袁紹はイケメンで堂々とした威厳のある人物だったというのです。

 

 

しかし堂々としている、威厳のあると書かれている一方で「体長婦人」と書かれていることが気になります。つまりは女性くらいの身長、小柄である人物と言えるのです。小柄なのにイケメンで、堂々とした人物で、威厳もあって……流石名家の坊ちゃん!と思った人はちょっとまだ判断が早いですよ。

 

次の逸話を見ていきましょう。

 


 

なんと!意外にも袁紹は身分が低かった?

袁紹の妃 劉氏

 

「袁紹の母親は婢女であり」とあるように、とにかく名家出身の強い袁紹ですが、その母親は言い方が悪いですが身分が高くはなかったようです。これはあくまで推察ですが、侍女に手を付けて産まれたのが袁紹だったのでしょう。因みに父親は産まれてすぐなくなっており、叔父たちに引き取られて成長していきます。

 

一方で袁家の人物として袁術がいますが、こちらの母親は葬式の際に何人もの名士が参列したと言われています。このため袁術は父親だけでなく、母親の身分も高い人物だったのでしょう。

 

美化された袁紹に羨む袁術

 

袁紹と袁術(えんじゅつ)の身分は、母親で大きくついていると思われます。なので袁紹は名家である袁家の中でも立場が低かったのです。しかし袁紹はしっかりと史書に名が残されるほどの人物、つまりそれだけ「凡人ではなかった」という証明にはならないでしょうか?


 

袁紹の性格って優柔不断?それとも……

袁紹を説得しようとする沮授

 

ちょっとここで正史の袁紹の記述を見ていきましょう。皆さんは袁紹って優柔不断な性格で、それが災いして曹操にやられてしまった、と思っていませんか?

 

袁紹を説得しようとする田豊

 

それもその通り、袁紹の人物批評は陳寿(ちんじゅ)によると「外面は寛大に振舞いながら内面は猜疑心が強く、謀を好みながら決断力に欠けていた」というもの。

ぶっちゃけてしまえば疑り深い優柔不断です。

 

官渡の戦い 騎馬兵

 

しかしその一方で、正史の袁紹の行動として、官渡の戦(かんとのたたかい)いで以下のような行動が書かれています。

 

「曹操が徐州(じょしゅう)を攻めている間にすぐに軍を派遣して白馬を攻めた」

「官渡の攻勢では曹操よりも早く動いた」

「補給基地を攻撃されたと知るとすぐに救援派遣を行った」

 

袁紹、袁尚、袁譚

 

この行動だけを見ると決して優柔不断とは言い切れません。とは言えこれ以前に我が子が心配で戦いを拒否したり、後継者問題をすぐに解決できなかったり、最終的に曹操に敗北してしまう原因として部下を信用しきれなかったりしたからこそ、優柔不断、の烙印を押されて然るべき一面も確かにあります。

 

この辺りの評価は難しいところですから、袁紹の評価が難しくなるのも仕方のないことかもしれませんね。


  

 

 

逸話から読み取っていく袁紹の評価

朝まで三国志 袁紹

 

袁紹の評価は、色々なものがあります。

 

袁紹の悪口を言う郭嘉

 

しかし当時敵対している郭嘉(かくか)から袁紹は「人民を大切にしていたから息子たちも何とかなっている」っと言われたり、荀攸(じゅんゆう)からも「寛大で温情を与える人物だった」と言われ、更には袁紹が亡くなった時には百姓たちもが嘆き悲しんでいたとされているほど、民衆に慕われていました。

 

袁紹

 

袁紹は決して名家出身のお坊ちゃんで、身分が下の人を見下すような人物ではなかったということでしょう。寧ろ出身を考えると、多くの人たちを大切にした人物と言えるのではないでしょうか。そう考えるともしかしたら袁紹は、出身からとても努力して名を遺した名将の一人、とは思えなくはないでしょうか。

 

三国志ライター センの独り言

三国志ライター セン f

 

筆者としては、袁紹は日本で言うところの今川義元(いまがわよしもと
)
に近い存在だと思っています。

 

官渡の戦い 曹操 勝利

 

名家出身、しかしだからと言って苦労をしていない訳ではなく、かなりの名将だったが最後に敗北。敗北した相手がよりにもよって後々名を遺したばっかりに凡将の烙印を押される……そんな悲哀を、袁紹からも感じました。

 

だから曹操の引き立て役、なんて言わずにどうか、袁紹の逸話からもその人物評をちょっとだけ見直してほしいですね。

 

参考:wikipedia 袁紹の逸話

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:白馬の戦い前から分かれていた曹操と袁紹の明暗!その原因とも思える田豊と逢紀の人柄

関連記事:袁紹の死因はメンタルの弱さにあった?河北の支配者・袁紹の死因を考察

 

【三国志の時代の流れを決定付けた重要な戦い】
官渡の戦い特集

 

 

セン

セン

投稿者の記事一覧

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、
そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。
中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。

神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。

好きな歴史人物:
張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん

何か一言:
歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

関連記事

  1. ゾンビ化した孟獲 七縦七擒とは何?孟獲は不死の術を使って諸葛亮と対決した?
  2. 孔明 三国志の英雄が未来の人間からパクるという怪現象
  3. はじめての三国志 画像準備中 【管鮑の交わりとは何?】管仲と鮑叔の友情を描いた故事
  4. 蜀馬に乗って戦場を駆け抜ける馬超 【馬超の妻の死から読み取る】馬超の再起を分かりやすく解説
  5. 楊彪を司空に任命させる董卓 董卓ってどんな政治をしたの?残虐行為だけじゃない!知識人登用に熱…
  6. 関羽の一騎当千 【保存版】関羽が生涯に斬った主な敵将一覧
  7. 承諾する曹操 【三国志入門者向け】三国志の魏・呉・蜀を建国した君主っていったい…
  8. 陳宮 陳宮が董卓の配下になってたら三国志どうなった?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. キングダム
  2. 赤兎馬に乗った関羽に出会う周倉
  3. 西郷隆盛像
  4. 張紘が病死したという手紙を読み涙する孫権
  5. 聖徳太子の地球儀
  6. 司馬懿
  7. キングダム54巻amazon

おすすめ記事

  1. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第35話「蘇えりし者たち」の見どころ紹介 おんな城主 直虎
  2. 樊城の戦いで活躍した満寵!稀代の孫呉キラーになった満寵を知っておこう 合肥の戦いの満寵
  3. 【シミルボン】異議ありまくり!三国志の時代の裁判風景
  4. そうだったの?呂蒙が後を託したのは陸遜では無かった! 呂蒙のお見舞いにかけつける陸遜
  5. 【どっちの皇帝show】曹丕と曹叡はどっちが名君? 曹丕にビビって意見を言えない家臣達
  6. 諸葛亮は料理や食用植物を発明・開発した古代中国のエジソンだった? 饅頭を作る孔明

三國志雑学

  1. 関羽に手紙を送る陸遜
  2. 漢(ハン)HAN amazon引用
  3. 曹操 女性の敵? 鄒氏
  4. 西郷隆盛(ゆるキャラ)


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. はじめての三国志
  2. 幕末 魏呉蜀 書物
  3. 関平
  4. 三国夢幻演義バナー 龍の少年
  5. 羊コと信頼の関係を築く陸抗(りくこう) 羊祜

おすすめ記事

荀彧 濮陽の戦いで見せた荀彧の有能さとその生涯を再考してみる 歴史書によく出てくる「尚書」って何?女の尚書もいた!? 王莽 易姓革命!?禅譲か?簒奪か?王莽のはかない夢 呂不韋 【秦の宰相】一介の商人である呂不韋はどうやって秦の宰相まで出世出来たの? 明智光秀 麒麟がくる 【明智光秀の都市伝説】実は死んでいない明智光秀 酔いつぶれる劉備玄徳 【三国志演義】無能な劉備は知識人の理想の君主? キングダム52巻 キングダム580話最新ネタバレ予想、飛信隊覚醒には理由がある! 田中角栄 【5分で分かる】田中角栄とは何者なの?戦後最大の庶民宰相をザックリ紹介!

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志

ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP